Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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250TR 1958 LeMans No17完成しました~!

2014-08-03 21:51:23 | Ferrari250TR NART 1958
250TRは完成まであと少しになりました。
残る部品は後僅かになりました・・・。
もう細かな部品が多いのですがそんな部品に混じってまだ作っていない部品が有ったりも致しますので結構時間がかかります。

さて今日の製作を進めてゆきましょう。
今日はライトカバーの削り合わせから行なってみましょうか・・・
この部品はまだ削り合わせを全くしていない状態だったのでけっこう時間がかかります、しかも1セットしか付属していませんので失敗は許されません。
大まかな形状に切り出す前にバキュームパーツをボディに当ててみて油性のマジックでカットラインの印を入れます。
そして切り出して爪磨き用のいつものヤスリで削ります、時間はかかりますが慎重にかつ丁寧な作業を要求されます。

マスキングテープの持ち手を付けるのはいつものやり方です。指でつまんだりピンセットで挟むとバキュームパーツが変形しますので負荷がかからない状態で本当にボディラインに合っているのかわかりにくいのです、この方法がいいのはバキュームパーツに負荷がかからない状態でボディに当ててみられる事ですね。片側ですがゴミが入らないうちに接着してみました。
接着はクリアボンドです、奇麗に付けるのなら木工ボンドの薄めた物も良いのですが強度から言うとクリアボンドの方が良い様に思いますので私はそれを使います。
皆さんはご自分が使いやすい物を使われれば良いと思います。

反対側もかなり時間がかかりましたが削り合わせが完了しまして、接着しました。これで顔つきがぐっと良くなった様な気がします・・・気のせいか??(笑)

昨日組み立てましたが写真の無かったステアリング系を確認しています。
この後センターのフェラーリのマークのデカールを貼ってクリアコートして接着しました。
コクピットもこれで完成ですね。

次はノーズのフェラーリマークですね。
このマークは全てのフェラーリの共通の物ですがなかなか前からの写真が無くてその取り付け位置がよく分りませんでした。
ミネルバ43のソバー氏の完成品ではフロントのゼッケンサークルの真ん中に付けられています、何も資料が無ければ同じ位置に付けるのですが・・・有りました!
はっきりとは写っていませんが7の数字の下側が何やら少し切れていますね、実はこの位置にフェラーリのマークが取り付けられています。

模型で言いますとこの辺りかと・・・思います。
少しオーバーな表現になっていますが、全体のバランスではそう不自然ではない様に思います。

次はボンネットの革製のストラップを取り付けました。
と言っても革で出来ているのは実車の方でして模型では金属製ですね。

ストラップの接着剤が硬化するまでボディは触れませんので他の部品を作りましょう。
次に作るのはバックミラーですね。
実車では明るい色の素材で出来ていまして丸い砲弾型のミラーの様ですので素材はアルミ、形状は砲弾型のミラーを旋盤で削り出しました。
磨く為にはどこかに持ち手を付けなければなりませんが・・・鏡面に1.5mmの穴を開けまして真鍮線を通して固定して持ち手としました。
簡易旋盤に固定して磨きましょう。

固定用の足は0.6mm洋白線で止めの部分には内径が0.6mmの金属線を付けてあります。

ここで次の作業の為にハンダゴテを温めましょう・・・
その間の時間を使いましてフロントスクリーンを切って削り出します。
時間はかかりますが丁寧にしましょう。

5.0mmの真鍮丸棒に0.2mmのステンレス板をハンダ付けします。
貼付けるステンレス板は丸いのが理想ですが大まかに切ってあるだけでも良いですね。

そのまま旋盤に固定しまして外形が2.8mmになる様に外周を削ります。
なぜここが2.8mmかと言うとミラーの鏡の入る部分を3.0mmのエンドミルで凹めているのでその中に奇麗に納める為なのです。

再びハンダゴテを温めましてステンレス板を真鍮丸棒から外します。

両面テープでアルミ板に貼っておいてリューターでバフ掛けをして鏡を作ります。

鏡を取り付けましたやはり機械ですね、奇麗に納める事が出来ますね。

ミラー本体は少しドライバー側に傾ける様にして取り付けます。
と言うのもこのタイプのバックミラーは鏡部分だけをドライバー側に向けるのは出来ないので本体を少しだけドライバーの側に向けて取り付けるのです。

ウインドスクリーンの中央部にはスクリーンを支えるステーが付いています、キットにも無論部品は付いていますが少し華奢な感じがしますので0.3mm洋白線で同じ物を作って取り付けます。

展示ベースを取り替えまして完成になります。

明日は最後の一台を分解する事が出来そうですね・・・。

250TRも進めていますよ(笑)

2014-08-02 22:04:52 | Ferrari250TR NART 1958
F355の製作をアップしてから250TRを更新というパターンが最近は多いので今日も?
と思われた方、貴方は正しいです(笑)
と言っても250TRはメーターを何度かやり直しをしましたので画像は少なめでして、進みも遅いです。

メーターはアニメセルをカットしてメーターパネルの裏側に貼付けまして、メーターパネルの穴の空いた部分に裏側からメーターも文字盤のデカールを貼っています。

メーターの穴の周りにリングを接着するのですがいつものリングが少し干渉しますので0.1mm径の細かな物を作り直しまして取り付けました。
メーターリングの下側にはスイッチ類も取り付けておきました。

それを車体に付けたところで、カメラのバッテリーが切れてしまいまして撮影が全く出来なくなってしまいました、大変残念ですが写真無しです。
この後はステアリングの周りを作りましてまだ接着はしていないのですが・・・
今夜充電をしていますので明日はこの写真から撮影開始をしてご紹介する事に致しましょう。

ディアゴスティーニの工場が火事?

2014-08-01 18:54:03 | Ferrari250TR NART 1958
今日は一日中曇りで日が射す事は無かったのですが湿度が高く本当に外は暑い一日でしたね。
今日は来客が多く外に出る度に汗が噴き出しましたよ、何度着替えた事か・・・。
ところで最近ディアゴスティーニのランボルギーニカウンタックLP500Sを買っているんですね。
現在43号まで出ていまして島根県では毎週水曜日に発売になります。
その日は定休日なんで本屋さんから留守電が入っているのですが、どうした訳か今週は留守電が無かった・・・
てっきり本屋のお姉さんが忘れたんだと思って普通通り本屋に直行したら、やっぱり来てないんです。
理由を聞いて??目が点になりました。
どうやら香港の近くに有るディアゴスティーニの工場(恐らく京商の中国工場)が火災で商品が生産出来なくなったらしい・・・。
隼もここで作っていたらしく・・・同様の処置らしいです。
これから当分の間2週間に1度の発売になるらしいです。
と言う事は京商のミニカーも発売が遅れる可能性が有るかもしれませんね。
今まで作っていたものを発売する周期を長くする事で何とか乗り切ろうという事かもしれませんね。
発売が2週間に一度になるのは8月終わり頃までらしいのですがそんな時間で工場が立ち直るというのはある意味驚異的かもしれませんね、どの程度の火事だったのかわかりませんが恐るべし中国ですね。
ケガ人が出なかった事を願いますね。


さて今日も制作を・・・
来客や電話が多い日なので仕事がなかなかすすみませんな!
ステアリングを取付けようとコラムを付けてみましたが、ちょっと良くないですね・・・
コラムは現在の実車が黄色く塗っていたのでボディカラーにしましたが、雰囲気がどうもよろしくない・・・。
コラムはブラックの方が良いみたいですね。
このコラムはボディの内側のパイプフレームにボルト締めされているので普通ボディカラーに塗られる事は無いんですね。
それはわかっているのですが実車が・・・
ここは雰囲気重視でセミグロスブラックに塗り替えを致しましょう。

ボンネットとリアフードのロックをバフ掛けしておきました。
その下に見える丸いものは先ほど旋盤で挽き出したこの金具の受けの部分です。

リアフードの金具を付けてみました・・・

ボンネットの部分も付けてみました。
と書くと一瞬で接着完了に見えるかもしれませんが穴に付いた塗料をヒヤヒヤしながら剥がして金具が奇麗に収まる様にします。
先に金具を付ける為にボンネットに金具で傷が付かない様にマスキングテープで養生したりしておきます。
金具が付いたらボンネットの部分のマスキングテープを剥がして受けの金具を接着します、結構手順が大変でしょ!?
しかしねもう4台目ともなればそのマスキングに寄る養生はしていますが説明無しでどんどん作ります。

テールランプと長穴の穴の縁取りを取付けると後ろ姿がぐっと良くなりますね~!
テールランプの下側の出っ張りがわかりますか?
0722TRはこれくらい出っ張っているんですよ(笑)

次は何を取り付けようか・・・?少々迷うところでは有ります。
トノカバーを付けてみましょうか・・・トノカバーはティッシュペーパーでの自作品なんですが250TRの量産型シートの形が付いた物を作りましたので何となく良い感じですね。
実際の物はこんな感じになっていたのか詳細画像は無いのでわからないのですが雰囲気は最高じゃないですか(笑)

フロントのウインドスクリーンのフレームを取り付けます。
フレームにはクリアボンドを塗ってから乾かしてあります。
下穴に合わせる為に中央の固定ピンを差し込んで位置決めをしておきまして両側を長いインセクトピンで仮固定をしています。この状態でエナメルシンナーを流し込んでクリアボンドを溶かしてフレームを固定致します。
そして両サイド以外の固定穴をドリルでさらってからインセクトピンを短く切った物を使ってウインドフレームを固定致します。

最後に長いインセクトピンを抜いて他のと同じインセクトピンを使って固定致します。
これでウインドフレームは固定出来ました。
トノカバーに隠れる中央のパネルにはスイッチが3個並んでいますね、付けたのを忘れていました(笑)

トノカバーの止め金具も付けておかないといけなかったです。
ここだけ見ると少々オーバースケールなんですが他の部分も少し立体感を強調して作るのが私流なので全体を見回せばバランスは悪くないと思っています。

今日はここまでになりますが、明日も頑張って完成に近づけなければなりませんね。
仕事は厳しいもんです(笑)

今日は夕立が降るも・・・通り雨!

2014-07-31 18:58:08 | Ferrari250TR NART 1958
今日は数日前の天気予報では雨が降る予定だったのですが今朝の天気予報では降水確率は10%と降雨は期待出来ない数字になってしまいましたね。
その天気予報通りに午後から雷が鳴って一時は降雨を期待させましたが結局道路が塗れる程しか降らず水たまりは出来ませんでした。
まあ朝は少し潅水をしていますので野菜たちは元気なものですが、キュウリはそろそろ終わりに近くなりましたね。
茄子とピーマンは小休止、オクラは元気一杯、アジウリは?ですね。
イチジクの葉っぱが一部黄色くなってしまいまして水が不足している事を知らせています・・・今日から少し潅水を始めました。

今日ブログを更新しようと何気なく管理が面を開きましたらブログの順位が過去最高の870位になっていました。
でもこれは7月30日のデータでの話です、その日は水曜日だから更新もしていないのにね・・・?
何ででしょう??全く意味不明ですね。
私のブログにご訪問頂く方ですと水曜日は更新をしない事は良くご存知のはず・・・でもたまに水曜日に更新するからかな~?
実に不思議ですね。


まあブログの順位など余り気にせずに制作を開始しましょうかね。
この所F355に押されて250TRは少々肩身の狭い思いをさせていたかもしれません、実はそんな事は無く淡々と完成に近づいているのでした。
数日前にエンジンをシャーシに載せましたがその後にステアリングギアボックを取付けましたのでそのステアリングギアボックスにフロント左右のアップライトを結ぶ為のタイロッドの中央部分を取付けております。
この部分はラジエターが付けば全く見えませんが・・・。

その接着剤が硬化するまでに点火コイルを取付けます。
この点火コイルは実車ではバルクヘッドを丸く切り抜いて嵌め込む様に取付けられていますので短くカットしたものをバルクヘッドに接着する様な表現に致しました。

どんどん組み付けますよ。
次はエアファンネルです、これも今まで通りファンネルの開いた部分を一部削りまして2つのファンネルを接着します、そしてそれをキャブレターの上に接着してゆく訳です。
本来ですとフライスを使って1.0mmの穴をキャブレターの上側に等間隔で掘ってゆき1.0mmの真鍮線を埋め込んでからファンネルを接着するのですがこのキャブレターの一つ一つの大きさや間隔が少しずつ誤差を持っていますのでフライスで等間隔にすると良い場所にファンネルを固定する事が出来ないんですね・・・ですからここは見た目を優先して接着なんですね。
何でも機械を使えば良いというものでは有りません。
正確ならそれで良いという事でもありません、見た目が大事な部分も有るんですね。

つづいて休み前に検証したヘッドライトの内側の塗そうです。
マスキングをしてシルバーを塗ります。

ここらでシャーシにボディを仮組しておいてエキゾーストパイプを取付けましょう。
エキゾーストを付ける場合は必ずボディとのバランスを確認しないといけませんよエキゾーストの先端がボディの穴の中をくぐるので当たり前なんですけどね。

エキゾーストの最後尾のメガフォンですがここもボディとのバランスが大切な所ですボディより大きく出ていると車検が通りません(笑)いや通らないまでも熱い時に火傷をしてしまいますね。

これもまた余り見えない工作なんですがタイロッドを作ってアップライトと結びます。
画像で真鍮色の部分がそれですね、ボディをかぶせるとほとんど見えません・・・でも大切です。
実車には有るのですから・・・。

続いてラジエターを取付けました。
量産型の250TRではラジエターの右後部に冷却水の為のキャップが付いています。
試作の0666MMでは前側にこれが有りますのでゼッケンサークルの部分に丸い点検口が有りますね。

いよいよボディをシャーシに取付けました。
と言う事はシャーシの方に取付ける部品が無くなったという事です。
これからはボディに部品を取付ける作業が始まるという事ですね。

早々とライト関係が付きました・・・というかまだ接着はしてないですが位置関係を確認しています。
インテークの中のライトは作り置きが無くなったので新たに作っていますのでバルブやレンズはまだ付いていません(笑)

今週中にはNo.17は完成予定ですが・・・一応予定ね。
来週からは最後の250TRを開始する予定・・・これも予定ね。
お盆頃には250TRの全ての制作を完了すると良いですね。
終わりが見えてきたので次を考えなければならなくなりましたね・・・。

今日は暑いながらも涼しい風が吹いた一日でした

2014-07-28 21:42:39 | Ferrari250TR NART 1958
今日は良かったですね、天気が良かったので暑いながらも湿度がかなり低く風が吹くと大変涼しい・・・こんな天気なら少々気温が高くても過ごしやすいのですが・・・多分カリフォルニアとかこんな感じなんでしょうね。
高温多湿の気候の日本では珍しい感じがします。

F355もアップしましたので250TRも少しは進めないとね・・・
現在製作中の250TR Le Mans1958 No.17ですが実はライトの凹みの塗装で困っていました。
と言うのも普通はこの年の250TRはこれ以外の250TRはほとんどライトの凹みをシルバーで塗ってあります。
ところがこの車だけはその写真が出て来ないのです。
現存する実車は多分何度かのレストアを受けておりますが一応1958年の姿をしていますが当時の状況を細かく分析してレストアしたものではなくそれ風にになっているのは何度か書きました。
ライトの部分もご多分に漏れず黄色のままなんですね・・・。
この数日間ご依頼者の方と連絡をやり取りしましてその処理の方法が決定致しました。
結論から言えば凹みはやはりシルバーであろうという事になりました。
決定的な写真はこれです・・・

この画像はピット前に止まっている1958年の0722TRなんですが私は画像サイズが小さなものしか持っていませんでしたので判断が出来なかったのですがご依頼者様が探してこられたものは私の持っている画像よりも少し大きかった。
それをさらに拡大してみると・・・
向かって左側に写っているライト凹みは明らかにシルバーでした、よってこの部分はシルバーに塗る事に決めました。
本日の時点ではまだ塗っていないのですが明後日には塗れると思います(明日はご近所の葬儀の為に制作はお休みなので・・・)

次は助手席の足元の電装品を組立てます。

そして取り付けです・・・

次はステアリングの塗装です。
サフはウレタン製を筆でさくっと塗っております。
その後に木目のベースとなるクリーム色を塗ります・・・・。

次は木目をブラウンの塗料で塗ります。
余り奇麗にせずにラフで十分と思いますよ・・・。

クリアーオレンジにブラックを混ぜた特製二スカラー(?)を上から塗って仕上げます。
この後ラッカークリアーを一吹きしておきますとスポーク部分の酸化防止が出来ます。

今日は細かな作業が多いですが今度は点火コイルの絶縁体の部分をブラウンで塗りました・・・少しボケていますのでわかり難いのですがコイルが短いと思いませんか?
そうなんですLHDはコクピット前のバルクヘッドの部分に穴を開けて差し込む様にコイルを留めてあるのです。
ですから少々短い・・・。

ステアリングのギアボックを接着したいので後側から爪楊枝を差し込んで仮固定、フロントのスタビライザーは下側から接着しないといけないので少し粘度が上がったエポキシ接着剤を塗っておいてから接着・・・固定の為にピンセットの開く力を使うのはいつもの事ですね(笑)