2次原型制作とボディパテ修正

本日の山陰は夕方少し曇りましたがそれ以外は良く晴れた一日でした。
こんな天気ですから外仕事がどんどん増えてきましてね〜
先日は畑の草を刈りましたが、今日からは中庭の芝を刈ります・・・今日は際刈りをしておきましたので明日は芝を刈れると思います。
適度に雨が降って暖かいので草も芝も結構伸びるのが早いですね〜
帰省して来ている次男に芝生の中に生えているタンポポを取ってもらったら根まで一生懸命に掘ってくれたのでまるでモグラが穴を開けた様な事になってしまいました・・・（笑）
タンポポは根が残っていますとまた生えてきますので綺麗に掘ってしまうのが一番良いのでこのやり方は間違ってはいませんが・・・そのままでは見た目が悪いので砂を持って来て埋めておきました・・・（汗）
その内に芝が生えてくると思います。

さすがにGWですね午前中からお客様がいらっしゃいましてなかなかCafeの方は忙しいです。
際刈りが早めに終わったのでアトリエに戻りまして制作を始めましょう

本日はここからですね〜
昨日シリコンを流しておきましたミニサルーンのタイヤの1次原型ですが・・・シリコンが固まりましたので早速取り出しました。
シリコンの型を見ても艶消しになっているのがよくわかりますね〜
残念ながら写真ではちょっと見難いのですけどね

こちらはサルーンとピックアップと両方に使うテールランプのレンズですね
これもまた2次原型を作りまして両方の車に使います
予備を含めて17〜8台分有れば良いですから1台あたり2個必要なので36個くらいつくらなければなりませんね
一つのシリコン型で綺麗に抜けるのは10回くらいなので2次原型が4つ有れば10回キャストして40個作れますが10回キャストしようかと思いますと透明レジンが完全硬化するのに一晩かかりますから10日もかかってしまう事になります。
2次原型を10個作れば4回のキャストで40個作れますからね〜
製品をキャストする数も考えて2次原型の数を決めますよ、効率と品質のバランスなんです。

ピックアップのホイールはシリコン型を作り直しております。
シリコンゴムのキャストに何か問題が有った訳ではなくて取り出しの時に私が失敗をしましてスポークの部分のシリコン型が欠けてしまいました。
こうなったら作り直すしか無いのです。
と言う事でこの後で再びシリコンを流します

ミニサルーンの仮組もずいぶん進んでいますのでここの辺で塗装の準備を致します
まずは仮組を解く為にアセトンに浸けて瞬間接着剤を溶かします
このアセトンですが瓶に保管して使い回していますのでずいぶん汚れていますけどまだまだ十分使えます

ボディをアセトンに浸けましたがすぐにバラバラになる訳では有りません時間が必要なのです
ですから他の作業を行います
タイヤ／スペアにしか使えないホイール／テールランプのシリコン型を使いまして2次原型を作ります
レジンを流し込んでキャストしてゆきましょう
レジンは真空注型装置の中で2液を混合しまして型に流し込んでから真空を解除しますと泡の無い綺麗な部品が完成致します
下の写真はまだ液体なので透明感が有りますが硬化しますと薄黄色の透明感の無い物になります。

レジンでキャストした部品のファーストロットです
何も問題無く思ったよりも綺麗に出来ていますね
これを原型にして部品を作りますが原型よりも部品が綺麗になる事は有りませんからね〜
原型はとても大切なのです。

次は時々キャストをしながらボディを仕上げてゆきます
アセトンでバラバラになったボディですが再び必要な部分は接着します
例えばルーフの部分がその部分ですね
今度は仮組では無く本気で接着しますからエポキシ系の接着剤で接着しましょう
そして必ず隙間が出来ますからポリパテを使って隙間を埋めておきます

フロントグリルの部分もパテを使って修正しておきます。
後でパテを削るのですが修正し難い部分は沢山パテを盛らない事が必要ですね
ドアの部分にも少しパテが付いていますがここはメタルの生地にスが入っていた部分ですねデザインナイフでスの周りを掘り返してからパテを盛りました。

パテを研磨しました
ペーパーを使う訳では無くデザインナイフやヤスリなど使える物は何でも使います

本日一日の時間を使って作ったのはたったのこれだけのパーツです
10回くらいキャストしてたったのこれだけですね〜
少ない様に感じるかもしれませんが・・・こんな物なんですよ（笑）
そうどんどん作れる訳では有りません・・・確実に完成に近づいているという事なので諦めずに頑張りましょう。

明日は2次原型を使ってシリコン型を作ります
明日は写真が少なめになりそうですね〜