Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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Meri Kis 1/43 Ligier-Renault JS27 MonacoGP 1986

2017-03-29 21:18:30 | 最近手に入れたキットのご紹介
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本日の山陰は大変良い天気でしたね。
こんな天気になりますと頼まれるのはバラ園の草取りか燻製なのですが・・・
今日はその両方を頼まれてしまいました・・・まあこんなに気軽に頼んでくるのは家内くらいしかいないのですけどね。

朝から午後2時ごろまでは草取り、その後には3時間ほどかけて燻製を作っていました。
それも、ジャガイモと生姜を植えながらですが・・・。

そんなことですから制作の方はほんの少ししか進まず・・・制作の方は明日まとめてご紹介という事にしておきます。
という事で本日もキットのご紹介から・・・

その前に・・・ついでにもう少し回り道です・・・(笑)
私の様に毎日模型の制作に携わっておりますと、時々趣味で作られている方から「毎日模型を作られていいですね〜」と言われる事が有ります。
まあ確かに私もサラリーマン時代にはその様に思っていました。
しかし実際はなかなかこれが大変でして(笑)
自分の作りたい物はなかなか作る事になりません、まして今の様に自分のキャパシティよりも大きく風呂敷を広げ過ぎますと自分の作りたい物など作る余裕が無くなってくるのも事実です。
自分の気持ちと制作の合間に入れるガス抜きの重要性を痛感していますね(爆)
このキットをお譲り頂いたHさんも同じ様な気持ちだったのかもしれません・・・人間その立場になってみないとわからない物です(笑)

と言う事で私も作ってみたかったMeri Kis 1/43 Ligier-Renault JS27 MonacoGP 1986をご紹介致しましょう
F-1のメタルキットと言いますとタメオのキットが一般的なのですがMeri Kisも作っていましたね確か自宅の棚にも同じキットが1個有った様な気がします。
Meri KisがF-1モデルキットを作っていたのはもう随分前の事でして私がモデルフィニッシャーとして活動する様になった時点で普通のショップで売られていたのは少し前にご紹介したFerrari126C2のキット位だったですね。
ですからこのキットはそれ以前に設計されたキットという事になります。
このパッケージを見ましてもシンプルでタメオキットの初期のパッケージと似た感じと思います。
ラベルの貼り方や色の付いた紙にコピー!?で印刷した様な作り方と言いそのままじゃないですか?
確かにL.タメオ氏はメリの原型を作っていた事が有ったはずですしタメオの初期製品はメリがキャスティングしていたはず(!?)なので関係があった事は
間違いないでしょう。

中身は実にシンプルですね。
プロポーションキットという事も有りましてボディと足回りウイングとタイヤくらいですかね・・・
リアウイングや足回りにホワイトメタルの鋳造品を使っているのは今の目で見ますと大変に全世代的な感じがします。
この後皆さんご存知の様にエッチング製のサスペンションアームになりまして組立て精度は抜群に上がってきました。
その上・・・今やメイクアップアイドロンの量産完成品ではサスペンションアームは真鍮のロストワックスで作られていて断面も水滴型になっているのです
もうこれ以上何を臨むのか・・・と言う感じですね。
ウイング関係も厚みが必要な部分はホワイトメタル製ですが翼端板やフラップ関係は全てエッチング製になっていますからこの部品をこのまま使うのはちょっと無理かもしれません。

今のモデルで進化が見られるのはホイールも同様ですね
このキットでは原型こそ旋盤で挽いた物になっていますがキットの部品はそれを原型にホワイトメタルでキャストした鋳造品になっています。
やはり挽き物と比べればシャープさが不足してしまうのも事実です。
そしてタイヤですが・・・形状や大きさ全てに渡って表現が不足しています。
これを使う気になれません・・・まあ製造から随分経過していますからこのまま使っても短期間のうちに切れたり溶けたりしてしまうのでしょう。
ここは完全に作り直しですね。

このデカールがこのキットで一番良い所です・・・と言ってもデカール自体が良いのとはちょっと意味が違います。
このカラーリングが良いのです
Ligier-Renault JS27と言いますと残念ながら大変戦績の良かったマシンという記憶が有りません。
しかしジタンのカラーリングは大変模型映えのする物でして赤やホワイト/蛍光レッドのマシンをコレクションする事が多い中でブルー系のマシンが大変目を引くのです。そしてジタン特有の踊り子のマークがマルボロなどの無機質な(失礼!)デザインの物と比べると何となく良い感じではないかと思われるのです。


まだまだHさんコレクションは続きますよ・・・お楽しみに〜!


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