Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

メーターパネルとペダルの製作

2012-06-14 21:51:55 | Heinkelキャビンクルーザー
一昨日はステアリングを作りましたが、本日はそれを支えるステアリングシャフトとそれに付いているメーターパネルを作ればコクピット内部の雰囲気が一新される様な気がします。
ステアリングシャフトは洋白線で良いのですが、メーターパネルはそうはいきません。
キットの物は画像の中に有るメタル製の物でシャフトや床に着くカバーなども一体整形になっています。
その上問題なのはこのメーターパネルは使えないのです。
理由は簡単!形状が違うのです。
実車ではパネルのメーター部分はドライバーに見えやすいように少し角度を付けてあるのです、ですがキットのパーツにはそれが無いのです。
僅かな事ですがドアがフロント側でしかも開閉式という事でこの部分の雰囲気が違って来る様な事は出来るだけ無い様にしたいと考えるからです。
なのでいくつかの方法を試しました薄板をカットしてハンダ組みする方法を示した物ですがこれは実際には使えませんでした。


実際に使用に耐えるのは下の画像の物で厚い真鍮板と板の組み合わせで作ったものです。

ステアリングの位置関係を確認する為にステアリングを付けてボディを組み付けてみましたグッと雰囲気が良くなりましたね。


ハインケルはイセッタと違ってフロントのドアを開けてもステアリング自体はドアと一緒に動きません。
ボディの左側からフレームが伸びていてステアリングを支えているのです。
このステーを調整して作らないとフロントから見た場合に雰囲気が違うのです。
そしてフレームとの継ぎ目には補強の三角の板を追加しております。


次はステアリングシャフトの前側に付いているペダル類を作らなければなりません、フロントに有るドアが開閉する限りこの部分は新たに部品を作らないと冴えませんね~。
ペダルのステーはこの車の場合板細工では無くテーパーの付いた丸棒に踏面を付けたもので普通のペダルと比べると少々趣の違う物です。
もっと違うのは踏面を付けていないアクセルペダルです。


アクセルペダルを加工するのに何故か旋盤を回しております(笑)


この車のアクセルペダルにはローラーペダルという物が付いております。
つまりこのローラー部分はアクセルのステーの固定されずにクルクル回るようになっているのです。
記憶では確かVWビートルの古い物にもこのタイプの物が付いていたはずです。
下の画像でご覧頂くとわかりますが独特の雰囲気が有るでしょ?


ボディに組み込むとこんな感じに見えます。これが有るからドアを開閉式にしたのか?という程の独特の雰囲気を感じますね。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Boo)
2012-06-15 22:02:52
ほほ~ライセンス生産で数カ国で生産された事は知っていましたがハンドルの取り付けがそれぞれ違うのは知りませんでした!勉強になりました~
返信する
ちょっとご無沙汰でしたね~ (渡部 洋士)
2012-06-16 09:38:35
ちょっとご無沙汰でしたね~、如何お過ごしでしょうか?最近他の方のブログを見る暇がなくて(農業が忙しくてね・・・笑)置いてきぼりになった感じも有ります。
人のは見なくても自分のだけは更新しているのですが、これも毎日となると専業でもなかなか時間が無いのが実情ですね。
さてハンドルの件ですが各メーカーでライセンス生産をされているのですがこれも使い勝手に合わせて色々改良されている様です。ステアリングがドアに付いていて動くのが有名ですがハインケル(私が作っているのに限って言えば)に付いてはボディ側の様ですね。なかなか面白い物ですね。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。