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本日の山陰は雲が多いながらもまずまずの天気でした。
こんな日は外で作業をしますと紫外線が多いのではないかな〜!?と思いながらも外で作業が待っています(笑)
この時期必ず訪れるのはカレーの付け合わせのラッキョウの仕込みですね。
当店のカレーの付け合わせのラッキョウは100%自家製で無農薬/無除草剤で育てています。
植え付けは昨年の8月終わりくらいですね〜
収穫は翌年の6月と言う大変に長い期間必要とします。
食べる時には一口で食べるのですが・・・そんな事を感じながら美味しく食べたいですね。
ラッキョウ掘りが半分程終わった所で昨日ウレタンクリアーを塗ったサバンナRX-7のテールランプを取付けておきました。
如何でしょうか?
スッキリ、クッキリしたテールレンズになったでしょ!?
まあ基本的に古い物なので新品同様とは言いませんけどなかなか綺麗になったと思います。
そして本日は午後から安来市文化協会の編集委員会が有りますので超忙しいですね。
仕事も早めね!?(笑)
数日前からご相談を受けていたF-1のミニカーの修理です。
色々打ち合わせをしつつお客様の考えを吸収しての作業になります。
お客様の考えを引きだすのにもなかなか難しいのです、メールでのやり取りではお客様の心の奥底を知る事が難しいのです。
これがわからないと本当の意味でお客様に喜んで頂けない・・・なんでも意思の疎通というのは難しいですね。
私が気が付いていても失礼にならない範囲で(!?)敢えて間違った事を書いてみたり・・・もします。
十分お客様の考えが理解出来たら修理を始めます。
本日の患者さんはこの方・・・
ミニチャンプス製の1/18Red Bull Racing - Tag Heuer RB12です
このミニカーは1750個の限定なんですね、1301個目と言うシリアルが入っています
後で気が付きましたが貴重品なんだ!
今回のお客様のご不満な部分はこのフロントウイングです
前下がりになっているのですが少し角度がきつ過ぎて気になる様なのです。
まず行なうのは展示ベースからの取り外しですね
この展示ベースはレザーの表面にサーキットの舗装が印刷された様な感じになっていましてレザーの裏側には薄いスポンジが入れて有るのか膨らんでいて正確に寸法を採る事が出来ないのです。
ネジは3ヶ所でネジの上には丸く切り抜かれたカッティングシートが貼られています。
この部分は外したままで良いはずなので・・・マスキングテープをベースの裏側に貼ってその部分に丸いシールを貼っておきました。
これなら後でも剥がしやすいはずですし粘着も弱らないでしょう。
車体が外れました
ここで観察するのはビス穴ですね
ビス穴の様子でどんなレジンを使っているのか観察しなければなりません。
穴から少し粉っぽいレジンのカスが出ていますね・・・
これはBBRとかのキットによく使われている粉が入ったレジンの様ですね、このレジンは硬くて脆いので気をつけなければなりませんが事後の収縮が少ないので最近の量産のモデルにはこれを使う場合が多いですね。
アンダーパネルはプラスチック製、フロントウイングもプラスチックの様ですね・・・アンダーパネルやフロントウイングがプラスチック製という事は何か他の物と共用しているのでしょうか?
1750個作った位で金型作ってプラスチック部品を作っても採算が合うのでしょうか??
フロントウイングの裏側はこんな感じです。
組立ては全て瞬間接着剤です
一度組立て中にウイングが外れたのか瞬間接着剤で付け直した後が有ります・・・。
ウイングの角度を変える場合にはここを一度外す必要が有りますが・・・これを外しますとボディのウイングステーやプラスチックのフロントウイングを破損してしまいそうですね。
そうなったらデカールは無いし大変な事になってしまいます・・・と言う事を肝に銘じておきましょう。
修理は一から作る制作よりもハードルが高いのです。
そして計測します
フロントウイングの後側翼端板の下の端で高さが7.5mmほど
前側で5mm程ですね。
2.5mm程後が高い・・・少し前傾という感じにするなら前側を7.0mmほどにしておけば良さそうですね
後はあまり寸法が変わらないと思います、理由はウイングの取付け部分が比較的後側に有りますから相対的に前が下がった感じに取付けられていますね。
いきなり7mm程フロントウイングの前側を持ち上げますと負担が大き過ぎますので取り敢えず6.5mmのスペーサーと言うか治具を作ります。
後側はプラ板を1枚挟んだので下の写真の通り6.9mmですね
皆さんここからどうするのか・・・気になりますよね。
はい、はい、さっさと種明かしですね
取り出しましたのはヘアドライヤーなんですね・・・。
治具を使って固定しておいてからヘアドライヤーで暖めてやりますと・・・レジンのボディが少し曲がってくれるんです。
つまりウイングを外す事無く取付け角度を調整する場合車体がレジンならこんな方法も有るのです。
但し簡単そうに見えていますが・・・時間はかかりますよ。
そしてこの作業では治具がないと左右のウイングがアンバランスな事になってしまいますから治具が如何に大切なのかよくわかります。
私も治具は何度か作り直しております。
フロントの高さが目標通りに6.9mm・・・少し前傾姿勢
反対側も同様に・・・
しかも反対側の翼端板との平行も出ているのがわかりますよね。
ウイングの修正が終わったので車体をベース板に戻そうとしましたらビスがない・・・
いやいや正確には有るのですがこんな建設用の物が使われていたのを見逃していました。
3本のうち1本は板に付いたままだったのでこれで間違いない事を確認しました・・・がそれにしてもこんな凄い物を使わなくても・・・(汗)
全体を見ますとこんな感じです・・・
フロントウイングの翼端板の角度は水平よりもほんの僅か後が高い感じになっています。
これで如何でしょうか?
修理とか調整とかと言いますと分解して再接着という事になりますよね。
今回のように瞬間接着剤で接着されている場合分解しますとデカールが接着剤で持って行かれたりしますし、運が悪ければウイングやボディが破損してしまう事もあります。
そうなったら呼びのデカールが有るわけでもないですから元に戻すのは至難の技です。
ほぼ元に戻る確率はゼロに近くなるのです。
そのモデルの素材や構造を考えてどんな方法がベストなのか考える事も大切な仕事なのです。
今回はこれ以上の修理方法は無かったと思います・・・得意の(!?)切ったり貼ったりをせずに修理をさせていただきました。
明日の午後一番にはお客様の手元に戻ると思います、喜んでくだされば嬉しいですね。
本日の山陰は雲が多いながらもまずまずの天気でした。
こんな日は外で作業をしますと紫外線が多いのではないかな〜!?と思いながらも外で作業が待っています(笑)
この時期必ず訪れるのはカレーの付け合わせのラッキョウの仕込みですね。
当店のカレーの付け合わせのラッキョウは100%自家製で無農薬/無除草剤で育てています。
植え付けは昨年の8月終わりくらいですね〜
収穫は翌年の6月と言う大変に長い期間必要とします。
食べる時には一口で食べるのですが・・・そんな事を感じながら美味しく食べたいですね。
ラッキョウ掘りが半分程終わった所で昨日ウレタンクリアーを塗ったサバンナRX-7のテールランプを取付けておきました。
如何でしょうか?
スッキリ、クッキリしたテールレンズになったでしょ!?
まあ基本的に古い物なので新品同様とは言いませんけどなかなか綺麗になったと思います。
そして本日は午後から安来市文化協会の編集委員会が有りますので超忙しいですね。
仕事も早めね!?(笑)
数日前からご相談を受けていたF-1のミニカーの修理です。
色々打ち合わせをしつつお客様の考えを吸収しての作業になります。
お客様の考えを引きだすのにもなかなか難しいのです、メールでのやり取りではお客様の心の奥底を知る事が難しいのです。
これがわからないと本当の意味でお客様に喜んで頂けない・・・なんでも意思の疎通というのは難しいですね。
私が気が付いていても失礼にならない範囲で(!?)敢えて間違った事を書いてみたり・・・もします。
十分お客様の考えが理解出来たら修理を始めます。
本日の患者さんはこの方・・・
ミニチャンプス製の1/18Red Bull Racing - Tag Heuer RB12です
このミニカーは1750個の限定なんですね、1301個目と言うシリアルが入っています
後で気が付きましたが貴重品なんだ!
今回のお客様のご不満な部分はこのフロントウイングです
前下がりになっているのですが少し角度がきつ過ぎて気になる様なのです。
まず行なうのは展示ベースからの取り外しですね
この展示ベースはレザーの表面にサーキットの舗装が印刷された様な感じになっていましてレザーの裏側には薄いスポンジが入れて有るのか膨らんでいて正確に寸法を採る事が出来ないのです。
ネジは3ヶ所でネジの上には丸く切り抜かれたカッティングシートが貼られています。
この部分は外したままで良いはずなので・・・マスキングテープをベースの裏側に貼ってその部分に丸いシールを貼っておきました。
これなら後でも剥がしやすいはずですし粘着も弱らないでしょう。
車体が外れました
ここで観察するのはビス穴ですね
ビス穴の様子でどんなレジンを使っているのか観察しなければなりません。
穴から少し粉っぽいレジンのカスが出ていますね・・・
これはBBRとかのキットによく使われている粉が入ったレジンの様ですね、このレジンは硬くて脆いので気をつけなければなりませんが事後の収縮が少ないので最近の量産のモデルにはこれを使う場合が多いですね。
アンダーパネルはプラスチック製、フロントウイングもプラスチックの様ですね・・・アンダーパネルやフロントウイングがプラスチック製という事は何か他の物と共用しているのでしょうか?
1750個作った位で金型作ってプラスチック部品を作っても採算が合うのでしょうか??
フロントウイングの裏側はこんな感じです。
組立ては全て瞬間接着剤です
一度組立て中にウイングが外れたのか瞬間接着剤で付け直した後が有ります・・・。
ウイングの角度を変える場合にはここを一度外す必要が有りますが・・・これを外しますとボディのウイングステーやプラスチックのフロントウイングを破損してしまいそうですね。
そうなったらデカールは無いし大変な事になってしまいます・・・と言う事を肝に銘じておきましょう。
修理は一から作る制作よりもハードルが高いのです。
そして計測します
フロントウイングの後側翼端板の下の端で高さが7.5mmほど
前側で5mm程ですね。
2.5mm程後が高い・・・少し前傾という感じにするなら前側を7.0mmほどにしておけば良さそうですね
後はあまり寸法が変わらないと思います、理由はウイングの取付け部分が比較的後側に有りますから相対的に前が下がった感じに取付けられていますね。
いきなり7mm程フロントウイングの前側を持ち上げますと負担が大き過ぎますので取り敢えず6.5mmのスペーサーと言うか治具を作ります。
後側はプラ板を1枚挟んだので下の写真の通り6.9mmですね
皆さんここからどうするのか・・・気になりますよね。
はい、はい、さっさと種明かしですね
取り出しましたのはヘアドライヤーなんですね・・・。
治具を使って固定しておいてからヘアドライヤーで暖めてやりますと・・・レジンのボディが少し曲がってくれるんです。
つまりウイングを外す事無く取付け角度を調整する場合車体がレジンならこんな方法も有るのです。
但し簡単そうに見えていますが・・・時間はかかりますよ。
そしてこの作業では治具がないと左右のウイングがアンバランスな事になってしまいますから治具が如何に大切なのかよくわかります。
私も治具は何度か作り直しております。
フロントの高さが目標通りに6.9mm・・・少し前傾姿勢
反対側も同様に・・・
しかも反対側の翼端板との平行も出ているのがわかりますよね。
ウイングの修正が終わったので車体をベース板に戻そうとしましたらビスがない・・・
いやいや正確には有るのですがこんな建設用の物が使われていたのを見逃していました。
3本のうち1本は板に付いたままだったのでこれで間違いない事を確認しました・・・がそれにしてもこんな凄い物を使わなくても・・・(汗)
全体を見ますとこんな感じです・・・
フロントウイングの翼端板の角度は水平よりもほんの僅か後が高い感じになっています。
これで如何でしょうか?
修理とか調整とかと言いますと分解して再接着という事になりますよね。
今回のように瞬間接着剤で接着されている場合分解しますとデカールが接着剤で持って行かれたりしますし、運が悪ければウイングやボディが破損してしまう事もあります。
そうなったら呼びのデカールが有るわけでもないですから元に戻すのは至難の技です。
ほぼ元に戻る確率はゼロに近くなるのです。
そのモデルの素材や構造を考えてどんな方法がベストなのか考える事も大切な仕事なのです。
今回はこれ以上の修理方法は無かったと思います・・・得意の(!?)切ったり貼ったりをせずに修理をさせていただきました。
明日の午後一番にはお客様の手元に戻ると思います、喜んでくだされば嬉しいですね。
RB12を見たらコメントしたくなりました。
残念ですね~何もしない最初のが正解なんですが、お客さんの要望ではしょうがないですね!
写真ではまずまずの傾斜なのですがこのミニカーは工場でウイングが外れたらしく付け直した痕があるのです。その部分がデカールが割れているんですね。
おそらく治具で組んでいますので最初は角度がきちんと出ていたのですが付け直しで角度が狂ったのではないでしょうか。
僅かにアンダーパネルの角度より少し傾斜がきついのでお客様が気にされたのだと思います。
今回は外さずに直しましたので工場で最初に作った状態に初期化したと言う事でよかったんじゃないかと思います。