Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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サイドスカートとリアバンパーの整形

2016-06-02 22:47:36 | Nissan Silvia S15
今日も良い天気でしたね~日中は少し汗ばむくらいの気温でしたね。
ただ湿度は低めなので過ごしやすいですね。

今日は前置きは最低限で製作にかかりますよ。

昨日ガイドを作ったフロントスポイラーにパテを入れました。
パテを入れてみないと各部分のバランスが良くわからないんですよね~
出来ればサフを入れるともっとよく分りますが・・・ここでは大体のバランスをチェックしてOKとします。

それでも少し気になりましてね・・・
パテを研ぐのに少し工夫が必要になります
下部のリップの部分ですが逆Rになった部分が有りましていつもの木片にペーパーを貼ったものでは研磨が出来ないので適当なRの付いた物を探しましたが・・・ドリルの柄はRの大きさが自由に選べるのでそれを使いました。
こんな感じにペーパーを貼って使います。

逆Rになっているのはこの下側ですね・・・
塗装をしますとRの付いた部分が少し埋ってしまいますので少し強めのRが理想ですね。
ただ最終判断はサフを塗ってからになります。
上側の部分は大体OKと思いますのでザックリと余分なパテを落としただけです。

フロント側は大体良い感じなので次サイドステップの部分になります。
考え方としては基本のノーマルボディにサイドステップのパーツを被せてありますのでそのかぶせた部分はノーマルボディよりも少し出っ張っています。
これを筋彫りだけで再現すると「付け足した感」が弱くなりますのでイメージが変わってしまいます。
出来ればその部分だけ段を付けたい所です。
一番低い部分からプラ板を貼ってゆく事にいたします。
まあそれもガイドなんですが・・・
3次曲面を持つボディに幅広のプラ板を貼っても奇麗に貼れません、なので部分部分に分けて貼付けてゆきます。
まずは型取りです・・・
マスキングテープを貼って型取りいたしましょう。

剥がしたマスキングテープを剥がして0.2mmのプラ板に貼って切り出します。
ドアの筋彫りにきちんと合わせないと筋彫りにかかってしまいますからね、丁寧な作業が求められます。

切り出したプラ板をボディの所定の位置に貼付けます。
この上側の段が付いている部分を実車のエアロパーツの段に見立てる訳です。

前側も同様にプラ板を接着してみました
そしてドアの下側にもエアロパーツの段がありますのでドア下の部分もプラ板を貼付けます。
幅の広いプラ板を一度に貼りますとボディのRによってプラ板が浮いてしまいますから幅の狭い物を貼付けてゆきます。

そしてその下側にもプラ板を貼ります。
一見してこの下側のプラ板はパテを盛ってしまえば必要が無い様に見えますが・・・
実は大切なんですよ。

実車ではこのドアの下にもう一段段が付いていましてね、その段をきれいに出す為にはここにもう一枚プラ板を貼るしか無いのです。
その為には下側のプラ板を貼らないと斜めになってしまうのです。

そしてサイドステップの前後にパテ盛りのガイドになる小さな三角形の板を取り付けました、このプラ板だけのサイドステップでも結構良い感じになった様に思います・・・
さて、後ほどこのガイドを目印にパテを盛りますよ。

次はリアのスカートですね
実車ではバンパーの前側はノーマルのバンパーよりも低く後ろは少し高く感じました。
ノーマルバンパーの下側に1.0mmのプラ板を貼りました。
そして、後ろ側を跳ね上げる様に削っておきました。

そしてこのリアスカートにはマフラーの出口の上側の部分にもう一段ラインがあるのです。
ここにも今まで同様にプラ板を貼付けて段を作っておきます。
そして一番下側のパテのガイドを取り付ければプラ板の工作は終了ですね。

上記の部分で終わってしまうのはアマチュアの方かも・・・(失礼!)
プロの仕事ですから明日の段取りを考えておかないといけませんね。
そうなんですよパテを盛っておかないといけないのですよ・・・
パテは硬化するまで時間がかかりますからね、だから今日パテを盛っておけば明日は研ぐ所から始められる訳です。
不要な部分にパテが付かない様にマスキングテープを貼っておいてパテを盛るのはもう当たり前ですよね。

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