最近の1/43メタルキットでフェラーリと言うとエスプリ43製やミネルバ43などを思いつきます。
それほど今はキットに恵まれた時期なのかもしれませんね。
そして少し前にエスプリ43からフェラーリ250GTO64年の新しいキットがリリースされましたのでいくつか取り寄せてみました。
この個体の特徴はなんと言ってもルーフ後半部に有るウイング状のボディ形状でしょう。
250LMのルーフとも似ておりますのでLMルーフと言ったりもします。
この形状の250GTO64で一番と言えば随分前に制作をしたマラネロコンセッショナリーズの作品を思い浮かべるのですが当時はフェニックスのキットしかなかったのでなかなか製作依頼が成立しなかったキットでもあります。
数年前に中部地方の方のご依頼で作った時はなかなか力が入った良い作品が完成したと思っております。
フェラーリ250GTO64と言う車種で、しかもLMルーフという事になるとバカに高価になってしまうフェニックスのキットを諦めて、このキットからマラネロ仕様が作れないか・・・とかフェニックスの造形に比べてどうなのかという事が気になる方もいらっしゃる事でしょう。
確かにこの後マラネロ仕様が予定されておりますので恐らくボディが基本的な部分では同一という事も有りますのでボディの造形は大変気になる所です。
上の画像は今回販売されたエスプリ43の物
上の画像はフェニックスのRef.017でLM64 No26用のボディになります。
一見すれば形状の捉え方がかなり違うのがわかりますね。
エスプリ43の物はドア後部からリアフェンダーの付け根の部分の絞りが無くてドアの部分がほとんど最大幅になっています。
一方フェニックスの方はドアの部分はぐっと絞られてリアフェンダー部分は大きく膨らんでマッシブな印象を強く感じます。
ついつい実車がどうなのか・・・?
と言う話になりますが普通に考えて見るとドアの幅が最大寸法という例は案外少ないのではないかと思いますからこの時代のフェラーリでこの造形はちょっと新しいボディの形状の解釈になりますかね~。
ボディサイドを並べて上から見て見るとその形状の違いがかなり違う事に気が付きますね。
画像の上側がエスプリ43、下側がフェニックスになります。
下の画像は向かって右側がエスプリ43、左側がフェニックス
全体のイメージはボンネット部分にも現れておりましてフロントフェンダーの抑揚やバルジの形状もエスプリ43に比べてフェニックスはより強い表現になっている様です。
塗装の厚みなどを考え合わせれば少し抑揚を強めに付けてあった方が良い気がしますのでこの点でもフェニックスの方が作りやすいかもしれません。
そして少々どうかな~と感じるのがこれです。
フロントのステアリングのホイールとの連動は無くなってしまいましたがステアだけはする様な構造にしてありますがこれの為にシャーシを2分割にされると車高を決める時に非常にやり難いのです。
一層の事ステアもやめてしまってシャーシを一体にして作りやすくした方が良いかもしれないですね。
まあステアさせて飾りたい方はいらっしゃるのでしょうけれど全体の工作が難しくなって来ますし部品点数も多くなりますのでこの部分を固定にして作り安く値段も安く・・・した方が良いと思うのですが。
どのみち奇麗にステアさせるのにはメタルの部品よりもエッチングの部品を使い精度良く作らないと奇麗にステアさせるのは難しいでしょう。
エスプリ43のキットはフェニックスの代わりになるのか?と言われれば私の答えはノーという事になります。
まあ好みも有りますからこのお話は私の好みという事になりますから悪しからず。
エスプリ43の原型を担当していらっしゃるマイケルさんはエスプリ43から手を引かれるという噂が有ります。
まあたわいのない噂の範囲を出ませんから皆さん気にされる事は無いかもしれません。
もし本当なら375MMが最後になるはずです。
それほど今はキットに恵まれた時期なのかもしれませんね。
そして少し前にエスプリ43からフェラーリ250GTO64年の新しいキットがリリースされましたのでいくつか取り寄せてみました。
この個体の特徴はなんと言ってもルーフ後半部に有るウイング状のボディ形状でしょう。
250LMのルーフとも似ておりますのでLMルーフと言ったりもします。
この形状の250GTO64で一番と言えば随分前に制作をしたマラネロコンセッショナリーズの作品を思い浮かべるのですが当時はフェニックスのキットしかなかったのでなかなか製作依頼が成立しなかったキットでもあります。
数年前に中部地方の方のご依頼で作った時はなかなか力が入った良い作品が完成したと思っております。
フェラーリ250GTO64と言う車種で、しかもLMルーフという事になるとバカに高価になってしまうフェニックスのキットを諦めて、このキットからマラネロ仕様が作れないか・・・とかフェニックスの造形に比べてどうなのかという事が気になる方もいらっしゃる事でしょう。
確かにこの後マラネロ仕様が予定されておりますので恐らくボディが基本的な部分では同一という事も有りますのでボディの造形は大変気になる所です。
上の画像は今回販売されたエスプリ43の物
上の画像はフェニックスのRef.017でLM64 No26用のボディになります。
一見すれば形状の捉え方がかなり違うのがわかりますね。
エスプリ43の物はドア後部からリアフェンダーの付け根の部分の絞りが無くてドアの部分がほとんど最大幅になっています。
一方フェニックスの方はドアの部分はぐっと絞られてリアフェンダー部分は大きく膨らんでマッシブな印象を強く感じます。
ついつい実車がどうなのか・・・?
と言う話になりますが普通に考えて見るとドアの幅が最大寸法という例は案外少ないのではないかと思いますからこの時代のフェラーリでこの造形はちょっと新しいボディの形状の解釈になりますかね~。
ボディサイドを並べて上から見て見るとその形状の違いがかなり違う事に気が付きますね。
画像の上側がエスプリ43、下側がフェニックスになります。
下の画像は向かって右側がエスプリ43、左側がフェニックス
全体のイメージはボンネット部分にも現れておりましてフロントフェンダーの抑揚やバルジの形状もエスプリ43に比べてフェニックスはより強い表現になっている様です。
塗装の厚みなどを考え合わせれば少し抑揚を強めに付けてあった方が良い気がしますのでこの点でもフェニックスの方が作りやすいかもしれません。
そして少々どうかな~と感じるのがこれです。
フロントのステアリングのホイールとの連動は無くなってしまいましたがステアだけはする様な構造にしてありますがこれの為にシャーシを2分割にされると車高を決める時に非常にやり難いのです。
一層の事ステアもやめてしまってシャーシを一体にして作りやすくした方が良いかもしれないですね。
まあステアさせて飾りたい方はいらっしゃるのでしょうけれど全体の工作が難しくなって来ますし部品点数も多くなりますのでこの部分を固定にして作り安く値段も安く・・・した方が良いと思うのですが。
どのみち奇麗にステアさせるのにはメタルの部品よりもエッチングの部品を使い精度良く作らないと奇麗にステアさせるのは難しいでしょう。
エスプリ43のキットはフェニックスの代わりになるのか?と言われれば私の答えはノーという事になります。
まあ好みも有りますからこのお話は私の好みという事になりますから悪しからず。
エスプリ43の原型を担当していらっしゃるマイケルさんはエスプリ43から手を引かれるという噂が有ります。
まあたわいのない噂の範囲を出ませんから皆さん気にされる事は無いかもしれません。
もし本当なら375MMが最後になるはずです。