踊る小児科医のblog

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明石市「子どもを核としたまちづくり」で人口・出生数増加 八戸との大きな違い

2019年12月24日 | 地域・社会
明石市・泉房穂市長「子どもを核としたまちづくり」「やさしい社会を明石から」↓
https://www.city.akashi.lg.jp/seisaku/kouhou_ka/shise/koho/tokusyoku/kosodate.html
<6年連続で定住人口が増加>
<出生数も4年連続で増加>
<税収増により市の貯金が市長就任前から約5割増>

・中3以下の医療費、第2子以降の保育料、市営施設の子どもの利用料などをすべて無料化(所得制限なし)
・児童養護施設や児童相談所を設置
(明石市の中核市移行は2018年。八戸は2017年に移行したが児相設置計画はない)
・こども食堂を全28小学校区で41ヶ所オープン(市の支援あり)。すべての子どもが無料、障害者・認知症の高齢者も利用。
・子ども関連予算は約100億円から2倍に増やし、担当職員数も3倍に増やした。
・財源として、道路や下水道などの公共事業費を半額ぐらいにした。

市民に安心感が生まれ→移住者が増加→地域経済が回り始めた
(神戸や大阪に企業や学校があり、通勤通学可能なので、誘致する必要がなく、「働く」「学ぶ」は市外で、明石市は「暮らす」を重点におくことができた。)

(以上、『通販生活』連載『人生の失敗』溝口敦、より引用。失敗とは職員に対する「暴言問題」のこと)

<新刊>
『子どもが増えた! 明石市 人口増・税収増の自治対経営』湯浅誠・泉房穂ほか(光文社新書)

河原木蝦夷館と東北本線「尻内駅」

2017年04月14日 | 地域・社会
1)南部山運動公園の地名は「河原木蝦夷館」。地名の由来も、実際にここに遺跡があるのかどうかも知りませんが、蝦夷の頭領の館として最適地といえるでしょう。
 山続きで地図の左下にある「林ノ前」にも平安時代の防御集落が発掘されています。(防御というのは中央勢力が蝦夷から防御するのではなく、その逆)
 馬淵川をはさんで地図右下(南東)には根城、(地図では切れてますが)左下(南西)に櫛引八幡宮。鎌倉・室町時代の中央勢力(南部氏)の拠点。



2)八戸駅(旧尻内駅)がここにあるのは、明治時代の八戸市民が、疫病を恐れて市街から遠くに設置したという説があり、「先見の明がなかった」ということになっていますが、実際には市街地(本八戸駅)の方に引っ張ってくることは物理的に不可能だったのではないか。
 急カーブで馬淵川を2回渡らなければいけないので、鉄橋の設置費用もかかるし、海に近い鉄橋は敵国に狙われる可能性があり、防衛上不都合だったはず。
 それでも尻内は遠すぎると思うけど、できたとしても八食センター付近だとしたら、今となってはほとんど変わりない。
 おそらく、その辺りは低湿地で洪水の常襲地帯だったと思われる。尻内駅の選択は必然だったのだろう。

3)蝦夷の時代に戻る。根城・櫛引の中央勢力(南部氏)と、林ノ前・河原木の蝦夷勢力が、馬淵川と低湿地帯を挟んで最前線で向かい合っていた時代があったのかもしれない。
 そう考えると、小田八幡宮は中央勢力の進出拠点(出城)だったのかも、などと妄想は膨らみ続ける。。

「八戸市屋内スケート場にランニングコースを」パブコメ送付(1/13)

2015年01月21日 | 地域・社会
1月14日でパブコメは終了しましたが、その前日の13日に意見を送付しました。(↓)
実を言うとこの基本設計の図の見方がよくわかりません。
3ページと4ページに1階平面図があって、4ページの「一般利用時」の図では「リンク外周ランニングコース」と書かれている。
そのコースの部分には、3ページの「大会時」の図では「地下通路」という文字が書かれていて、同ページの上図のCGではリンク外周のマットの部分(だと思う)に相当するようなのだが。。
この「地下通路」がランニングコースなのか、マサカそんなことはないと思うが。。
この絵を見ると、スタンドは思ったよりも狭くて、観客席上段の外周にランニングコースを設置できるほどのスペースはなさそう。。
(ラウンジなんてそれほど広くなくてもいいから必要な部分を使い勝手がいいように作って欲しい。細かいところはわかりませんが。)

(仮称)八戸市屋内スケート場建設事業基本設計業務への意見募集
http://www.city.hachinohe.aomori.jp/index.cfm/12,79068,41,html
平成26年12月13日(土)~平成27年1月14日(水)【必着】

(仮称)八戸市屋内スケート場建設事業基本設計(案) [5.23MB PDF]
http://www.city.hachinohe.aomori.jp/index.cfm/12,79068,c,html/79068/20141211-151426.pdf

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冬場、道が凍ったときでも使えるランニングコースを設置してほしい。
図を見るとランニングコースも書かれているが、リンクのすぐ外側の通路だとスケート選手が出入りするので、ランニングコースとしては使いにくく危険と思われます。
観客席上段の外側であれば、選手と接触することもなく、いつでも使えます。
追い越しを考えると、大人二人が並んでも接触しない程度の幅(できれば陸上トラック2レーン分程度)あることが望ましい。
ランニング人口は非常に多くなっており、ニーズは大きいものと考えられます。
利用料は他の運動施設と同程度の料金が望ましいので、大きな収益にはならないかもしれませんが、通年での確実な利用者増を見込めます。
設計の変更を望みます。
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「人口減を越えて 直言・私の処方箋」超要約版(捨てるためのメモ)

2015年01月12日 | 地域・社会
「人口減」とか「地方消滅」とかが昨年にわかに浮上した問題のようで、新年も持てはやされているみたいだけど、これって15年前にすべき議論だったのでは。。(遅きに失したとしても何もしないよりはマシだろうが)
以下超要約版(切り抜いたけど二度と読まないと思うので)

1.三村明夫 日本商工会議所会頭「子育て予算 倍増必要」
 危機意識を多くの人が共有し、高齢者への社会保障財源を少子化対策に振り向け、もっと多くの高齢者や女性に働かせることが課題。

2.小室淑恵 ワーク・ライフバランス社長「早急に働き方の改革を」
 男性も介護を担う「大介護時代」になり、働き手、税収、年金が減り、次世代への負の遺産となる。団塊ジュニア世代の出産が終わる前に短期集中で待機児童を解消し、女性だけでなく男性の働き方を変えないといけない。

3.松谷明彦 政策研究大学院大学名誉教授「財政支出の縮小目指せ」
 人口減少を前提としたシステムにつくり変え、「小さな財政」を目指す。独創的な商品へ生産構造を変え、30代で地方に戻るために、付加価値を生み出す地場産業を育てるよう自主性を発揮させるべき。

4.牧大介 西栗倉・森の学校社長「土地利用 大胆な転換を」
 地域での仕事づくりだけでは半分で、移住者を受け入れられる居住空間を提供するために、土地利用規制を大手術し、地域の資源を有効活用できる枠組みを整えることが大事。

5.原和男 色川地域振興推進委員会会長「誇りの再生 移住の鍵」
 経済中心の視点だけではなく、住民の自慢と自信の機運があれば、魅力に感じて移住者は入ってくる。返済免除の融資制度など、金額以上の効果が期待できる対策で、地域らしさを保った再生を行う最後のチャンス。

(追記)

6.坂本誠 全国町村会調査室長「制約なく住める環境を」2015.1.12
 2000年代の「選択と集中」路線は、地方の雇用確保という視点を欠き、東京への集中が進んだ。地域の中心都市への集中投資は新たな切り捨てであり、都市と地方が奪い合う構図にせず、給付型奨学金や若者の移住者向けの住宅整備などにより、住む地域を選べる条件整備が必要。

7.中島さおり 仏在住エッセイスト「女性働くほうが子増える」2015.1.13
 フランスの合計特殊出生率が高いのは、女性が働きながら産んで育てられる状況が整っているから。3歳で無料の保育学校に入り、育児休業中の収入補償も大きい。働き方を変え、男性も女性も早く帰宅する余裕が必要。法律や制度を変えるのが政治の責任。

8.難波功士 関西学院大教授「地方発のビジネス期待」2015.1.14
 若者は立身出世や東京への憧憬、最新のトレンドを求めて上京したが、今は憧れを持っておらず、縮小社会の中で地元志向が見られる。地方での雇用が問題だが、若者が地方発のビジネスを展開しつつあり、柔軟な後押しを望みたい。

八戸の交通事故多発交差点(H24&H25)三島神社・平中・馬場頭・四本松・旭ケ丘・沢里・沼館

2015年01月07日 | 地域・社会
平成25年の交通事故多発交差点(東奥日報調べ)
http://www.sonpo.or.jp/protection/kousaten/kousatenmap25/02/

ワースト1 三島神社入口交差点(八戸市)
ワースト2 県立図書館前交差点(青森市)
ワースト2 平中交差点(八戸市)
ワースト4 国道柳町交差点(青森市)
ワースト4 馬場頭交差点(八戸市)
ワースト4 四本松交差点(八戸市)

平成24年の交通事故多発交差点(東奥日報調べ)
http://www.sonpo.or.jp/protection/kousaten/kousatenmap24/02/

ワースト1 国道柳町交差点(青森市)
ワースト1 西バイパスフェリー埠頭入口交差点(青森市)
ワースト1 県立図書館前交差点(青森市)
ワースト4 古川交差点(青森市)
ワースト4 中央インター前交差点(青森市)
ワースト4 環7細越交差点(青森市)
ワースト4 東北石油北側交差点(青森市)
ワースト4 旭ケ丘団地入口交差点(八戸市)
ワースト4 馬場頭交差点(八戸市)
ワースト4 沢里橋西口交差点(八戸市)
ワースト4 沼館交差点(八戸市)

八戸JCTおさらい 盛岡から3方向可 北・南ICから2方向可・八戸IC不可 八戸ICから盛岡方面のみ

2014年03月01日 | 地域・社会
(1年前にtwitterに書いてからまとめようと思ってたけど、面倒なのと誰も興味無さそうなので放置してました…)

3/29に八戸南環状道路が開通するということで、国交省の下記のPDFから一部切り出してみました。

三陸沿岸道路 八戸・久慈自動車道(八戸南環状道路)が平成26年3月29日(土)に開通します。三陸沿岸道路(復興道路)としては初めて東北縦貫自動車道に繋がります(PDF:1730KB)





図とタイトルの通りで、

1)盛岡方面からは3方向可
2)八戸北・八戸南ICから八戸ICには行けないが、他の2方向は可
3)八戸ICからは盛岡方面のみ

元々八戸JCTというのが八戸北IC←→八戸ICが通れない中途半端なハーフジャンクションで、八戸南環状道路がつながればフルジャンクションになるものだと勝手に思っていたのだが(普通そう思うでしょ)、図のような三角形の繋がり方になった。

で、昨年の5月に「八戸第2JCT」の設置を求めるなんて記事が出ていたけど、どう考えても不可能でしょう。
何でこんなの作っちゃったのか。
最初からわかってた話なのに、知らなかったのか?
このまま固定化するのは間違いない。。

私自身は八戸南環状道路が繋がれば八戸ICを使うことはほとんど無くなるので、別に構わないのですが。。

街中の人は、青森に行く時には北IC、久慈方面に行く時には是川ICか南IC、盛岡に行く時には八戸ICと使い分ける。別にこれでも構わないか。
ニュータウンに住む人は馬鹿らしいわな。。今まで便利だったんだからそれくらい我慢してもらうしかない。

北海道新幹線はJR北海道が安全に運行できるのだろうか? そのほかの疑問も

2013年09月25日 | 地域・社会
(しばらく前に書いて放置していた文章だが、冗談では済まされなくなってきた。。JR北海道の内情は知らないけど、これで新幹線が開通したから安心して乗れと言われても。。)

:: メディアってのは、ほとんど常に、私たちが知りたいことを伝えない。
:: (少なくとも私が知りたいことは、、あるいは、私が知りたいことに限って)
::   それが何かわかっていてあえて伝えない
::   国民が何が知りたいのかわからない
:: 前者ならメディアとして失格だが、後者ならメディアとして致命的。
:: この論理は3.11以来何回も書いてきた。。

大げさに書き出したが、それほど大した話題ではないし、特に利害関係もありません。
あまり気にしてなかったが、そろそろ北海道新幹線・新函館開業が視野に入ってきたようだ。
で、北海道新幹線なんだから、当然JR北海道が運行するはず。(疑問Ⅰ)…これは言うまでもない

それなら、どこまでがJR東日本でJR北海道になるのか。(疑問2)…路線上で新青森という意味ではなく、運行の話
(運行形態は一番大事な経営課題だからほとんど確定しているはず)

新函館(仮)発着の新幹線は全部東京直通になるのか。(疑問3)
無論、そうでなければ意味が無いし飛行機との競争力も持ち得ないから、そうなるはずだと思うが。
だとしたら、現在新青森終着の「はやぶさ」「はやて」は全部新函館発着になって新青森は八戸と同じ通過駅になるのか(これも当然そうなるはず)。(疑問4)

だとしたら、盛岡以北を走っている「はやぶさ」「はやて」が全部JR北海道の運行になるのか。それはあり得ないだろう。(疑問5)
だとしたら、「のぞみ」と同じように、何本かずつJR東日本とJR北海道とで全線相互乗り入れするのか、あるいは(疑問2)にあるように、例えば新青森や盛岡で運転手・車掌が交代するような運行形態になるのか。(疑問6)

そもそも、現在でもほとんど意味が無くなった「はやぶさ」と「はやて」の区別を残すのか、全部「はやぶさ」になるのか。(疑問7)
はたまた、函館開業に合わせて新しい名称をつけるのか。その場合、「はやて」「はやぶさ」は消滅してしまうのか。(疑問8)
はたまた、同じ列車が新青森を過ぎると名前が変わるのか(まさかね)。
「こまち」のように新青森で連結するとか(あり得ない)。
車両数は増えるのだろうか。増えないと仙台以南のキャパシティの影響で席が取りにくくなることも。。

もし(疑問6)に書いたような2つの形態のいずれになるにせよ、八戸-新青森間で「トランヴェール」が入手できないことがあるのか。これ、ちょっと重要ポイント(愛読者なので)。(疑問9)
新青森で運行交代であればその心配はなくなるのだが。

標題に戻って、JR北海道が新幹線を安全に運行できるのだろうか。(疑問10)
新幹線の方が在来線特急よりもミスやトラブルは少なくなるがはずだとは思うが、開業前に試運転でトレーニングするにしても、何十年も新幹線を運行し続けてきたJR東日本と、初めて新幹線を運行させるJR北海道とで信頼性に差が出てこないか、現状では心配が。。
飛行機嫌いと同じくらいトンネル嫌いなもので。。(特に青函トンネルは)

と、ここまで書いて調べ直したところ、(疑問6)は新青森で交代になるらしい。
それなら北海道に行かない限りJR北海道に乗る心配はなくなるが。

(その他の疑問のうちいくつかは決まっているものがあるかもしれませんが、そのうちわかると思うので静かに待ちます。。もしご存知でもお教えいただくには及びませんので。。)

(新函館や奥津軽の駅名問題についてはあまり興味がないので…)

年の始めに:八戸地域大規模断水

2009年01月05日 | 地域・社会
本日より新年の診療を開始しております。
八戸および周辺地域では元日から大規模な断水となり、とんだお正月になりました。
当院でも2日朝から止まっていましたが、3日午前中から通水再開し、今日も水圧は少し弱いもののトイレも普通に使えており、問題なく診療できております。

ただ、来院された方の様子を伺うと、やはり階上方面で水がでない方が多いようで、全ての世帯で一刻も早く断水が解消されることを望みます。
 断水情報 → 東奥日報
まだ断水が続いている地域の方には心よりお見舞い申し上げます。
1日半でもそれなりに大変だったので、これが何日も続くと我慢も限界に達していることと思います。

市では市民に「2割の節水」を呼び掛けています。
バイパスしている管は本来の3分の1の太さしかないので、本格復旧までの1ヶ月間は、綱渡りの状況が続くのかもしれません。
八戸地域は水道企業団の規模が大きく配水面積も広いので、今回のような根幹の部分がやられると被害が拡大してしまったのかと思います。
本来なら、新井田川や奥入瀬川など複数水系を配して万一の事故に備える体制の方が安全上は望ましかったと思いますが、経済効率の問題から馬淵川・白山台水系に偏重してしまったのかもしれません。
(新井田川からの取水は現在工事中で、対策はとろうとしていたのですが間に合わなかったとのこと)

諸問題の検証作業や本格復旧作業も大切ですが、いまは他に手段がないのだから八戸市民が節水して階上方面に水を通すことが最優先課題となります。

何でこの日に報道するか:高校統廃合

2008年03月06日 | 地域・社会
新聞記者や新聞社は、自分たちが期せずして大きな権力と影響力を保持しているということを常に意識すべきでしょう。
確かに県立高校の統廃合は不可避だし、年度内に何らかの方向性が示されることも理解できる。
しかし、その情報を何らかの形で得た記者や編集部が、知り得た情報をいち早く伝えるのが自分たちの使命だと信じているのなら、それは大きな誤りだ。
伝えられた4校に通う高校生だけでなく、明日の合格発表を待つ受験生の気持ちを考えたことが少しでもあったのか。
あるいは、合格発表の後に報道するよりも前日の方が良いという誤った判断がなされたのかもしれない。
本来、こういった情報は、スクープとして事前報道で伝えられるべきものではない。
このことは、別の次元の記事になるが東北新幹線「はやて」の愛称をJRの発表前にスクープしたときにも書いた。
もちろん、統廃合といってもすぐに実施されるわけではなく、少なくとも3年後のことだとは思うので、いま受験して合格した子たちに影響する問題ではないだろう。
しかし、明日の発表を前に志望校への進学を夢見ている子どもたちに、あなたが頑張って受験した学校は統廃合されてなくなるんですよと伝えることが、新聞社の使命なのか。
分別のある大人であれば、そんなことは考えなくてもわかるであろうことが、わからない。
そういう大人にはなるなと、子どもたちには伝えたい。

高校統廃合案に戸山など4校浮上(2008年3月5日 東奥日報)
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2008/20080305085731.asp

「整備新幹線」は現代の不平等条約か

2007年04月02日 | 地域・社会
すみません論旨を十分展開できませんが、タイトルの通りでこの「縛り」を破棄しない限り青森県の未来はないでしょう。
そして、これは破棄することは事実上できないので、青森県に未来はない。。ということになってしまいます。
新幹線延伸でひとり勝ちのJR東日本は、青森県が破綻して財政再建団体に陥っても、自社が安泰なら何も責任はないし何の痛痒も感じないでしょう。
でも、新幹線なんて、県議選や知事選の争点には、いまさらなりっこないですよね。

(JR各社発足20周年のニュースを読んで)

住民基本台帳カードをつくる

2006年11月30日 | 地域・社会
先日来お伝えしている「はちのへ地域SNS」と同時に進められている「e-コミュニティモニター」の応募が11/30まで延長になったので、あらためて申し込んで受理され、今日(29日)の午後に手続きしてきました。

住民基本台帳カード(住基カード)をまず取得。
申込み、発行、暗証番号の打ち込みなどでおおよそ30分ほど。
少し手間ではありますが、担当の市職員の方も、これで住基カード発行が何千人、何万人と殺到するようになると大変ですね。(当面そんな心配はなさそうですが)
カード発行が500円、電子証明書発行が500円で、合計1000円。
ただし、今回は1000円分のはちのへ共通商品券が謝礼として支払われるので、実質的には無料。
その上、ICカードリーダライタまでいただけますので大変お得になっております。
(それにつられて応募したと言っても過言ではないのですが…)

いろいろと問題になった住基カードですが、基本4項目の情報しか入っていない何の変哲もないICカードです。
顔写真は入れませんでした。面倒だったし今回の事業には必要ないと思ったので。
期限は10年。
帰ってからドライバとソフトをインストール。特にトラブルなく読めているようです。
マニュアルを読まないでやってみたらカードが読めなくて焦りましたが、先にICカードの設定をしなくてはいけないのでした。



SNSにせよ、e-コミュニティモニターにせよ、全くの初心者には不親切なんでしょうね。
これまでいろいろやってきた人には、特に問題ないとは思いますが。

試しにマックに繋いでみましたが、全然読めません。
ドライバもソフトも対応していない。
Q&AをみるとH16年度からマックやLinux対応を進めているはずなのですが実現しておらず、これでは日本国政府がマイクロソフトの支配下にある状態。



住基カードの発行数は、今年の春までに全国で人口比0.7%、世帯比1.8%ということですから、個人的な予想(人口比0.1%)よりもかなり多い。
青森県はそれぞれ0.6%、1.6%と全国を少し下回っている。
発行数が多いのは、証明書自動交付機、図書館カードなど多目的に使っている市町村。
八戸ではいずれも今後の課題でしょう。
今回の事業だけでなく、産科医療機関における出生証明書の発行などの試験事業があったはずですが、結果はよく知りません。
(この手の補助金事業は成果が市民に知らされないという性質のようです)

本来は、「国民総背番号制」などと批判されていますが、健康保険証などを含めた多目的カードとして活用すべきなのでしょう。
セキュリティ上の問題点など、詳細は把握していません。

ICカードによる個人認証システムなんて、10年も前から言われていたものですが、やっと個人の家庭に降りてきた2006年の末。(それもこんな形のモニター事業ですから)
意外と世の中は進んでいないのかもしれません。
そういえば、光ファイバーも、やっときたのがこの春。
これも10年待ちました。

実際の実証試験(アンケート)は12月の予定のようです。

「八戸大使と語るまちづくりシンポジウム」は時間をやりくりできず、ちょっと残念ですが欠席。

「ピカイチデータ 数字で読む青森県2006」をちゃんと読む

2006年11月27日 | 地域・社会
「ピカイチデータ 数字で読む青森県2006」が発表になっていて、PDFファイルを入手できます。

先ほどダウンロードして少しだけ眺めてみましたが、基本的には県内外の一般・子ども向けに青森県の良いところを集めたもので、平均寿命1位(短い方から)とか自殺率2位といったネガティブなものは掲載されてません。

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 「ピカイチデータ」は、青森県に関する日本一の数字、全国順位の高いデータ及び県内市町村のピカイチデータなど、青森県のイメージアップにつながる数字やトピックスを集めた統計情報誌です。
 県民の皆様のふるさと再発見や、県外の方々への青森県に対する理解と関心を深めるきっかけ、さらには明日の青森県を担うこどもたちが、自ら考え、新しい社会と文化を創造していく能力を培うための資料として広く活用していただければ幸いです。
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農産物のところで、リンゴ、ナガイモ、ニンニクなどが日本一と並んでいたので悪い予感がしたのですが、葉タバコは掲載されていませんでした。
(たばこ耕作組合のHPによると平成17年は第5位)
県でもこれはネガティブデータと認識しているのでしょう。

不思議なものもありますね。
第三次産業事業所数構成比(対事業所総数)が84.6%で全国2位。1位は沖縄。
会社などの事業所の8割以上が第三次産業ってこと?
その一方で第一次産業就業者比率(対就業者)が14.2%でトップ。
工業でさば缶詰1位はわかるとして、パンティストッキング1位は意外(→アツギむつ)。
消防費(1位)、救急自動車数(2位)、年間救急出動件数(3位)、消防吏員数(1位)は、過疎や高齢化、短命県を現しているものでしょうか。
カップめん購入数量トップもちょっとどうか。

「りんごで医者いらず」
りんごの収穫量がトップなのは知っていましたが、全国の半数以上を占めているとはあらためて驚かされました。
しかし、「医者いらず」と言われる前に、人口当たりの医師数は全国の下位に低迷していて医師不足は深刻。そのせいか、1人当たりの医療費も西日本と比べると低い。

小6の平均身長(男女とも1位)、平均体重(男子1位女子2位)
「青森の子供はデッカイぞぉ~」
と誇っていますが、このページはある事実を意図的に隠していますね。
一般に肥満児は身長も高めになりますから。
【Dr.中路の社会医学講座】(29)青森県民と肥満(2006年03月25日)
>青森県は全国トップクラスの肥満県である。
>本県の児童・生徒は身長も高いし、体重も重い。
>中でも体重はトップレベルであり、その結果、
>BMI(肥満指数)もトップレベルである。
>筋力は全国の中位で、持久走は最下位レベルである。
>ということは、やはり「肥満」(「筋肉質」ではなく)なのであろう。

まあ、悪い面ばかりを見ずに良いところを探して紹介していこうという企画なので、あら探しばかりしても楽しめません。
パラパラと眺めていくと面白そうなこともいっぱいあるので、プリントアウトしてちゃんと読んでみることにしました。

みちのく有料道路で事故に遭わないために

2006年11月24日 | 地域・社会
昨日、久しぶりに車で青森まで往復しましたが、みちのく有料道路は何度通っても緊張します。
幸い雨や雪ではありませんでしたが、前日の暴風の吹き戻しで風が強く、帰りは夕方5時頃でしたがもう真っ暗。でもまあ特に問題ないコンディション。

一番こわいのは真ん中の「みちのくトンネル」。
毎年のように大きな事故が起きていますが、対面通行で道幅も広くないので、はみ出してこられたら避けようがない。
結局、お祈りしかないかな、などと考えながら息を詰めるようにして通り過ぎる。
たった3キロだけど、長く感じます。

そんなこんなで、約20分でやっと天間林側の出口の橋を渡ろうとしたところ、後ろから予期せず猛スピードで追い越しをかけられて驚き仰天。
前方にも何台もほぼ時速◆0キロで過不足なく流れていて、1台だけ無理して抜かしても何の意味もない危険な行為だったのでパッシングの嵐を浴びせました(これが良くなかったのかも)。
しばらくしてまた1台だけ追い越して、結局4号線の交差点で2つ前に並んだだけで、そのまま右折して流れの中に飲み込まれたという次第。
ああいう無駄、無謀、危険な運転をする馬鹿者がいなくならない限り、事故はなくならないし、いなくなるとは考えられないので、事故はなくならない、というのが結論です。

教訓 みちのく有料道路で事故に遭わないためには、
1)なるべくみちのく有料道路は通らない
2)12月から3月までは通らない(11月下旬、4月上旬も要注意)
3)なるべく青森に行かない
4)仕方なく行く場合にはJR(または青い森鉄道=新幹線開業後)を使う

しかし、新幹線ができたらかえって不便になり車で行くのが増えるかも、という予感もしますので、一番の対策は3)でしょうか。

八戸Talkへの誘い(はちのへ地域SNS)

2006年11月20日 | 地域・社会
先日お知らせした「はちのへ地域SNS」の中に、「八戸Talk」というコミュニティをつくってみました。
(以下に紹介文を掲載しますのでご覧ください)
どんなものか、どのように育っていくか(あるいはポシャるか)は、まだわかりません。
というよりも、参加してくれた方が使い方や方向性をみつけていってくれればと思います。
どなたでも参加できます。
「はちのへ地域SNS」自体が誰でも参加できるものですから、実質的にオープンということになるのですが、SNSに参加する(実名登録要)のと、その中で「八戸Talk」を主体的に選んで参加するという2つのポイントでセレクトされるので、あんまり心配してません。
管理人がサボっても自然に使われていくコミュが理想なのですが…。

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八戸Talk(はちのへと~く)とは…

八戸のいろいろなことを、まったりと、ときに真面目に、楽しく語り合う部屋です。
話題は限定しません。ご自由にどうぞ。
八戸だけでなくて、青森、日本、世界、あるいは家庭や個人のことでも構いません。
いろんな目的に使ってください。
イベントの告知やボランティア募集などの情報も歓迎します。

どなたでも参加できますが、一つだけお願いがあります。
ご参加の皆さんは、何でもいいですから「一つずつ」お持ち寄り下さい。

やりたいこと 伝えたいこと
自分にできる(かもしれない)こと
誰かにしてほしいこと
こうなってほしいなと思うこと
それが集まれば、なにかが生まれるかもしれません。

それから、せっかくの地域SNSですから、八戸Talkに参加された方は、みんな「ともだち」になってみましょうか。
プロフィールは、「ともだち」ならわかるようにしておいてください。

開設日 11月20日(月)
カテゴリ 地域情報
参加条件 承認なしに誰でも自由に参加できます。
公開範囲 全員に公開(SNSメンバー全員に公開)

「はちのへ地域SNS」がスタート

2006年11月17日 | 地域・社会
八戸市が進めていたはちのへ地域SNS(ソーシャルネットワークサービス)の実証実験が11月13日にスタートしたようです。実は私も『公的個人認証サービス対応アンケート(電子アンケート)』のモニターに応募して採用されたのですが、ちょっと訳があって辞退したのでした。

13日には「はちのへ地域SNSキックオフセミナー」が開催され、千代田区地域SNSコミュニティ「ちよっピー」の先進事例紹介や、「地域SNS 活用例と今後の展開(仮題)」(A-Girl(エイガアル)代表 伊藤淳子さん)の講演なども行われたようです。これもサボったので内容などについてはわかりません。
→渋谷ではたらく女社長~私が世界を変えていく!
 …サブタイトルがすごいですね
→地域SNS研究会
 …全国でこんなに地域SNSが動き出しているようです

地域SNSというとmixiの地域版のようなものですが、今日の午前中に登録してあちこち覗いてみたところで、まだスタートしたばかりだし今のところ雰囲気を感じながら様子をみているところです。

参加者もまだ多くないようで、何人か知った顔、お名前を発見(あるいは逆に発見されてしまいました)。
地域版だと、より世間が狭いので顔が見える関係をつくりやすい。良くも悪くも。
もう一つは、行政主導で始まった事業であるという点が大きい。これも「良くも悪くも」なのかもしれませんが、おそらくメリットの方がずっと大きい(と思う)。

いわゆる補助金事業で、採用のニュースはここに取り上げそびれていましたが、個人DBに溜め込んでいたものから探してみました。
→八戸が情報通信事業実施自治体に(2006年7月23日)

こういった方向性については従来から興味の対象としてきたところなので、このところ何事につけactivityが落ちていましたが、今回は少し腰を上げて参加してみようかと思っています。

ただ、mixiでも別に日記書いたりできないからこのブログを外部に指定していたりするわけで、あっちもこっちもは難しい。
そもそも参加者のレベルを限定できるSNSにおいて、それぞれの地域で別々のシステムを立ち上げる必然性があるのだろうか?
この辺が大きな疑問です。それこそ税金の無駄づかいじゃないのか、どうか。
(補助金事業でもシステムがそのまま残って使えることが今回のメリットのようですが)

民間企業のmixiにそのまま乗っかるのは難しいとしても、公的な主体が運営する地域SNSを同じシステム(ハード+ソフト)の中で別々に創り出すことはできないのだろうか。
素人の素朴な疑問でした。