踊る小児科医のblog

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「遠野物語におけるホウリョウ」八戸と遠野

2020年01月10日 | ART / CULTURE
八戸には法霊山龗神社(ほうりょうさんおがみ神社)という、耳馴れない名称の古社(三社大祭の三社の一つ)がありますが、八戸と関係の深い遠野にもホウリョウという地名が登場します。

同神社のHPによると「平安時代にはすでに存在していたことが記録上判明しておりますが、はっきりした創建は不明で、郷土史家や研究者の方々によって弥生期・飛鳥期など諸説ございます」とのこと。

この地域で平安時代よりも古い歴史があるとしたら、田村麻呂以前の古代蝦夷に繋がる聖地だったのかもしれません。
(なのに、道路を通すために神木を伐採してしまった)
http://www.ogami-jinja.jp/

以下、青空文庫よりダンノハナ・蓮台野の段の後半から抜粋
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● 山口のダンノハナ 館趾のつづき
  蓮台野はこれと山口の民居を隔てて相対す
 南の方 星谷 蝦夷屋敷 四角に凹みたる
  石器
● 石器は二ヶ所(山口)
1)蓮台野(星谷) 技巧いささかもなく 蝦夷銭とて土にて銭の形=渦紋などの模様
2)ホウリョウ 模様なども巧 埴輪も 石斧石刀の類 丸玉・管玉
● ホウリョウ権現は遠野をはじめ奥羽一円に祀らるる神なり。蛇の神なりという。名義を知らず。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001566/files/52504_49667.html
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石器の部分の描写をみると、ホウリョウの方は縄文から弥生時代、蓮台野(星谷)の方は古代蝦夷ではないかと思われます(…蝦夷屋敷、蝦夷銭という言葉が使われていることも参考にして)。現代の調査結果は調べていませんが。。

「ホウリョウ権現」については「遠野をはじめ奥羽一円に」とあるように、国替えで八戸から遠野に伝わったものではなさそうだが、八戸の法霊山龗神社にも権現様の歯打ちがあるので、同じルーツと考えて良いでしょう。

前記のように、蝦夷征討と仏教伝来よりも古い信仰につながっているものと思われます。

一方、「龗」という珍しい漢字は、万葉集で藤原夫人から天武天皇への返歌の中で使われています。
(元は万葉仮名ですからこの字ではありませんが)

「我が岡の龗(おかみ)に言ひて降らしめし雪の摧(くだ)けしそこに散りけむ」
 ※「龗」水の神。竜神。
https://sanukiya.exblog.jp/26826883/

遠野物語では、ホウリョウ権現は蛇の神と書かれていますが、蛇は水や龍と結びついているので、龗とホウリョウの意味も繋がってくるように思われます。

「三内丸山考」サンナイは縄文語、古代蝦夷や中世アイヌとの繋がりは?

2019年08月22日 | ART / CULTURE

ここは三内霊園の裏口、新青森からゆるやかに下った池。。三内霊園は三内丸山遺跡に隣接していますが、その間には沖館川が流れていて、その両岸の丘陵が三内という地名。。


サンナイは多くの人が指摘しているようにアイヌ語地名とみて間違いなさそうで、そこに縄文遺跡がある。こういうところは滅多にないのではないかと思う(調べてませんが)。

当然考えられる推論として、縄文語でもサンナイかそれに似た発音だった可能性がかなり高いと思う。

三内(さんない) サン(浜の方へ出る)・ナイ(川)

今回(8/17)は暑かったし時間もなかったので遺跡には足を運ばなかったが、是川と同じように海岸(縄文海進で自衛隊か運動公園のあたり)にも河口にもほど近い緩やかな丘で、海と山の幸を得るには好適ですが、例によって防御には向かない。。

岡田康博氏は狩猟採集民だから戦いがないとは言えないと書いていますが、実際に明らかな戦いの痕跡は見つかっていないようだし、隣村や周辺地域を武力で制圧しようとしても、弥生人のように鉄器と馬と米があれば別だけど、大規模な軍事行動は起こせない。。

起こせないし、起こす必然性も見当たらない。もし隣村を併合しても、同じようにサケやクリをとっているだけで、支配のためのコストがかかるだけで、メリットはあまりなさそう。。

ただし、三内丸山には中世の館の跡も同時に発掘されたとのこと。是川や大湯では近隣でも台地の辺縁部の断崖を利用しているので、少し意外な感じがするが、この三内丸山に縄文以降どんな歴史があったのかは全くの謎。。(たぶん江戸時代の菅江真澄らの記載まで空白なのでは…中世の浪岡の歴史にも関わっていないし)

上述の「サンナイ」という地名が縄文時代から続いているという仮説も、そこに人が居続けなければ成り立たないので、これも謎のまま。。

岡田氏は、アイヌ人が縄文人の末裔だという説については、身体的特徴などでは認めていながら、冷淡とも言える記載。。(2000年時点の著書ですが、門外漢の梅原猛氏の仮説を意識してのものではないかと。。)

岡田氏は同時に、縄文人はどこに行ったのかという問いに、どこにも行かない、そこに居続けたと答えています。おそらく、その通りなのではないかと思う。

縄文人、アイヌ人、弥生人、倭人、現代の近畿人、東北人、そこに古代蝦夷、隼人などがどう位置付けられるのかというのが、私の頭の中でも全くの謎のままで、毎年の特別展や書籍などを見ても、何もわからないまま。。
今となっては古い説かもしれませんが、故・梅原氏の言説が最も説得力を持つのではないかと。。

一方で、昨年の丹後平古墳展で「蝦夷(エミシ)は政治的な用語」という冒頭の説明には強い違和感を覚えたことを今でも記憶しています。

その傍証は、三戸南部氏の「聖寿寺館跡」(室町・戦国時代)で中世アイヌが館内に居住していたことを示す皿が出土していること。
この中世アイヌは、古代蝦夷の末裔ではないのか?
鉄の文明を導入し、蕨手刀を作ってこの地を支配していた人たちは、どこに消えてしまったのだろう。
(アテルイ・田村麻呂の時代と三戸南部氏の時代では、700年もの隔たりがあります。)

この辺りの関係を明快に推測している仮説があるのかどうか、それすらわかりません。ご存知の方、あるいは自説がある方はご教示ください。

※この文章はFacebookに2回にわたって書いた三内丸山遺跡の特別展探訪記の続きですが、友達限定から公開に変更しておきますので、興味のある方はご覧下さい。
https://www.facebook.com/odorusyounikai/posts/2249735151746613
https://www.facebook.com/odorusyounikai/posts/2253722774681184

きみはプリンスをみたか(チョコベー) 追悼プリンス<2016.4.21>

2016年04月25日 | ART / CULTURE
プリンスの80年代の輝きだけでなく、90年代以降、気持ちが離れていた歳月も想いながら、以下の走り書きを追悼文がわりに書きなぐった。。

ニコ動のコメントを眺めながら、いま流行りのチャートだけでなくプリンスまで遡って聴く若者なんてそんなにいないんだろうなと。。
Prince - Super Bowl XLI Halftime Show(2007)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6962601

80年代のMTV音楽全盛時代(※)に、ソウル/ファンク/ポップ/ロック/サイケ/テクノ/ヒップホップ/ハウスなどを一人で引き受けて、プリンス・ミュージックを確立し、時代を切り開いた。。

※MTV音楽:マイケルやマドンナが引き合いに出されるが、典型例としてスターシップの "We Built This City" をあげておこう。邦題「シスコはロックシティ」(^^;)

※そんな中で、MTV画面のバスタブから這い出してきた裸の男とそのサウンドに、強烈な違和感と共に離れがたい引力を感じたのも懐かしい思い出に。。"When Doves Cry" 邦題は「ビートに抱かれて」(^^;)

もしプリンスがいなかったら80年代はどれほど不毛な時代だったか。。そして、今のミュージックシーンは全く違うものになっていたのかもしれない。。

プリンスの音楽をリアルタイムで聴き、来日公演でパフォーマンスを体験することができたことで、一音楽ファンとしては満足しなければいけないのかもしれない。。

ただし、正直に打ち明ければ、熱心に聴いたのは Lovesexy, Batman, Graffiti Bridge あたりまでで、その後数枚は持ってるけど、90年代半ば以降はほとんど知らない。

90年代以降、プリンスの停滞(ファンク回帰)と時を合わせるように、プリンス以降のミュージックシーンでは曲やサウンドの質が大幅にアップして均質化する中で、心に残る音楽がなくなっていったのは皮肉と言うべきか。。

単にこの頃30代を過ぎて新しいポップミュージックに興味がなくなっただけなのかもしれないが、それだけではないだろう。80年代のプリンスに匹敵するイノベーションはその後起きていないと感じる。

あらためて、あれだけの才能が彼の死と一緒に消えて無くなってしまったことに、彼自身の人と人生への哀惜だけでなく、人の世の虚しさを感じる。Thanks Prince

Prince - Batdance
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3768748
なんだよ「農協牛乳」って…

Prince - When Doves Cry
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14347765
このビデオによりプリンスはキワモノ扱いされ、プリンス好きは変態と同類視された(…半分ウソ)

The Cross - Prince 1988 Tour
http://www.godtube.com/watch/?v=DGYPGPNX
1曲選ぶとしたらこの曲…「The Cross 十字架」

ごめんなさい、プリンス:追悼 2016.04.22 FRI 19:45
TEXT BY KEI WAKABAYASHI
http://wired.jp/2016/04/22/rip-prince/

デヴィッド・ボウイの “レッツ・ダンス” は反核・文明批判の曲だった

2016年02月11日 | ART / CULTURE
ベスト・ヒットUSAのデヴィッド・ボウイ追悼特集。
例によって “レッツ・ダンス” のビデオも。
当時何度も見たはず、だが、、

David Bowie - Let's Dance
https://www.youtube.com/watch?v=N4d7Wp9kKjA

ボウイは乾燥地帯の一軒家のパブで歌う
アボリジニと思われる原住民の若者たち
「赤い靴」を履いて踊り出す女の子
(映画「赤い靴」を思い起こさせる>観てないが)
彼方に原爆のキノコ雲。まばゆい光を見つめる若者たち
(オーストラリアではイギリスが核実験を行い被曝させている)

若者たちは都市で道路清掃などの下働きに
高級品のショップやレストラン(バブル前の80年代)
「赤い靴」を皆で踏みつけ、岩山に登ると
軍事ヘリが上空を飛ぶ巨大都市

最後のシーンでオペラハウス、シドニー、オーストラリアだとわかる


この “レッツ・ダンス” は、今となっては、これはこれで名曲だと素直に受け入れられるが、当時は何でボウイがこんな下らない曲を書いて歌ったのか残念に思い、気持ちが離れた。
(その後は、93年の Black Tie White Noise を聴いただけで、今年2016年の遺作までまた空白が続いた)

このプロモ・ビデオ、原爆のシーンも靴を踏み潰すシーンも、確かに覚えてはいるが、当時それが何を意味するのか考えたこともなかった。

歌詞をベスト盤CDで確かめてみたが、
一応すべてラブソングの内容で通ることは通る。
しかし、run とか hide を多用していたり、
For fear tonight is all
Under the moonlight, this serious moonlight
などというあたりは、何かを暗喩しているのかもしれない。
歌詞だけだと、確かなことは言えそうにないが。。

☆80年代ビッグ・アーティストの最高に下らない売れ筋サウンドの名曲ベスト5(原題は省略)
デヴィッド・ボウイ「レッツ・ダンス」
オリビア・ニュートン=ジョン「フィジカル」
イエス「ロンリー・ハート」
スターシップ「シスコはロック・シティ」
シカゴ「素直になれなくて」

ただし、ここにあげた「レッツ・ダンス」だけでなく、「フィジカル」にはsexualな意味が暗示されているということも後年知った(普通に歌詞を聞き取れれば明らかだったのだが、ビデオに騙されて何も考えてなかった)。

核戦争による破滅を描いた『風が吹くとき』の主題歌をボウイが歌っていたことも、全く記憶していなかった。
しかも音楽はロジャー・ウォーターズ。
一度見たしビデオ(VHS)は保存してあるはずなのだが。。

ロック黄金時代を創造した団塊世代アーティストの訃報が絶えることのない時代に入った…

2016年02月06日 | ART / CULTURE
1月のデビッド・ボウイ(69歳)の訃報の際にそう書きかけて、あまりにも不吉なので封印しました。。
それから1週間後にはグレン・フライが67歳で逝去。
45歳でエイズ死したフレディとボウイは同学年。
グレン・フライは32歳で死んだジョン・ボーナムと同じ年の生まれ。
そして、EW&Fのモーリス・ホワイトの訃報が。。

ビートルズ以降の主なアーティストを生年ごとに書き出してみましたが、思いつくまま調べてみると、1945-50年生まれの「団塊の世代 baby boomer」が多くてここには書ききれず、51年のスティングから58年のマイケル、プリンス、マドンナというMTV世代の間の空白を埋めるのには苦労しました。

繰り返しますが、このリストは「次に死ぬであろうスーパースター」の予想リストという意味では決してありません。ただし、ボウイの訃報の際に書いたように、この世代は喫煙率が高かっただけでなく、多少なりともドラッグに溺れた率も高く、標題の予想は必然としか言いようがないのです。
(1950年生まれ以降の世代にはドラッグの影響はあまり感じられません)

無論、これは野次馬的な好奇心で書いたものではなく、(皆さんの)自分自身や家族の「命の問題」として考えて欲しいからあえて書き出してみたものです。

タバコについては、禁煙するのが若ければ若いほど良いのは当たり前ですが、何歳だから遅すぎるということはありません。
これから先の健康に多少なりとも不安を感じている中高年世代が、平均10年も寿命を縮める依存性薬物(=麻薬)であるタバコを吸い続ける理由など一つも存在しません。(ストレス解消は真っ赤な嘘)

生年 年齢
1940(75) ジョン・レノン(40+)、リンゴ・スター
1941(74) モーリス・ホワイト(74+)、ボブ・ディラン、ポール・サイモン、アート・ガーファンクル
1942(73) ポール・マッカートニー、ブライアン・ウィルソン、ブライアン・ジョーンズ(27+)
1943(72) ジョージ・ハリスン(58+)、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ
1944(71) ジミー・ペイジ、ジェフ・ベック、デニス・ウィルソン(39+)
1945(70) エリック・クラプトン、ニール・ヤング、ロッド・スチュワート、リッチー・ブラックモア、ジェフ・リン
1946(69) フレディ・マーキュリー(45+)、リチャード・カーペンター、ダリル・ホール
1947(68) デビッド・ボウイ(69+)、ブライアン・メイ、エルトン・ジョン、トム・ショルツ、マーク・ボラン(29+)
1948(67) グレン・フライ(67+)、ドン・ヘンリー、ロバート・プラント、スティーヴ・ウィンウッド、オリビア・ニュートン=ジョン、スティーヴン・タイラー、ジョン・ボーナム(32+)
1949(66) ブルース・スプリングスティーン、ビリー・ジョエル、ジーン・シモンズ、スティーヴ・ペリー
1950(65) カレン・カーペンター(32+)、ピーター・ガブリエル
1951(64) スティング、フィル・コリンズ、クリッシー・ハインド
1952(63) ポール・スタンレー
1953(62) シンディ・ローパー
1954(61) デイヴ・リー・ロス
1955(60) レスリー・マッコーエン、エディ・ヴァン・ヘイレン、ランディ・ヴァンウォーマー
1956(59) ポール・ヤング、ジョン・ライドン
1957(58) スティーヴ・ルカサー
1958(57) マイケル・ジャクソン(50+)、プリンス、マドンナ、ポール・ウェラー
1959(56) シーナ・イーストン
1960(55) ボノ
※生年の後のカッコ内は、2015年末の時点の年齢
※死没者の年齢は死亡時の満年齢

村上春樹『職業としての小説家』隠された主題は学校・いじめ、歪んだ日本社会、原発、文学賞、若者

2015年12月30日 | ART / CULTURE
 村上春樹はなぜ「いま」この本を世に送り出したのか。

 その答えの一部は、やや唐突に挿入された「第8回 学校について」にあるだろう。画一的な学校システムの歪みの中で命を落としていく子どもたち。その歪みは日本社会の歪みそのものであり、必然的に福島原発事故にも言及していく。「(通常の想定を超えた自然災害が)致命的な悲劇の段階にまで推し進められたのは、現行システムの抱える構造的な欠陥のためであり、それが生みだしたひずみのためです。システム内における責任の不在であり、判断能力の欠落です。他人の痛みを「想定」することのない、想像力を失った悪しき効率性です」「おそらくみなさんもおおむね同じような思いを抱いておられるのではないでしょうか」と。

 もう一つは毎年繰り返されるノーベル賞騒ぎ。「第3回 文学賞について」では過去の芥川賞(を逃した)騒動に触れつつ、ノーベル賞についてはチャンドラーの例など間接的な言及に留められている。私自身、春樹氏が受賞してテレビなどのメディアに晒される姿は想像しにくいし、見たくもない。それが受賞を強くは望まない最大の要因になっている。しかし、ここでは文学賞よりも読者との直接的な関係性を重視しているということが繰り返し強調されているだけで、受賞を拒否するという意味合いは含まれておらず、実際に国内外の文学賞をこれまでも受賞し、式典にも出席してきている。

 冒頭の「なぜ」という疑問がわいた理由は、本書のかなりの部分は、これまでも各種エッセイだけでなく、音楽、ランニング、作家活動などについての単行本やインタビュー集でも触れられてきた内容であり(しかも本書の中でも繰り返しが多数あり)、古くからの愛読者にとって、ディテールはともかく大筋において「新たな発見や驚き、喜び」は少なかったというのが正直な感想だからだ。

 その三つ目の答えとしては、上記二つとも重複するが、『1Q84』以降の「第二のブーム」で生じた若い読者を主な対象として書かれたのではないかと考える。私自身は『1Q84 BOOK3』以降の3冊(『多崎つくる』『女のいない』)に言いようのない違和感を感じ、「いま」どうして多くの新たな読者に読まれ始めているのか理解し難い状況にあるので、そのような若い読者層からどのように受け止められたのか若干の興味はある。

 それにしても、出版不況と一部の活況(春樹氏や又吉氏など)の中で、村上春樹の新作を購入せずに図書館から借りて読んだという事実には、何か煮え切らない思いがあるのも事実だ。(かと言って購入して手元に置いておきたいとも思わなかったが。。理由は上述。)

※読書後の短文レビューを長らくサボっていたが、脳味噌と一緒に煙となって消えてしまう前に(それ以前に記憶ネットワークから焼失してしまう前に)、わずかでも興味を持った人の役に立つことを願いつつ、一言ずつでも書き残しておくことにする。(今回は少し長くなったが)

"God only knows" から "Wanderlust" へ ポールとブライアンの半世紀…

2014年12月27日 | ART / CULTURE
ポール・マッカートニーのトリビュート・アルバムでブライアン・ウイルソンが "Wanderlust" を歌っている。この二人の天才が互いにリスペクトしつつ競い合った時代を、後追いにせよ体験できたことに、ある種の感慨を覚えざるを得ない。"God only knows" と "Wanderlust" の2曲には、相通じるものを感じる。

Paul McCartney - Wanderlust

The Beach Boys - God only knows

Brian Wilson - Wanderlust

(動画サイトで検索すると出てくるはずですが、ここではリンク先URLは自粛します)

「花子とアン」のブラックバーン校長とジョン・レノン

2014年08月31日 | ART / CULTURE
花子とアンのブラックバーン校長が卒業式の送辞で述べた、
Grow old along with me. The best is yet to be.
http://asadra.hoimi.tv/blackburn-message/

というフレーズは、ジョン・レノンの "Grow Old With Me" でも引用されている。(元々は別の詩人のフレーズらしい)
http://mettapops.blog.fc2.com/blog-entry-570.html

このアルバムはジョンの死後にリリースされたもの。
カセットテープ多重録音のデモテープなので音質は良くないが、ジョンのベストソングと言っても過言ではない。(…他にもベストソングと言っても過言ではない曲は何曲もあるが)
個人的にも思い入れのある曲。

ジョンの死は大学受験前の12月にFENで知った。
英語のヒアリングは当時も今も全く自信はないが、さすがにその騒ぎから大変なことが起きたことは理解できた。
あれから今年で34年。ジョンの歳はとうの昔の通り過ぎ、11歳も年上になった。。(もう少しで12歳年上)

ということは、ジョンは22歳も年上だったんだ。生きてれば73歳か(10月で74歳)。。
(ジョンは1940年生まれの戦中派、私は1962年、ビートルズのデビューの前日に生まれた)

ちなみに、ブラックバーン校長はブラックモア女史という実在の校長がモデルになっているが、ジョンが前半と後半部をかいた(中間部はポール)ビートルズの "A Day in the Life" に出てくる "four thousand holes in Blackburn Lancashire" という歌詞で馴染みがあった地名だ。

東洋英和女学院>学院概要>東洋英和の歴史
http://www.toyoeiwa.ac.jp/gaiyou/index.html

最初に戻るが、和田誠の「お楽しみはこれからだ」も同じフレーズからとったものかと思っていたのですが、違いました。

『ジャズ・シンガー The Jazz Singer』(1927年)の
「You ain't heard nothin' yet!」お楽しみはこれからだ!

花子とアンとめ以子の時代 1908年:モンゴメリ34歳 花子15歳 アン11歳 め以子3歳

2014年04月04日 | ART / CULTURE
モンゴメリ 1874(明治7)-1942(昭和17)
村岡花子 1893(明治26)-1968(昭和43) 終戦時 52歳
日露戦争 1904(明治37)-1905(明治38)
赤毛のアン 1908(明治41)
 モンゴメリ34歳 花子15歳
 アン 11歳 1897年(明治30年)
 翻訳1952 花子59歳

ごちそうさん
め以子 1905(明治38)-
関東大震災 1923(大正12) 18歳
終戦時 40歳

『パン屋再襲撃』と『再びパン屋を襲う』を少しだけ読み比べてみる 文章比較5つ

2013年04月19日 | ART / CULTURE
新作『色彩を…巡礼の年』が話題の村上春樹だが、少し前に発売された『パン屋を襲う』(「パン屋を襲う」+「再びパン屋を襲う」)を、手が加えられる前の「パン屋襲撃」「パン屋再襲撃」と読み比べてみました。

Bookmeterへの短評

『パン屋再襲撃』と『パン屋を襲う』を少しだけ読み比べてみた。確かにいま読めば『パン屋再襲撃』よりも『パン屋を襲う』の方が感覚的にしっくりくる。村上春樹氏が手直ししたいと思った感覚と一緒にこの28年を共有したと思いたい。ところで『パン屋再襲撃』の前の『パン屋襲撃』オリジナル版は読んだことなかったのか?と疑問に思ったが、『夢で会いましょう』に『パン』として収録されている。これは読んだはずだが、さすがに覚えてない。。全文『パン屋を襲う』と読み比べてみた。ただし、タイトルは『パン屋再襲撃』に慣れ親しんだためか『パン屋を襲う』ではまだ違和感があるし、このカット・メンシックさんのイラストも『眠り』同様に素晴らしいけど、佐々木マキさんの表紙(これは種市の潜水夫?)と比較するのは意味がない(少なくとも今の村上春樹氏にあわせて考えれば最後の喫煙シーンを絵に描くことはなかったはず)。とにかく、28年もの歳月が経ったのだ。この夫婦が『ねじまき鳥クロニクル』の世界に繋がっていくとの作者自身の示唆は新鮮だった。

『パン屋再襲撃』と『再びパン屋を襲う』で文章がどのように変わったか、5つだけ抜粋して紹介しておきます。

A) 『パン屋再襲撃』
B) 『再びパン屋を襲う』

A) パン屋襲撃の話を妻に聞かせたことが正しい選択であったのかどうか、僕にはいまもって確信が持てない。
B) パン屋を襲ったときの話を妻に聞かせたことが正しい選択だったのかどうか、いまもって確信が持てない。

A) それは理不尽と言っていいほどの圧倒的な空腹感だった。
B) それは理不尽なまでに圧倒的な空腹感だった。

A) 我々の生活はひどく忙しく、立体的な洞窟のようにごたごたと混みいっており、とても予備の食料のことまでは気がまわらなかった。
B) 我々の生活はひどく忙しく、立体的な洞窟のように前後左右に入り組んでいて、冷蔵庫の中身まではとても気がまわらなかった。

A) 妻のそのような意見(乃至はテーゼ)はある種の啓示のように僕の耳に響いた。
B) 伴侶のそのような意見(あるいはテーゼ)はある種の啓示として僕の耳に響いた。

A) 彼女にそう言われると、僕には、自分の今抱えている飢餓が国道沿いの終夜レストランで便宜的に充たさせるべきではない特殊な飢餓であるように感じられたのだ。
B) 彼女にそう言われると、自分の今抱えている飢餓は国道沿いの終夜レストランなんかで便宜的に充たさせてはならない特殊な飢餓であるように感じられた。

『タイキルとジョッコ』登場人物・動物一覧

2013年03月29日 | ART / CULTURE
99.9%(あるいはそれ以上)の人にとって全く役に立たない情報ですが、まいえ かずお (著)・スズキ コージ (イラスト) 『タイキルとジョッコ』の登場人物・動物の一覧。

面白いんだけど、名前がややこしいのでメモしながら読まないと誰が人間かクマかタヌキかリスかわからなくなるので。

マタイエ・タイキル ・・・ 男の子 小学校1年生
セタセル・ジョッコ ・・・ 野ウサギ 1年生
ボンパル・コッコレオ(コッコ) ・・・ 小ウサギ 1年生

ラシミール・モカエフ ・・・ クマ 3年生
ティンバック・アエル ・・・ 男の子 3年生

プリミアーノ・プリミン ・・・ リス 2年生
テトナウカ・リリトン ・・・ 女の子 2年生

マリヒル・マリヒン ・・・ キツネ 1年生
アルノーリヤ・マジュミル ・・・ 女の子 1年生

ブンテノ・ムムキン ・・・ タヌキ 1年生
ミハルン・ユークム ・・・ 男の子 1年生

ビオルカ・デニスン ・・・ 先生

コラリンケ・ガマリーエ(コラン)・・・ 宿屋の主人

ソブラン・ザイエルス ・・・ レストランのコック
セイロン ・・・ 黒い馬

チルス・ダウニ ・・・ マイユラ博物館館長
アンジル・アンジェラート ・・・ ヒールリー村の家具屋

2013年1月に読んだ本

2013年02月02日 | ART / CULTURE
2013年1月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:2776ページ
ナイス数:4ナイス

医療防衛 なぜ日本医師会は闘うのか (角川oneテーマ)医療防衛 なぜ日本医師会は闘うのか (角川oneテーマ)感想
財務省の意図的な捏造発表を無批判に垂れ流しするメディア。米国市場経済の圧力と結託し、開業医と勤務医を分断して開業医を悪者にすることで医療費の削減をはかろうとする財務省。原発問題と同様に、ここでもメディアが果たした役割は共犯ではなく主犯格。どちらも小泉・安倍政権で決定的となった。この上、社会保障のためと称した消費税大幅増税で医療が崩壊する。(しかし、どういうわけだか肝腎の消費税における損税問題で図表を用いた説明がない。)
読了日:1月29日 著者:今村 聡,海堂 尊
描かれた四季 (名画のなかの世界)描かれた四季 (名画のなかの世界)
読了日:1月24日 著者:若桑 みどり
人物・静物・イメージを描く―憧れの画家たち10代の絵人物・静物・イメージを描く―憧れの画家たち10代の絵
読了日:1月24日 著者:向山 洋一
55歳からのハローライフ55歳からのハローライフ
読了日:1月24日 著者:村上 龍
この国はどこで間違えたのか ~沖縄と福島から見えた日本~この国はどこで間違えたのか ~沖縄と福島から見えた日本~感想
誤解を恐れずに言えば、青森で起きている悲喜劇は「福島にすらなれなかった」ことによるのではないか。青森の人は「事故が福島で良かった。福島で起きたから青森ではもう起きないだろう」と思っている。福島の人もかつては「チェルノブイリで良かった。福島では起きない」と思っていたし、チェルノブイリの人も「スリーマイルで良かった…」
読了日:1月22日 著者:内田樹,小熊英二,開沼博,佐藤栄佐久,佐野眞一,清水修二,広井良典,辺見庸
てんつく怒髪――3・11、それからの日々てんつく怒髪――3・11、それからの日々
読了日:1月21日 著者:落合 恵子
雪だるまの雪子ちゃん雪だるまの雪子ちゃん
読了日:1月21日 著者:江國 香織,山本 容子
おこだでませんようにおこだでませんように
読了日:1月13日 著者:くすのき しげのり
母からの伝言―刺しゅう画に込めた思い母からの伝言―刺しゅう画に込めた思い
読了日:1月13日 著者:エスター・ニセンタール クリニッツ,バニース スタインハート
ミサコの被爆ピアノミサコの被爆ピアノ
読了日:1月8日 著者:松谷 みよ子
錦座ものがたり:西村喜助夢一代記錦座ものがたり:西村喜助夢一代記
読了日:1月8日 著者:滝尻 善英
にちようびにちようび
読了日:1月6日 著者:もとはし さとこ
スケッチ集『街道をゆく』スケッチ集『街道をゆく』
読了日:1月6日 著者:安野 光雅
政府は必ず嘘をつく  アメリカの「失われた10年」が私たちに警告すること  角川SSC新書政府は必ず嘘をつく アメリカの「失われた10年」が私たちに警告すること 角川SSC新書感想
中高生必読。NIEでメディアを信じて学びましょうなどという馬鹿げた教育をするより、本書と『社会の真実のみつけ方』を必須課題に指定して、政府・学校・メディアに騙されない人間をつくっていくしかない。無論、政府・学校・メディアが支配されている現状では困難だが。。第3章の「アメリカ型資本主義から脱出したアルゼンチン」から、国民があきらめずに国を変えていくことを学ぶ。
読了日:1月4日 著者:堤 未果
原発のコスト――エネルギー転換への視点 (岩波新書)原発のコスト――エネルギー転換への視点 (岩波新書)
読了日:1月4日 著者:大島 堅一
古事記―マンガ日本の古典 (1)古事記―マンガ日本の古典 (1)
読了日:1月3日 著者:石ノ森 章太郎
面白くてよくわかる!万葉集―美しい日本語で紡がれる和歌を学ぶ大人の教科書面白くてよくわかる!万葉集―美しい日本語で紡がれる和歌を学ぶ大人の教科書
読了日:1月3日 著者:根本 浩
音楽名曲絵画館 ブルーアイランド氏のピアノ名曲の旅 絵と文 青島広志音楽名曲絵画館 ブルーアイランド氏のピアノ名曲の旅 絵と文 青島広志
読了日:1月3日 著者:青島 広志

読書メーター

2012年12月に読んだ本

2013年01月04日 | ART / CULTURE
2012年12月の読書メーター
読んだ本の数:24冊
読んだページ数:2314ページ
ナイス数:2ナイス

におい山脈 (椋鳩十・梶山俊夫ものがたりえほん 1)におい山脈 (椋鳩十・梶山俊夫ものがたりえほん 1)
読了日:12月27日 著者:椋 鳩十
コン・セブリ島の魔法使いコン・セブリ島の魔法使い
読了日:12月27日 著者:別役 実
夏天の虹―みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 (時代小説文庫))夏天の虹―みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 (時代小説文庫))
読了日:12月25日 著者:高田 郁
ガラスめだまときんのつののヤギ―ベラルーシ民話 (日本傑作絵本シリーズ)ガラスめだまときんのつののヤギ―ベラルーシ民話 (日本傑作絵本シリーズ)
読了日:12月25日 著者:
ルフラン ルフランルフラン ルフラン
読了日:12月25日 著者:荒井 良二
福島第一原発 ―真相と展望 (集英社新書)福島第一原発 ―真相と展望 (集英社新書)感想
3号機爆発が即発臨界だというビデオは多くの人が見て驚愕しつつも納得したが、著書も一読の価値あり。興味深いのは、事故3週間前にTMIのような事故がGE社のマーク1で起きるだろうと語っていたことだ。フクシマは不運が重なったように思われがちだが、実は必然の積み重ねだったのだ。
読了日:12月22日 著者:アーニー・ガンダーセン
村山籌子作品集〈3〉 川へおちたたまねぎさん村山籌子作品集〈3〉 川へおちたたまねぎさん
読了日:12月19日 著者:村山 籌子,村山 知義,村山籌子作品集編集委員会
村山籌子作品集〈1〉 リボンときつねとゴムまりと月村山籌子作品集〈1〉 リボンときつねとゴムまりと月
読了日:12月19日 著者:村山 籌子,村山 知義,村山籌子作品集編集委員会
ぞうのはなは なぜながいぞうのはなは なぜながい
読了日:12月16日 著者:寺村 輝夫,長 新太
ちえちゃんのおはじき (クローバーえほんシリーズ)ちえちゃんのおはじき (クローバーえほんシリーズ)
読了日:12月16日 著者:山口 節子
茶色の朝茶色の朝
読了日:12月15日 著者:フランク パヴロフ,ヴィンセント ギャロ,藤本 一勇,高橋 哲哉
社会の真実の見つけかた (岩波ジュニア新書)社会の真実の見つけかた (岩波ジュニア新書)
読了日:12月14日 著者:堤 未果
村山籌子作品集〈2〉 あめがふってくりゃ村山籌子作品集〈2〉 あめがふってくりゃ
読了日:12月11日 著者:村山 籌子,村山 知義,村山籌子作品集編集委員会
紳士とオバケ氏 (ものがたりのもり)紳士とオバケ氏 (ものがたりのもり)
読了日:12月10日 著者:たかどの ほうこ
えりなの青い空えりなの青い空
読了日:12月10日 著者:あさの あつこ
鼻のこびと鼻のこびと
読了日:12月10日 著者:ヴィルヘルム ハウフ
いろいろへんないろのはじまりいろいろへんないろのはじまり
読了日:12月9日 著者:アーノルド・ローベル
さかさまさかさま
読了日:12月9日 著者:安野 光雅
雪の女王雪の女王
読了日:12月9日 著者:アンデルセン
月刊 たくさんのふしぎ 2013年 01月号 [雑誌]月刊 たくさんのふしぎ 2013年 01月号 [雑誌]感想
たくさんのふしぎ2013年1月号『桜島の赤い火』。「火山雷」という現象は知らなかったし写真も初めて見た。一読の価値あり。検索してみたらご本人のブログに公開されている。http://blogs.yahoo.co.jp/pu_suke_pu_chan/49962472.html ダウンロードしてiPhoneの壁紙にしてみたら大変なことになった。
読了日:12月6日 著者:
心星ひとつ みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 時代小説文庫)心星ひとつ みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 時代小説文庫)
読了日:12月3日 著者:高田 郁
ポケットに砂と雪 (おはなしのたからばこ 19)ポケットに砂と雪 (おはなしのたからばこ 19)
読了日:12月2日 著者:和田 誠
モケモケ (おはなしのたからばこ 32)モケモケ (おはなしのたからばこ 32)
読了日:12月2日 著者:荒井 良二
おばけむらおばけむら感想
「もう、むかしの、ひなびたむらには、もどれない。それなりのしあわせは、もどらない。」2004年発行。いま、深く心に突き刺さる。
読了日:12月1日 著者:南部 和也

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2012年10月に読んだ本

2012年11月01日 | ART / CULTURE
2012年10月の読書メーター読んだ本の数:25冊読んだページ数:2475ページナイス数:2ナイス旅の絵本 (3)旅の絵本 (3)読了日:10月29日 著者:安野 光雅
絵本玉虫厨子の物語 (愛と真実の絵本)絵本玉虫厨子の物語 (愛と真実の絵本)読了日:10月29日 著者:平塚 武二
はっぴぃさんはっぴぃさん読了日:10月29日 著者:荒井 良二
無常という力―「方丈記」に学ぶ心の在り方無常という力―「方丈記」に学ぶ心の在り方感想玄侑宗久氏の放射能汚染に関する意見には殆ど賛同できない。その上で、方丈記を通読してみたいという動機と兼ねてフクシマに関して何が書かれているのか気になって図書館から借りてみた。全体の解釈には納得できるが、放射能汚染については方丈記からの我田引水、牽強付会の論法と言わざるを得ない。読了日:10月25日 著者:玄侑 宗久
プロメテウスの罠 2プロメテウスの罠 2読了日:10月23日 著者:朝日新聞特別報道部
旅の絵本〈5〉旅の絵本〈5〉読了日:10月23日 著者:安野 光雅
おしゃべりなたまごやき (日本傑作絵本シリーズ)おしゃべりなたまごやき (日本傑作絵本シリーズ)読了日:10月22日 著者:寺村 輝夫
ちいさな1ちいさな1読了日:10月22日 著者:アン・ランド,ポール・ランド
ぼくとチェルノブイリのこどもたちの5年間 (ノンフィクション・隣人たちの哲学)ぼくとチェルノブイリのこどもたちの5年間 (ノンフィクション・隣人たちの哲学)感想菅谷昭先生が2001年に書いた『ぼくとチェルノブイリのこどもたちの5年間』を11年ぶりに読み直した。子ども向けの本だから何時間もかからないが、菅谷先生の発した警告のメッセージの数々を改めて目にすると、悔恨の念しか浮かばない。菅谷先生自身が最もその思いを強くしているのではないか。「日本は、世界で唯一原子爆弾の被害を受けた国でもありますが、現在は全国に五十以上もの原子力発電所を抱える国でもあります。チェルノブイリ事故は、決して人ごとではないのです」「二十一世紀の日本をになう少年少女たちが、この本を読んで、原子読了日:10月19日 著者:菅谷 昭
八戸写真帖―明治・大正・昭和・平成 南部寺子屋「はちのへ塾」八八戸写真帖―明治・大正・昭和・平成 南部寺子屋「はちのへ塾」八読了日:10月16日 著者:八戸観光コンベンション協会
想い雲―みをつくし料理帖 (時代小説文庫)想い雲―みをつくし料理帖 (時代小説文庫)読了日:10月16日 著者:高田 郁
すずの兵隊―アンデルセン童話 (おはなしのたからばこ 14)すずの兵隊―アンデルセン童話 (おはなしのたからばこ 14)読了日:10月16日 著者:石津 ちひろ
あさになったのでまどをあけますよあさになったのでまどをあけますよ読了日:10月15日 著者:荒井 良二
キャベツくん (ぽっぽライブラリ―みるみる絵本)キャベツくん (ぽっぽライブラリ―みるみる絵本)読了日:10月15日 著者:長 新太
ゴムあたまポンたろう (絵本・こどものひろば)ゴムあたまポンたろう (絵本・こどものひろば)読了日:10月10日 著者:長 新太
おならのしゃもじ (日本の民話えほん)おならのしゃもじ (日本の民話えほん)読了日:10月9日 著者:小沢 正,田島 征三
やまからにげてきた;ゴミをぽいぽい (絵本・こどものひろば)やまからにげてきた;ゴミをぽいぽい (絵本・こどものひろば)読了日:10月9日 著者:田島 征三
旅の絵本〈6〉旅の絵本〈6〉読了日:10月8日 著者:安野 光雅
はだしのゲン (第10巻)はだしのゲン (第10巻)読了日:10月8日 著者:中沢 啓治
花散らしの雨 みをつくし料理帖花散らしの雨 みをつくし料理帖読了日:10月5日 著者:高田 郁
八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)読了日:10月5日 著者:高田 郁
もう原発はいらない!もう原発はいらない!読了日:10月1日 著者:郡山昌也,大野拓夫
いろはにほへといろはにほへと読了日:10月1日 著者:今江 祥智
旅の絵本II (改訂版) (安野光雅の絵本)旅の絵本II (改訂版) (安野光雅の絵本)読了日:10月1日 著者:
はだしのゲン 9はだしのゲン 9読了日:10月1日 著者:中沢 啓治
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