踊る小児科医のblog

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県庁全面禁煙化を県民の声で 団体・個人要請のお願い

2011年02月24日 | 禁煙・防煙
「県民の声が県議会への喫煙室設置を阻止した」、、わけではなく、「何があっても喫煙室は確保する」という県議たちにより、空室を喫煙室にすることが「決定」してしまいました。

それだけでなく、県庁には現在8カ所の喫煙室に20台の「分煙機」が設置されており、この購入費用は約900万円(喫煙室の設置費用は建設費に含まれているため計上されていません)、年間の維持管理費に年95万7千円が費やされており、さらに喫煙室の換気機能強化のために3カ所の換気装置の設置で40万9千円がすでに使われてしまいました。
もちろん、これらは全て全面禁煙になれば一切必要のない費用です。

私たちは、全面禁煙化を求める陳情を県議会に提出しているところではありますが、常識では理解できない県と県議の態度を覆すには、更なるご助力が必要な状況にあります。
(これだけの客観的証拠と世界の動きがある中で、庁舎を禁煙にすることすらできない県や県議会は「有害無益」であり、不要です。)

現在、県内の医療団体などに、全面禁煙要請書の依頼文と要請書のひな形を送付して要請書の提出をお願いしております。
→ブログ
→PDFファイル

(これまでの経緯や資料、全面禁煙化が必要な根拠などは、青森県タバコ問題懇談会のHP・ブログ-上記-に掲載されていますので、ご確認下さいますようお願いいたします。)

この書式は医療団体だけでなく、市民団体や各種団体、グループ、趣味の会、企業や商店、個人名でも提出できます。
ご賛同いただける方は、是非とも県知事と県議会に声を届けて下さいますようお願いいたします。
上記のPDFファイルをダウンロードしてお使い下さい。
責任や義務などは何ら発生しません。

今回は捺印の上、郵送が必要になりますが、八戸市内の方で当院に預けていただければまとめて送ることも可能です。
あと少しの力でこの異常な状況を変えられるはずです。
ご協力のほどよろしくお願いいたします。

インフルエンザ:2週連続減少 八戸市・三八地方

2011年02月15日 | 新型インフルエンザ
インフルエンザ流行のピークは予想よりも1週早い1月の最終週(第4週)となり、2月に入って2週連続で減少してきています。八戸市、青森県の傾向も同様なので、おそらくはこのままゆっくり終息に向かうものと思われますが、今月いっぱいはある程度の流行は残るでしょう。

2年前までは、シーズンの終盤にB型の流行が重なることが多かったのですが、今シーズンはまだ明らかではありません。

2010年第52週~2011年第4週のインフルエンザウイルスの検出状況(IDWRより)
 AH1pdm 82%
 AH3亜型 15%
 B型 3%

喫煙室【1200万円/3年】設置反対の署名FAXを 青森県庁・県議会

2011年02月07日 | 禁煙・防煙
青森県庁・県議会への喫煙室・分煙装置設置反対のFAX署名用紙を作成しました。
(この間の経緯はこちらのブログをご覧下さい。)
このまま抗議の声を上げずにいれば、2月中に設置され、私たちの税金1200万円(3年契約)が喫煙議員・職員に喫煙させるために使われてしまいます。
5名まで署名できるようにしましたが、お一人でも全く構いません。
県外の方も大歓迎です。
出だしの一文は県議会棟だけになっていますが、全体では県庁の喫煙室も含めたものにしました。
皆さんの職場や学校、ご家族、友人など、周りの方にもこのひどい話をお伝えいただき、反対の輪を広げて下さい。
宛先が2カ所になっているので、できれば2通送っていただければ幸いです。
ご協力の程よろしくお願いいたします。

http://aaa.umin.jp/data/2011/201102fax_syomei.pdf

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青森県知事   三村 申吾 殿 (総務部財産管理課 FAX 017-734-8014)
青森県議会議長 長尾 忠行 殿 (青森県議会事務局 FAX 017-734-8235)

県庁と県議会棟への喫煙室・分煙装置の設置に反対します

 青森県議会棟に、県民の税金を毎年400万円、3年間で1200万円も使って、喫煙議員や喫煙職員のために喫煙ブースを設置することに反対します。
 青森県内では、受動喫煙防止対策が全く不十分なために、飲食店や職場、路上、公園、観光地などで、未成年や妊婦を含む多くの県民や、新幹線で青森県を訪れた県外からの観光客が受動喫煙の害を被り続けています。
 一刻も早く、健康増進法やタバコ規制枠組み条約に従って、公共的施設の全面禁煙を実現してもらわなくてはいけません。そのためには、民間施設に先駆けて県庁や県議会が率先して全面禁煙にしなくてはいけないのに、多額の税金を使って喫煙室や分煙装置を設置するなど、全くの逆行措置です。
 県庁と県議会棟への喫煙室・分煙装置の設置計画を撤回して、早急に全面禁煙にするだけでなく、飲食店などを含む全ての公共的施設の全面禁煙を実現するために、受動喫煙防止条例を制定することを強く望みます。

平成23年(2011年)2月  日

  住所            氏名            

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青森県庁・県議会への喫煙室・分煙装置の設置中止勧告を提出

2011年02月01日 | 禁煙・防煙
本日、青森県タバコ問題懇談会より青森県知事および青森県議会議長に「青森県庁・県議会への喫煙室および分煙装置の設置中止と県施設の全面禁煙化を求める勧告」を提出しました。

県庁・県議会への喫煙室・分煙装置の設置中止勧告を提出
http://ameblo.jp/aomori-aa/entry-10786754068.html
勧告文の全文・PDF
http://ameblo.jp/aomori-aa/entry-10781461952.html
http://aaa.umin.jp/data/2011/201102kankoku.pdf

院内版感染症情報 インフルエンザはピークに  八戸市・三八地方

2011年02月01日 | 新型インフルエンザ
 1月末の時点で、インフルエンザとウイルス性胃腸炎(ノロまたはロタウイルス)が流行中で、その他に結膜炎(目やに)や発熱、咳などの症状を伴うアデノウイルスもある程度みられているようです。みずぼうそうは例年この時期に多くなりますが、保育園などで小さな流行があるようです。
 ウイルス性胃腸炎は2月の厳冬期にかけて、ノロウイルスよりも乳幼児で重症化に注意が必要なロタウイルスが多くなる時期です。

 今シーズンの流行は20~30代を中心とした若い大人で、子どもの患者は多くありません。昨年末まではA香港型の方が優勢だったのですが、お正月前から逆転して、A/H1N1pdm(2009新型)がメインになっています。

 3学期が始まってから子どもでも流行が本格化し、3週目で注意報発令基準の10人を超えましたが、その後の増加の勢いが急激ではないので、2月上旬でピークを過ぎるのではないかと予想しています。
 乳幼児よりも10代の年長児が多く、親から幼児への感染も散見されます。

 小学校での流行状況をみると、新しく感染しているのは昨年インフルエンザにかからなかった子が主なようですので、同じ傾向が続くなら、子どもでの流行は大きくならないで済むかと思われます。
 逆に、A香港型やB型との混合流行になると、春先まで流行が長引く可能性もあります。

(院内報より)

ヒブ・肺炎球菌・HPVワクチン 2月より無料接種開始

2011年02月01日 | 予防接種
 細菌性髄膜炎を予防するインフルエンザb型菌(Hib:ヒブ)と肺炎球菌(小児用)、子宮頸がん予防のHPVワクチンの3種類が、2月から無料で接種できるようになりました。 <別紙参照>→PDF1 PDF2
 階上町は2月1日から、八戸市は2月23日から接種開始となります。

 当院では同時接種は従来通り2種類までとします。生後2ヶ月からヒブと肺炎球菌の同時接種でスタートして、間に三種混合とBCGをはさみながら進めていくと、早ければ6ヶ月までに一通り接種を終えることができます。
 別紙に示したスケジュールは一例ですが、生まれた月によって春秋のポリオ集団接種が入ってきたり、風邪などで予定がずれたりすることがありますので、一人一人相談しながらスケジュールを組んでいくことになります。

 今回の接種は、予防接種法で定められた定期接種ではなく任意接種の扱いとなり、期間も2012年3月末までの限定となっていますが、2012年度から定期接種に組み入れることができるよう厚労省で検討が進められているとろです。
 この他にも、水痘(みずぼうそう)、おたふくかぜ、B型肝炎などの定期化も要望しており、同じく厚労省の委員会で検討対象になっていますが、2012年に一緒に定期接種に入ってくるか、まだわからない状況です。

 なお、小児用肺炎球菌ワクチンは9歳まで接種することが可能ですが、今回の無料化は4歳までで、5歳~9歳には適用されません。
 また、八戸市・階上町以外の県内市町村や県外の子でも委託接種ができるようになるのかなど、現時点で詳細について情報がなくお伝えできません。
 わからないことがあればお尋ね下さい。

1)子宮頸がん予防HPVワクチン

 対象者  中学1年生~高校1年生(相当)の女性
      高1の子は3月末までに1回でも接種すれば、4月以降(高2)
      も残りの回数を無料で接種することができます(今年度限り)
 接種回数 3回(初回、1ヶ月後、初回の6ヶ月後)  ※筋肉注射です

2)ヒブ・肺炎球菌ワクチン

 対象者  2ヶ月~4歳
 接種回数 ヒブと肺炎球菌はほとんど同じですので同時接種をお勧めします

<ヒブ>
 2ヶ月~6ヶ月  初回3回+追加1回
 7ヶ月~11ヶ月  初回2回+追加1回
 1歳~4歳    1回

<肺炎球菌>
 2ヶ月~6ヶ月  初回3回+追加1回
 7ヶ月~11ヶ月  初回2回+追加1回
 1歳       2回
 2歳~4歳    1回

(院内報より)

不活化ポリオワクチンの早期導入を求める

2011年02月01日 | 予防接種
 ポリオはまだ世界から根絶されておらず、ワクチンの接種は必要です。生ワクチンは長年の実績のある効果の高いワクチンですが、年に1人程度の麻痺が生じています(危険性は変わってません)。

 他の先進国では不活化ワクチンが導入されており、私たち小児科医も早期切換えを要望してきましたが、まだ目処が立っていません。

 国内の一部の医療機関で個人輸入の不活化ワクチンが接種され始めています。当院では今のところ不活化ワクチン接種の予定はありませんが、今後、国の対応状況もみながら検討していきたいと思います。

(院内報より)

3月1日午前:臨時休診、午後は通常通り診療

2011年02月01日 | こども・小児科
 2月は通常通りの診療です。3月1日(火) は午前中が臨時休診、午後は通常通りの診療となりますのでご注意下さい。急病診療所当番は2月6日(日) 昼、2月15日(火) 夜の2回で、3月の当番予定は未定です。次の赤ちゃん教室は3月19日(土) 。育児・子どもの心相談、禁煙外来(保険診療)は随時受け付けております。メール予約システムをご利用下さい。♡ 当院は「敷地内禁煙」です ♡