踊る小児科医のblog

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ヒブ(Hib)ワクチンの予約と入荷状況

2009年02月21日 | 予防接種
● ヒブ(Hib)ワクチンの予約と入荷状況

 前号までにお知らせしてきたヒブワクチン(別紙案内参照)は、当院でも1月より予約および接種を開始しております。現在ヒブワクチンは輸入のみで、全国で予約が集中しているため、一医療機関で毎月3名程度まで優先して入荷するものの、それ以上の場合は翌月以降に待たされる状況にあります。この状態は1年以内には改善するとのことですが、しばらくの間は希望通りのスケジュールで進まない可能性もありますのでご希望の方は早めにご予約下さい。

● 入学・入園前に…必要な予防接種はお済みですか

<入園までに>BCG1回、ポリオ2回、三種混合3+1=4回、MR1回、できれば水痘、おたふくかぜ、ヒブワクチン
<入学までに>上記に加えてMR2回目、日本脳炎2+1=3回(現在中断状態にありますが、新ワクチンで今年再開の見込みとの情報が入っています)

(院内報2月号より)

インフルエンザ半減へ

2009年02月21日 | こども・小児科
#院内報には「インフルエンザの流行がもう少し続きそう」と書きましたが、今週は先週の半数以下になりそうです。ただし、ここにも書いたように地域によって今頃になって流行りだしているところもあり、まだら模様の流行終盤に入ってきました。むしろ、今週はウイルス性胃腸炎の方が増えている状況です。(以下、院内報2月号より引用)

● 院内版感染症情報 ~2009年第07週(2/9~2/15)

 インフルエンザの流行がもう少し続きそうです。八戸地域では警報レベル(定点あたり30名)には届きませんでしたが、当院でも2月初めにかけてピークに達し、その後も緩やかな山が続いています。例年よりも大きな流行にはならない見込みですが、地域・学校によって発生状況が大きく異なるため、3月上旬にかけて地域的な流行が残る可能性があります。検査で検出されていたのは全例A型でしたが、2月に入ってB型も検出され始めています。
 インフルエンザは出席停止となる感染症です。もし熱が早く下がって軽く済んだ場合でも、最低でも2日以上熱がなくて全身状態が良くなるまで、目安としては5日以上、できれば1週間くらい休ませるようにして下さい。
 その他には、例年この時期に流行するウイルス性胃腸炎(ノロまたはロタウイルス)がみられています。水ぼうそうも1月にはみられていましたが下火です。その他の感染症は目立ちません。3月上旬からスギ花粉の飛散が予想されるため、花粉症の子はできれば2月中に服薬を始めましょう。

中川昭一という男

2009年02月17日 | 禁煙・防煙
風邪薬だけであんな風になるわけがありません。以下省略しますが、もしあるとしても酒+クスリ。。
国会議員でこいつだけは絶対ダメ、議員でいるべきでないとずっと以前から、、調べてみたら1999年(下記記事)ですからもう10年も思い続けていたのに、信じられないことにその間に重要閣僚を歴任して、、一体どういう国なんだ。。
安倍、麻生、中川仲良しこよしの最低トリオ(この順に最低度が増す)のうち2人が首相となってボロボロ、1人は財務相になってこの始末。。当然、選ぶ方が悪い。その選んだ与党議員を選んだ国民が阿呆だということ。(>_<)
ご存知麻生総理は葉巻プカプカ、この中川財務相も喫煙者(ニコチン依存症)だけでなくアルコール依存症であることは報道されている周囲の証言からほぼ確実と思われます。
「風邪薬による症状との診断書が出る」と言っているようですが、そんな馬鹿げた診断ができる医者がいるわけがない。不可能です。(でもそういう医者が存在するということは、日本の医療レベルまで世界の笑い者になるということ…恥ずかしい話ですが)
出すべきは「アルコール依存症」の診断書でしょう。

■(1999年)5月28日の閣僚懇で宮下創平厚相(非喫煙)が禁煙週間以降も閣議室を禁煙とするよう提案。中川昭一農相(2箱喫煙)「有害というなら2万8千戸の葉タバコ農家になぜ作らせているのか」厚相「タバコは税収が2兆円ある」農相「有害なものでも税収があれば農家に作らせるのか」等の応酬の後、例年通り禁煙週間中だけの灰皿撤去でケリ。
http://bun-en-shakai.hp.infoseek.co.jp/kabe/kabe_016.txt

↑この中川発言はどういうつもりで言ったのか今でも理解できません。もし有害じゃないと思っていたのだとしたら救いがたい阿呆だし、もし有害だと知っていて言ったのなら、、意味不明です。もちろん、中川昭一農相(当時)が言う通り「有害なものでも税収があれば農家に作らせ」ているのが真実なのですが、そんなことも知らないで農相をやっていたのか、それともこれは農相が決して言ってはいけない台詞だということを知らなかったのか。。謎は深まるばかり。。(-_-)

大麻対策は不要、タバコ対策のみで

2009年02月02日 | 禁煙・防煙
アホだと思うでしょう。スポーツ選手や一流(と言われていた)大学の学生がナゼ?と。
これは禁煙関係者では「常識」なのですが、マスコミや「識者」はほとんど触れようとしない事実。。
「大麻に手を出すヤツはまず間違いなくタバコの喫煙者だ」ということ。

クローズアップ現代に出演していた「夜回り先生」も指摘してましたね。
ほぼ100%喫煙者と言ってもいいようなのですが、もし例外があったら教えて下さい。
「オレはタバコは吸わないけど大麻はやってるよ」と。。(-_-)

「大麻はタバコより安全」だとか「タバコは合法なのに大麻はなぜ違法なのか」などと、比較基準が明確でない説を適当に引っ張ってきて、さも自分の意見のように述べている情けないヤツが大勢いるわけですが、
これなんか「想像をはるかに超えるタバコの害の真実」を知らないということを暴露しているだけ。。

知っていれば、致死的な毒物であるタバコと比べることがいかにナンセンスかわかるはず。
(もしタバコより安全だとしても、という前提での話ですが、大麻による精神病や発ガンなどもあり、タバコより大麻が安全だとは言えないようです)

簡単に言えば「タバコが合法なのがおかしい」。これが正解。

小学校高学年に喫煙予防教育を行うと、ほぼ全員がタバコの害を理解し、将来絶対にタバコを吸わないと言ってくれます。
小学生と同じ程度のインテリジェンスと知識があれば、一流のアスリートや大学生がタバコに手を出すわけがない。
まして大麻など論外だと。

卓球の愛ちゃんは二十歳になっても「タバコなど論外」と言ってましたね。
しかし、実際には日本のスポーツ界がいかにタバコに汚染されているか。。

いまは小中学校でも薬物汚染予防教育などが(一応)やられているようですが、こんなのも本当はいらない。
きちんと小学校(あるいは幼稚園や保育園)から段階的に喫煙予防教育を繰り返し実施すること。

それだけでなく、タバコ税大幅増税(一箱千円)やタバコ広告・スポンサーシップの全面禁止、パッケージの半分の画像警告、自販機だけでなく店頭の陳列販売の禁止(いずれも日本も批准しているタバコ規制枠組み条約で定められています)などを世界各国に追いついて早急に実施すること。

いま、国内に3000万人もの喫煙者がいます。その半数はタバコ病で亡くなります。
大麻汚染は深刻で実数もつかめていないようですが、それでも喫煙者のごく一部です。
喫煙者をこのまま放置して大麻対策をしようとしても絶対に上手く行きません。

未成年が一人も新たに喫煙し始めないようになり、喫煙者が十分の一(300万人)あるいは百分の一(30万人)になれば、大麻汚染など問題にする必要もなくなります。
(表題の「大麻対策は不要」は極論で、本当に何もしなくて良いと言っているわけではありませんが)