2012年04月08日(日)
『官邸から見た原発事故の真実』(田坂広志)を図書館で借りて読みはじめたところ。示唆に富んでいる。いわゆる「新事実」ではなく「伝えなくてはいけない本当の事」を包み隠さず書いている。一度BSのロングインタビューを見たが、これだけの人が中にいたのに何故あのような対策になったのか。
posted at 17:55:08
『官邸から見た原発事故の真実』(田坂広志) これ野田総理や閣僚、官僚、財界人など原発再稼働にまっしぐらの連中はちゃんと読んでるのだろうか。少なくとも枝野は危機の2ヶ月間を共にしてきたはずだが。
posted at 17:55:22
田坂広志氏が内閣官房参与就任前の3/13に「直ちにSPEEDIを活用して放射能拡散予測を行うこと」「直ちに全国から放射線と放射能を測定する機器を総動員し徹底的な環境モニタリングを実施すること」の2つを政府に緊急提言したが、すぐには実行されなかった。
posted at 17:57:33
『官邸から見た原発事故の真実』田坂氏は3/13にSPEEDI活用の緊急提言を「政府に届けた」というが、菅・枝野・海江田には伝わっていたのか。だとしたら国会答弁はウソになる。(菅前首相の参与だったのだから自身が知っているはず。後半に書かれているか?)
posted at 17:58:22
2012年04月09日(月)
【官邸から見た原発事故の真実 これから始まる真の危機 (光文社新書)/田坂広志】を読んだ本に追加 →
http://t.co/ZDx4vArx #bookmeter
posted at 14:52:39
『官邸から見た原発事故の真実』3月15日東京駅の異様な光景:何組もの外国人の家族がトランクを引き深刻な表情で新幹線を待っていた。当時田坂氏は官邸入りする前で「アメリカやフランスの過剰反応ではないか」と思ったが、官邸で状況を知り過剰反応ではないことがわかった。
posted at 17:59:46
『官邸から見た原発事故の真実』アメリカが首都圏9万人のアメリカ人全員に避難を勧告しなかったのは、日本人を含めた首都圏全体がパニックになるという理由から。(ケビン・メア米国国務省日本部長)
posted at 23:22:05
『官邸から見た原発事故の真実』最悪の事態に進展し「首都圏三千万人の避難」が求められる状況は「進むも地獄、退くも地獄」。数千万人の被爆を容認するか、首都圏で死者が出るような深刻なパニックに陥るか。(田坂氏)
posted at 23:23:03
小山先生は「パニックは緊急かつ重大な危険の認識、閉じられそうになっている限られた脱出路の認識、状況についての情報不足の3条件全てが揃わないと発生しない」と解説されているが「首都圏三千万人の避難」では全部揃う。三千万人が移動することは不可能。
http://t.co/jYzyShWH
posted at 23:25:03
3月15日に息子を避難させたのも、放射性プルーム到来だけでなく、その事実が明らかになり避難者が殺到し交通が麻痺することを恐れたから(その予測が外れたことは16日に書いた)。14日から15日にかけて、私自身もパニックとまではいかないが地に足がつかず、いくつもの判断ミスをした。
posted at 23:27:46
『官邸から見た原発事故の真実 これから始まる真の危機』田坂広志氏のブログに目次が小項目まで掲載されている。
http://t.co/ljzm7GdE 最初から読み直してメモを取ろうと思ったが面倒なのでやめた。
posted at 23:28:50
『官邸から見た原発事故の真実』政府が答えるべき「国民の七つの疑問」→原子力発電所の安全性/使用済み燃料の長期保管/放射性廃棄物の最終処分/核燃料サイクルの実現性/環境中放射能の長期的影響/社会心理的な影響原子力発電のコスト(←脱原発派の主張を原子力の専門家が殆ど認めたという章)
posted at 23:34:22
『官邸から見た原発事故の真実』田坂広志氏・日本記者クラブ講演(2011年10月14日)動画・PDF・会見リポート
http://t.co/9vmiu0tL この講演を元に執筆されたとのこと。
posted at 23:35:27
『官邸から見た原発事故の真実』田坂氏が3/13に提出したSPEEDI活用の緊急提言がどこに消えたかについては具体的には触れず。第二部「第一の疑問」で「縦割り行政の硬直性」「行政機構の組織的無責任化」の問題として言及されている。
posted at 23:48:21
『官邸から見た原発事故の真実』SPEEDI問題「一つの部署、一人の職員としては責任を全うしている。しかし、行政全体としては、極めて無責任な状態になっている」こうした「行政機構の組織的無責任化」の背景には「縦割り行政の硬直性」がある。
posted at 23:48:32
『官邸から見た原発事故の真実』SPEEDI問題「国民の生命と健康、安全と安心を守るためには、組織の領分を超えてでも行動するという職業意識と責任感、倫理観が、現在の行政機構には希薄になっていると言わざるを得ない」
posted at 23:49:04
『官邸から見た原発事故の真実』現在の「最大のリスク」は、政界、財界、官界のリーダーの間に広がっている「根拠のない楽観的空気」「原発事故は無事収束に向かっている。だから他の原発については、安全性を確認したら速やかに再稼働を行おう」という楽観的空気。
posted at 23:52:02
『官邸から見た原発事故の真実』「福島原発事故は幸運に恵まれた」というのが危機に対処した人間の実感。更なる爆発や余震・津波、燃料プールの崩壊も起こらなかったため「最悪のシナリオ」へ進まずに済んだ。リーダーは「どこまで深刻な事故だったか」を深く理解し根拠のない楽観的空気を自戒すべき。
posted at 23:55:47
2012年04月10日(火)
楽観的空気が生み出す「最悪の問題」は国民から政府への「信頼」が決定的に失われること。「信頼」が無ければ、すべてが意味を失う。原子力の問題で「安全」と「安心」が重要だと語られるが、実は最も大切なのは「信頼」。残念ながらその「国民からの信頼の喪失」は現実に起こっている。
posted at 00:34:32
そもそも「絶対安全の神話」が崩壊したことが全て。それ加えて「起こった事故への対応」の不信もある。「国民からの信頼を失う」ことがどれほど致命的な障害になるかを理解していない。まず政府が国民からの信頼を失ったということを深く自覚すべき。その厳しい認識を抜きにして信頼の回復はない。
posted at 00:40:48
昨年夏に「最低と最悪の選択」と書いたが、ここまで予想通りの「最悪」とは思ってもいなかった。日本語で悪い方の言葉の選択肢が少ないことを嘆いている。地獄の底とか。しかし野田内閣の支持率がまだ30%もあるって。どこの誰が?「私はその10人のうちの3人だ」という人がいたら名乗り出てみよ。
posted at 00:54:34
『官邸から見た原発事故の真実』事故直後、官邸に対し「事故の影響は健康リスク以上に、社会心理的リスクが極めて深刻になる」と進言したが、行政は「目に見えないもの」を軽視し、「過度に心配する住民が多い」「不安が煽り立てられている」といった受け止め方をしている。
posted at 10:27:40
『官邸から見た…』物理的被害や経済的被害だけでなく、長期的に見れば、「精神的被害」が最も大きな被害になってくる。政府が信頼を失えば失うほど「社会心理的リスク」は大きくなるが、その認識が甘い。更に深刻な問題は「社会心理的リスク」が「社会心理的コスト」となって跳ね返ってくること。
posted at 10:29:16
『官邸から見た原発事故の真実』政府がエネルギー需給の逼迫を懸念し再稼働を急ぐ気持ちは分かるが、この状況においては拙速を避け、地道に国民からの信頼を回復していく道を選ぶべき。急げば急ぐほど国民は懸念を強め、納得しなくなる。その結果、すべてが動かなくなっていく。その逆説に気づくべき。
posted at 10:29:45
『官邸から見た原発事故の真実』現実的な選択肢を広げる「四つの挑戦」。原子力エネルギーの「安全性」、自然エネルギーの「基幹性」、化石エネルギーの「環境性」、省エネルギーの「可能性」への挑戦。現実的な選択肢を広げ、国民的な議論を尽くした上で、10年後に国民投票を行う。(田坂氏)
posted at 10:37:21
「原発事故の最悪シナリオが避けられたのは“幸運”に恵まれたからです」今、戒めるべきは「根拠の無い楽観的空気」田坂広志(日経ビジネスオンライン)
http://t.co/m1YVx1ko
posted at 11:01:38
リスク・マネジメントの専門家から見た福島原発事故の問題の深刻さは、事故が起こったことだけでなく、事故の原因、経緯、現状が明確に分からないこと、事故への対処、管理、制御が十分にできないことだった。田坂広志(日経ビジネス)
http://t.co/37T6pJuq
posted at 11:02:05
原発再稼働に向け政府が乗り越えるべき「三つの壁」国民は原子力行政が「いつか来た道」を走ることを恐れている。田坂広志(日経ビジネスオンライン)
http://t.co/cjlRcZQD
posted at 11:02:22
「事故の真の原因」が解明されなければ「新たな事故を防ぐための改善策と解決策」も本当には分からないはず。その状況で、いかなる論拠をもって「安全性を確認した」と言えるのか。そのことを、多くの国民は疑問に思っている。田坂広志(日経ビジネス)
http://t.co/HoiJs7ff
posted at 11:02:42
いわば保安院による「安全性確認の見切り発車」と称すべき状況だが、そもそもこうした「結論ありき」の「見切り発車」の姿勢こそが、今回の福島原発事故の背景にある「組織的問題」であることを、多くの国民は敏感に感じ取っている。田坂広志(日経ビジネス)
http://t.co/HoiJs7ff
posted at 11:03:42
政府が「三つの壁」を越えなければ国民の納得は得られない。第一は「事故原因の徹底究明」。技術的な原因だけでなく「人的、組織的、制度的、文化的な原因」を含めた究明。第二は「責任の所在の明確化」、第三は「原子力行政の徹底的な改革」田坂広志
http://t.co/OFHnbXQs
posted at 11:05:13