2003年秋に青森県小児科医会から県に「はしかゼロプロジェクト」の提言書を出し、私もその作成に関わってきました。その中で、県内市町村の壁を超えて予防接種ができるようになる「広域化」を強く提言しました。実は、その時点で青森県は広域化が実現あるいは検討されていない数少ない県の一つだったのです。
それから2年半が経過してしまいましたが、一昨年から広域化への検討が軌道に乗り、やっとこの4月から実現の運びとなりました。当初懸念された参加自治体も、全市町村が加わることで形としては整いました。これまでよりも市町村の垣根を越えた接種がしやすくなり、また一歩前進できたものと考えています。
しかしながら、当初考えていたよりも制限が加えられてしまいました。今後、事業が軌道に乗ってきたところで、再度検討して制限が緩和されるように期待したと思います。
対象者は、
1)やむを得ない事情により接種機会を逃した者
2)里帰り出産等のため実家などで予防接種を希望する者
3)接種要注意者(基礎疾患を有する者等)でかかりつけ医がいるなど
住所地市町村外での予防接種を希望する者 等
で、「市町村の判断により、かかりつけ医が住所地市町村外にいる者等も対象者とすることができる」とのただし書きがついています。
予防接種の種類は、BCG、三種混合、麻疹・風疹(MRワクチン)、二種混合、日本脳炎(現在休止中なので再開後)で、定期接種の中でもポリオとインフルエンザ(高齢者)は広域化の対象にはなっていません。
接種を希望する方は必ず市町村に問い合わせて許可をもらってから医療機関に申し込まなくてはいけません。各市町村では、対象者の判断について、なるべく弾力的に運用してもらうよう申し合わせしており、1回許可が出れば2回目以降は問い合わせ不要のところが大半ですが、A市のように2回目以降も必ず許可をもらうようにという厳しいところもあります。逆に、最初から届け出不要という本来の趣旨に沿った自治体もあり、こういうところが増えてくるように今後働きかけていく必要がありそうです。
当院は地理的には八戸市と階上町の方が大半で、階上町は八戸と同じ個別接種で八戸市医師会(市内の医療機関)と契約していますので、これまで通りの接種となります。それ以外の県内の市町村の方で、接種機会を逃した方、里帰りの方、住民票は残したまま一時的に八戸に住んでいる方などはご利用ください。逆に、八戸の方で県内の他の市町村に行かれる場合に、同じように利用することもできます。
なお、県外の方でも市町村の発行する「依頼書」をもらってくれば、どこの市町村でも接種は可能ですので、各自治体にお問い合わせください。
それから2年半が経過してしまいましたが、一昨年から広域化への検討が軌道に乗り、やっとこの4月から実現の運びとなりました。当初懸念された参加自治体も、全市町村が加わることで形としては整いました。これまでよりも市町村の垣根を越えた接種がしやすくなり、また一歩前進できたものと考えています。
しかしながら、当初考えていたよりも制限が加えられてしまいました。今後、事業が軌道に乗ってきたところで、再度検討して制限が緩和されるように期待したと思います。
対象者は、
1)やむを得ない事情により接種機会を逃した者
2)里帰り出産等のため実家などで予防接種を希望する者
3)接種要注意者(基礎疾患を有する者等)でかかりつけ医がいるなど
住所地市町村外での予防接種を希望する者 等
で、「市町村の判断により、かかりつけ医が住所地市町村外にいる者等も対象者とすることができる」とのただし書きがついています。
予防接種の種類は、BCG、三種混合、麻疹・風疹(MRワクチン)、二種混合、日本脳炎(現在休止中なので再開後)で、定期接種の中でもポリオとインフルエンザ(高齢者)は広域化の対象にはなっていません。
接種を希望する方は必ず市町村に問い合わせて許可をもらってから医療機関に申し込まなくてはいけません。各市町村では、対象者の判断について、なるべく弾力的に運用してもらうよう申し合わせしており、1回許可が出れば2回目以降は問い合わせ不要のところが大半ですが、A市のように2回目以降も必ず許可をもらうようにという厳しいところもあります。逆に、最初から届け出不要という本来の趣旨に沿った自治体もあり、こういうところが増えてくるように今後働きかけていく必要がありそうです。
当院は地理的には八戸市と階上町の方が大半で、階上町は八戸と同じ個別接種で八戸市医師会(市内の医療機関)と契約していますので、これまで通りの接種となります。それ以外の県内の市町村の方で、接種機会を逃した方、里帰りの方、住民票は残したまま一時的に八戸に住んでいる方などはご利用ください。逆に、八戸の方で県内の他の市町村に行かれる場合に、同じように利用することもできます。
なお、県外の方でも市町村の発行する「依頼書」をもらってくれば、どこの市町村でも接種は可能ですので、各自治体にお問い合わせください。