インフルエンザはこの4週間で2倍4倍8倍と増え続け、今週は今日1日で先週の半数に達しています。注意報、警報の基準は、定点医療機関あたり10人で注意報、30人で警報となっており、今週いっぱいで30人に達するかどうか微妙なところですが、独自判断で警報を発令してしまいます。
当院も定点医療機関の一つですが、今週のデータが集計されて実際に警報が発令されるかどうかは来週の半ば過ぎにまで待たなくてはいけないので、先に現状をお知らせすることにしました。
例年の流行であればこの調子で増えるとあと1~2週間でピークを過ぎるはずなのですが、今回は「感受性者」が多く、学級閉鎖や休校措置が1週間(例年だと3日程度)ずつ実施されているので、結果的に流行のピークが後にずれることも考えられ、はっきりとした予想がつけられない状況にあります。
第37週 当院 6 八戸 2.0 青森県 0.6
第38週 当院 2 八戸 1.8 青森県 0.8
第39週 当院 0 八戸 0.5 青森県 0.6
第40週 当院 2 八戸 1.2 青森県 1.8
第41週 当院 3 八戸 5.4 青森県 4.6
第42週 当院 8 八戸 10.7 青森県 11.9 ←注意報発令
第43週 当院 22 八戸 ??.? 青森県 ??.?
第44週 当院 11+α
(この数字には簡易検査陰性でも臨床的にインフルエンザと診断した人数も含まれています)
なお、10/25(日)の急病診療所の患者数は228人、インフルエンザは145名(来院患者数の63.6%)となっており、既にパンク状態にあります。下記★のような状態でなく、ただ「熱が出た」から「インフルエンザが心配」ということで急病診療所や病院の夜間外来を受診することのないようにして下さい。
<<具合の悪い子を連れ出して受診させても、長時間待たされてもっと具合が悪くなるだけです>>
正直言って、実態を知っているものにとって、あんなところにインフルエンザの流行期に受診させようとする人の気がしれません。。(>_<)
「こんなときにはすぐ受診を」
http://blog.goo.ne.jp/kuba_clinic/e/e7c49387e3e5c5ff45f810309790746e
★ 緊急を要する重症化の徴候(米国CDC)
1. 呼吸が速くて苦しそう
2. 顔色が蒼白い
3. 水分が摂れていない(脱水症状)
4. 何回も繰り返して吐く
5. 意識がはっきりしない、呼びかけへの受け答えがちゃんとしていない
6. 機嫌が悪く、抱っこされることを嫌がる
7. 主な症状がいったん治まった後で、再び発熱や咳が悪化してくる
★ インフルエンザ脳症の早期症状(日本小児科学会)
1. 「呼びかけの答えない」など意識レベルの低下がみられる
2. けいれんが長く続いたり繰り返したりし、けいれん後の意識障害がつづく
3. 意味不明の言動がみられる
当院も定点医療機関の一つですが、今週のデータが集計されて実際に警報が発令されるかどうかは来週の半ば過ぎにまで待たなくてはいけないので、先に現状をお知らせすることにしました。
例年の流行であればこの調子で増えるとあと1~2週間でピークを過ぎるはずなのですが、今回は「感受性者」が多く、学級閉鎖や休校措置が1週間(例年だと3日程度)ずつ実施されているので、結果的に流行のピークが後にずれることも考えられ、はっきりとした予想がつけられない状況にあります。
第37週 当院 6 八戸 2.0 青森県 0.6
第38週 当院 2 八戸 1.8 青森県 0.8
第39週 当院 0 八戸 0.5 青森県 0.6
第40週 当院 2 八戸 1.2 青森県 1.8
第41週 当院 3 八戸 5.4 青森県 4.6
第42週 当院 8 八戸 10.7 青森県 11.9 ←注意報発令
第43週 当院 22 八戸 ??.? 青森県 ??.?
第44週 当院 11+α
(この数字には簡易検査陰性でも臨床的にインフルエンザと診断した人数も含まれています)
なお、10/25(日)の急病診療所の患者数は228人、インフルエンザは145名(来院患者数の63.6%)となっており、既にパンク状態にあります。下記★のような状態でなく、ただ「熱が出た」から「インフルエンザが心配」ということで急病診療所や病院の夜間外来を受診することのないようにして下さい。
<<具合の悪い子を連れ出して受診させても、長時間待たされてもっと具合が悪くなるだけです>>
正直言って、実態を知っているものにとって、あんなところにインフルエンザの流行期に受診させようとする人の気がしれません。。(>_<)
「こんなときにはすぐ受診を」
http://blog.goo.ne.jp/kuba_clinic/e/e7c49387e3e5c5ff45f810309790746e
★ 緊急を要する重症化の徴候(米国CDC)
1. 呼吸が速くて苦しそう
2. 顔色が蒼白い
3. 水分が摂れていない(脱水症状)
4. 何回も繰り返して吐く
5. 意識がはっきりしない、呼びかけへの受け答えがちゃんとしていない
6. 機嫌が悪く、抱っこされることを嫌がる
7. 主な症状がいったん治まった後で、再び発熱や咳が悪化してくる
★ インフルエンザ脳症の早期症状(日本小児科学会)
1. 「呼びかけの答えない」など意識レベルの低下がみられる
2. けいれんが長く続いたり繰り返したりし、けいれん後の意識障害がつづく
3. 意味不明の言動がみられる