#この調査は私たちも県当局に強く求めていたもので、やっと昨年実施してもらえました。明日(6/1)の弘前でのシンポジウムで、詳しいデータが県から初めて発表になる予定ですので楽しみにしています。しかも、こういった全県的なデータは、全国で初めての画期的なものではないでしょうか。
健康あおもり21でも健康はちのへ21でも「未成年の喫煙率ゼロ%」が目標に掲げられていたのですが、私たちは「スタート時の喫煙率も中間点での喫煙率もわからないのにどうやって評価するのか」と批判的に進言してきました。この調査はやっとそのスタート地点に立てたことを意味します。
ここに出てきている小中高生の喫煙率をゼロにするということは、理想論では語れません。実効力のある規制と全県的なシステマティックな防煙教育が必要です。いずれも、方法論はほぼ確立されているのですが、為政者がやるかやらないか、それを組織的に行うことができるかという問題で、医学的な面での議論は既に終了しています。
■ 県内小5、100人中3人が喫煙経験(2008年5月30日)
二〇〇七年度に県が初めて実施した「公立小・中・高等学校における児童生徒の喫煙・飲酒状況調査」で、県内の小学五年生が百人中三人の割合で喫煙、三人中一人の割合で飲酒を経験し、全国的に問題となっている喫煙と飲酒の低年齢化が本県でも進んでいることが三十日、分かった。
調査は、若年世代の健康対策の一環として実施。県内公立学校の小学五年生、中学校一年生、同三年生、高校三年生のすべて六百十七校五万三千四百九十八人にアンケート用紙を送付し、五百五十二校四万二千二百一人から有効回答を得た。
このうち、各学年における喫煙経験者の割合は小五が3・4%(三百八十七人)、中一が5・6%(六百四人)、中三が12・9%(千三百五十一人)、高三が25・0%(二千三百九十一人)と学年が上がるにつれて増加。
初めて喫煙した時期は中一から中二の間が最も多く、喫煙のきっかけは各学年を通じて「興味」「何となく」が半数以上。たばこの入手先は小五と中一が主に自宅、中三と高三が主に自動販売機で、喫煙経験者は親の喫煙率が高い傾向にある。
飲酒経験者の割合は小五が34・9%(三千九百九十一人)、中一が34・7%(三千七百二十人)、中三が44・3%(四千六百四十人)、高三が65・ 7%(六千二百八十三人)。各学年とも飲酒のきっかけは「家族から勧められて」が20%以上、酒の入手先は自宅が60%以上で、家庭環境が喫煙や飲酒の低年齢化を左右するという構図が浮き彫りとなった。
調査結果について、県健康福祉部の大西基喜保健医療政策推進監は「全国データと比べると、喫煙率はやや低く、飲酒率はやや高い傾向にある。未成年者の喫煙・飲酒実態はこれまで把握していなかったので、結果を基に多角的で細かな対策を考えたい」と話した。
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2008/20080530212256.asp
健康あおもり21でも健康はちのへ21でも「未成年の喫煙率ゼロ%」が目標に掲げられていたのですが、私たちは「スタート時の喫煙率も中間点での喫煙率もわからないのにどうやって評価するのか」と批判的に進言してきました。この調査はやっとそのスタート地点に立てたことを意味します。
ここに出てきている小中高生の喫煙率をゼロにするということは、理想論では語れません。実効力のある規制と全県的なシステマティックな防煙教育が必要です。いずれも、方法論はほぼ確立されているのですが、為政者がやるかやらないか、それを組織的に行うことができるかという問題で、医学的な面での議論は既に終了しています。
■ 県内小5、100人中3人が喫煙経験(2008年5月30日)
二〇〇七年度に県が初めて実施した「公立小・中・高等学校における児童生徒の喫煙・飲酒状況調査」で、県内の小学五年生が百人中三人の割合で喫煙、三人中一人の割合で飲酒を経験し、全国的に問題となっている喫煙と飲酒の低年齢化が本県でも進んでいることが三十日、分かった。
調査は、若年世代の健康対策の一環として実施。県内公立学校の小学五年生、中学校一年生、同三年生、高校三年生のすべて六百十七校五万三千四百九十八人にアンケート用紙を送付し、五百五十二校四万二千二百一人から有効回答を得た。
このうち、各学年における喫煙経験者の割合は小五が3・4%(三百八十七人)、中一が5・6%(六百四人)、中三が12・9%(千三百五十一人)、高三が25・0%(二千三百九十一人)と学年が上がるにつれて増加。
初めて喫煙した時期は中一から中二の間が最も多く、喫煙のきっかけは各学年を通じて「興味」「何となく」が半数以上。たばこの入手先は小五と中一が主に自宅、中三と高三が主に自動販売機で、喫煙経験者は親の喫煙率が高い傾向にある。
飲酒経験者の割合は小五が34・9%(三千九百九十一人)、中一が34・7%(三千七百二十人)、中三が44・3%(四千六百四十人)、高三が65・ 7%(六千二百八十三人)。各学年とも飲酒のきっかけは「家族から勧められて」が20%以上、酒の入手先は自宅が60%以上で、家庭環境が喫煙や飲酒の低年齢化を左右するという構図が浮き彫りとなった。
調査結果について、県健康福祉部の大西基喜保健医療政策推進監は「全国データと比べると、喫煙率はやや低く、飲酒率はやや高い傾向にある。未成年者の喫煙・飲酒実態はこれまで把握していなかったので、結果を基に多角的で細かな対策を考えたい」と話した。
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2008/20080530212256.asp