熊本熊的日常

日常生活についての雑記

夜と朝のあいだに

2011年02月02日 | Weblog
古い歌謡曲の話をしようというのではない。

先週から今週にかけて食い扶持を稼ぐほうの仕事が繁忙期に入り、このところ連日タクシーを使って帰宅している。都心から巣鴨の住処まで、山手線なら20分の乗車時間を含め戸口から戸口まで約30分かかるが、タクシーなら半分ほどの時間だ。タクシー代は経費で落ちるが通勤費用は自前であることや、極短期の身体への負担も考えれば、少しくらいの残業なら積極的にするほうが自分にとっては良いことのほうが勝っている。

それでも生き物の身体活動には周期というものがあるので、天体の運行とか地球の動きと合わないことは、長い間には健康に悪影響を及ぼすのだろう。現在の夜勤は2009年1月から続いているが、この約2年間の経験に照らすと、午前3時前に就寝したほうが体調の不具合の危険は小さくなるようだ。午前3時過ぎに床に入ることが続くと、倦怠感や夜の早い時間での睡魔に悩まされるようになることが多い。

時差の大きな場所との間を1週間とか2週間程度の期間で往復すると、「時差ボケ」と呼ばれる状態に陥ることがあるが、午前3時過ぎに就寝することが続くと、睡眠時間の多寡に関係なく似たような状態になることがある。おそらく、身体を構成する諸々の要素のなかに、単に活動時間と休息時間との組み合わせだけでなく、その器官が機能するのに適した環境がパフォーマンスに大きな影響を及ぼすものがあるということなのだろう。結局のところ、人は夜明けとともに活動を開始し、日没とともに休息に入る、という活動周期を前提に創られているのではないだろうか。

自分もいつかは自然な生活を送ることができるようになりたいものだと思ってはいるのだが、こればかりは仕事との巡り合わせというものがあるので、無理にどうこうできるものでもない。ただ、そうした縁に恵まれたときに、それを無にしないような心がけは常日頃から怠らないようにしないといけない。

ところで、「夜と朝のあいだに」は改めて聴いてみると、いい曲だと思った。

夜と朝のあいだに ピーター 歌詞情報 - goo 音楽