熊本熊的日常

日常生活についての雑記

逆点前

2011年02月13日 | Weblog
茶道の稽古で逆点前というものをやった。正式な点前に対し左右を逆にしてみるというものだ。人には利き手というものがあり、茶道も含めて一般には右手を利き手として物事が考えられている。点前で言えば、道具類の扱いは原則として右手で行う。逆点前と言ってもその原則は変わらないのだが、茶室内の動線や客の並び、帛紗を付ける位置など変えることができるものは悉く左右逆にするのである。逆にしてみてわかることは、どうしても逆にはできないことがあるということだ。

人の行動の8割は習慣に依存しているという。自分の日々の行動のなかで、必然性があるものがどれほどなのか、改めて考えてみれば思いのほか少ないのかもしれない。必然性や普遍性の有無を確認するには、その行動や習慣を変えてみるというのが最も手っ取り早い方法だ。それで済んでしまうこと、元通りにしないと上手くいかないこと、様々にあるだろうし、変えること自体に対する抵抗の強いものもあるだろう。しかし朝三暮四の寓話のようなことも少なくないはずだ。