陶芸で、年明け最初の施釉を行った。年末から1月前半にかけて成型を終えて素焼きに出していたものがまとまって7つ焼きあがってきた。全て皿なのだが、大きさや形状はまちまちだ。どれも一個挽きといって、ひとつの粘土の塊からひとつの器を挽くという練習で作ったものである。練習の目的は大きく挽くことと、削りに甘えることなく挽く段階で最終形を目指すことだ。土だけの造形なので、大きくなるほど形状の保持が困難になる。バランスよく土を伸ばしていかないと崩壊してしまう。できるだけ大きなものを挽くというのは轆轤の練習の基本のひとつだ。最初から最終形を目指すのも技能を向上させるための心構えとしては重要だ。単に限界を目指すというのではなく、不測の事態に備えての余力を残しながら、できるだけ最終形に近づけるのである。余力の見極めが重要というのは、轆轤を挽くことに限ったことではないだろう。
轆轤で挽くときには完成形までは考えていない。前の段落の内容と矛盾するようだが、形状については最終形を考えるのだが、焼成後の姿、さらに進んで何年か使った後の姿といったところまでは、正直なところ、想像がつかない。土は陶芸用に整えられたものなので、運を天に任せて焼成するというようなことではない。ある程度の完成形は想像できる。しかし、それでも土は不純物の塊でもあり、釉薬をかけて焼いてみないことには、どのようなものになるかわからない。
釉薬を選ぶとき、器を挽くときに初めて試みる何かがあるときは、なるべく基本的なものを普通にかけることが多い。例えば透明であったり、長石であったり、土灰といったものだ。繰り返しの練習の産物であれば、釉薬のほうを普段はあまり選ばないようなものを敢えて使ってみる。今日は赤土の皿が7枚だが、これまでよりも大きなものだったので、以下のようなものを選んだ。
1. 飴釉をかけて還元焼成
2. 飴釉をかけて酸化焼成
3. 長石釉 濃淡掛け分け 還元焼成
4. 長石釉 濃淡掛け分け 酸化焼成
5. 伊羅保釉 還元焼成
6. 織部釉 酸化焼成
7. 透明釉 酸化焼成
長石の掛け分けは、個展のときに評判がよかったので、ついやってしまった。掛けてしまってから、こういうことではいけないとは思ったものの後の祭りである。一応、掛け分けを、今までのように単に流すのではなく、筆を使って少し手を入れた感じにしてはみたものの、「評判がよかったから」という動機のあざとさは消しようがない。これから気をつけないといけない。
7番目の透明は、轆轤目がきれいに出ていたので、それを素直に活かそうと考え、釉薬のほうをそれなりのものにした。伊羅保と織部は滅多に使わないので、たまに使ってみることにした。飴は、大きな皿に料理を盛るのに、少し濃い目の色にして、卵のような黄色いものを使った炒め物とか、デミグラスソースやカレー系のような煮込み料理などに合うのではないかと思って選んだ。
さて、どのような焼き上がりになるだろうか。
轆轤で挽くときには完成形までは考えていない。前の段落の内容と矛盾するようだが、形状については最終形を考えるのだが、焼成後の姿、さらに進んで何年か使った後の姿といったところまでは、正直なところ、想像がつかない。土は陶芸用に整えられたものなので、運を天に任せて焼成するというようなことではない。ある程度の完成形は想像できる。しかし、それでも土は不純物の塊でもあり、釉薬をかけて焼いてみないことには、どのようなものになるかわからない。
釉薬を選ぶとき、器を挽くときに初めて試みる何かがあるときは、なるべく基本的なものを普通にかけることが多い。例えば透明であったり、長石であったり、土灰といったものだ。繰り返しの練習の産物であれば、釉薬のほうを普段はあまり選ばないようなものを敢えて使ってみる。今日は赤土の皿が7枚だが、これまでよりも大きなものだったので、以下のようなものを選んだ。
1. 飴釉をかけて還元焼成
2. 飴釉をかけて酸化焼成
3. 長石釉 濃淡掛け分け 還元焼成
4. 長石釉 濃淡掛け分け 酸化焼成
5. 伊羅保釉 還元焼成
6. 織部釉 酸化焼成
7. 透明釉 酸化焼成
長石の掛け分けは、個展のときに評判がよかったので、ついやってしまった。掛けてしまってから、こういうことではいけないとは思ったものの後の祭りである。一応、掛け分けを、今までのように単に流すのではなく、筆を使って少し手を入れた感じにしてはみたものの、「評判がよかったから」という動機のあざとさは消しようがない。これから気をつけないといけない。
7番目の透明は、轆轤目がきれいに出ていたので、それを素直に活かそうと考え、釉薬のほうをそれなりのものにした。伊羅保と織部は滅多に使わないので、たまに使ってみることにした。飴は、大きな皿に料理を盛るのに、少し濃い目の色にして、卵のような黄色いものを使った炒め物とか、デミグラスソースやカレー系のような煮込み料理などに合うのではないかと思って選んだ。
さて、どのような焼き上がりになるだろうか。