ナデシコは「撫でし子」に通じることから子供や女性に例えられるのだそうだ。それにしても日本の女子サッカーチームは強かった。テレビがないのでネットのニュースでしか試合結果を知ることができなかったが、報道に込められた興奮が伝わってくるようだった。気のせいかもしれないが、大舞台で活躍する日本人は男性よりも女性のほうが多いような印象がある。
女子サッカーといえば、かつての勤め先には女子サッカーチームがあった。どこか意気の上がらないところのある組織に活を入れるべく、短期間で結果が出そうな種目を選んで参入したと聞いている。ちょうどバブル期でもあり、財務的に余裕があったということもあるだろう。果たして目論見通り、その女子サッカーチームは強いチームとなった。しかし、バブル崩壊後、経営が苦しくなるなかでチームの維持が難しくなり、リーグ連覇中という状況下でチーム解散のやむなきに至った。選手や関係者にとっては悔しいことであったに違いないが、会社そのものが実質的には外資に身売りすることになったのだから、どうしょうもなかったのである。
あれから10年以上が経ち、女子サッカーのほうは世界の頂点を極めた。この間、リーグそのものが存亡の危機に立たされたが、なにはともあれ今がある。どんなことにもあてはまるわけではないだろうが、続けることの力というものを感じないわけにはいかない。困難があればこそ、それを克服するためにあれこれ知恵を働かせ、それが経験となって次に活きるのだろうし、克服したということが自信にもつながり、果敢に一歩踏み出すことにもなるのだろう。とにかく正道を歩み続ける、諦めない、安易な道に走らない、そういうことが人生を豊かにするのだろう。
女子サッカーといえば、かつての勤め先には女子サッカーチームがあった。どこか意気の上がらないところのある組織に活を入れるべく、短期間で結果が出そうな種目を選んで参入したと聞いている。ちょうどバブル期でもあり、財務的に余裕があったということもあるだろう。果たして目論見通り、その女子サッカーチームは強いチームとなった。しかし、バブル崩壊後、経営が苦しくなるなかでチームの維持が難しくなり、リーグ連覇中という状況下でチーム解散のやむなきに至った。選手や関係者にとっては悔しいことであったに違いないが、会社そのものが実質的には外資に身売りすることになったのだから、どうしょうもなかったのである。
あれから10年以上が経ち、女子サッカーのほうは世界の頂点を極めた。この間、リーグそのものが存亡の危機に立たされたが、なにはともあれ今がある。どんなことにもあてはまるわけではないだろうが、続けることの力というものを感じないわけにはいかない。困難があればこそ、それを克服するためにあれこれ知恵を働かせ、それが経験となって次に活きるのだろうし、克服したということが自信にもつながり、果敢に一歩踏み出すことにもなるのだろう。とにかく正道を歩み続ける、諦めない、安易な道に走らない、そういうことが人生を豊かにするのだろう。