かつて「相談した相手(政党・政治家)が誰一人として帰って来なかった」という呻きに、西原村牧場の糞尿垂れ流し・汚濁排水問題(益城町津留地区)でマスコミを総動員して踏み込んだ「肉の大塚」(大塚唯雄社長)が、同社の経営する温泉施設・ぶぶたんで今度は開業の2000年から不正な配管を設置し、下水道使用量を誤魔化していたとして、時効が成立していない07年から11年までの未徴収分と、その過料1億1300万円の支払いを熊本市上下水道局は同社に求めた。
ところが、同局の指摘した「う回配管」という不正な配管設置は同局職員(元)の自らの指導にあった(同施設施工会社旧社員談)。古くからの同社体質が、ここでも浮上。
汚濁排水問題の際、「実質的な経営者は税理士のT(顧問企業数の多さでは熊本市トップ)」という見解が出て、同協会でも同問題が提起(協会員談)されたが、同社には裏表多彩な顧問が並び、公務員の顧問だからと驚く程でもないのが同社の体質。
こうした人件費の増大が重荷とは思われないが最近、高齢者医療福祉施設、娯楽施設と多角経営のグループにも不況の風からは避けられず、経営に陰りが見え始めたと経済リサーチ会社のレポート。この二、三年で大物顧問らが姿を消したとも語られる
「終わった話をマスコミに垂れ込んだのは七城絡み…」と今回、他人事のような記者会見に続き、そんな身勝手な言い訳まで飛び出せば、査察気分なら夏の石垣島も決して遠くはない…。