熊本レポート

文字の裏に事件あり

鹿島の苦いミス、南関町のBIGロス

2014-02-15 | ブログ

  東京・青山で、入居前になって壁や配管用貫通孔が施工されていなかった、という田舎の大工さんでもビックリの大ミスをおかしたスパーゼネコンが出た。
  最高価格3億5千万円、最多価格帯で1億4千万円台というから庶民には想像のつかない超豪華マンションと思われるが、全86戸の83戸が契約したという中で、これから引っ越しという段階で大問題の発生したのは高級分譲マンション・ザ・パークハウス グラン南青山高樹町である。
  施主の三菱地所はブランドイメージを念頭に手付金を返金した上で、その返金額の二倍になる迷惑料を支払って合意解約を結び、入居を一年延期で処理する予定のようだが、家庭の主婦大工からも笑われるミスをおかしたスーパーゼネコンはどこかというと、それはミスターゼネコン・鹿島…鹿島建設である。株価300円相当の失態(現350円)といえる。
  鹿島はミスターゼネコンと称されているが、アウトサイダーとトラブルがピカイチな点は周知の事実。すなわちコンプライアンスに疑問符の打たれるスーパーゼネコン。
  その鹿島が24年10月、熊本県公共関与管理型最終処分場(南関町)の建設を52億2900万円で受注し現在、いまだ基礎工事の段階にあるが、ここにきて同工事の入札、発注に市民オンブズマンの注目が集まっている。
  入札は総合評価による条件付一般競争入札で実施されたが、その肝心要の総合評価の中で、同社は「自然災害」及び「地域住民への配慮」で劣っていたことを地域住民は知らない。Kimg00431_2
  また入札結果(鹿島の落札)が前情報として当時、福岡七区の代議士事務所から三日前に知らされた。この時、鹿島側は「副知事も幹事長(自民党県連)もご立派な方」と噛み合わないセリフでコメント。もちろん、事務管理の営業所長に徳島県警による八光海運の摘発、許認可権益等の話は他人ごとも当然。
  だが、事実か否かはともかく、某県議の「鹿島から3億円」という話もある。ただ5・7パーセントとは眉唾の感じがしないでもないが、県議仲間にも「嫌われ者」と噂されても、「性格は真っ直ぐ」と評されている彼の発言だけに全くの嘘ではないと、いまになって関心が集まっている。現地の町長選挙が終わって、北から入る市民オンブズマンの動きが注目される…。