熊本レポート

文字の裏に事件あり

熊本市の花畑歴史サインプレートを巡る1千万円の市中引き廻しの刑!

2021-09-24 | ブログ
 日本人が目指すべき国家、社会観とは異なる総裁候補を必至に支持する自民党国会議員も居るくらいだし、5億円の随契約に議会通過後だから問題は棚上げだと、そんな地方議会が出ても呆れることは有っても驚かぬが、熊本市は850万円も投下して設置した歴史サインプレート(花畑公園)について、150万円も追加予算化して撤去する。
 簡単に撤去というが、合わせて1千万円を市の担当課長、または撤去を声にした市議に「無駄は弁済」と言ってもこれは拒む金額。ところが、それだけ重大問題というのは双方、お忘れのような責任所在。
 改めて中身を説明すると、熊本市中心市街地開発で熊本市は、花畑公園に明治天皇行幸、加藤清正入国など歴史サインのプレート(鋳鉄製)を850万円で地表面に設置。



 ところが、それを知った市民から「偉人を足で踏みつける設定ではないか」との疑問の声も上がり、それが市議会でも問題化して、恐れを成した当局側が「撤去、改善」と、凄く簡単に1千万円を無駄にした問題。
 ハリウッドの俳優、有名人の手形、また浅草の手形も観光名所として話題となっているが、それを真似た観光という面では否定の出来ない提案。
 まして「明治天皇」、「加藤清正」の歴史サインを足で踏み着ける非常識な観光客が居るだろうかと、そんな疑問も浮上するが、設置や設定プランに考慮の足らなかった事は確か。
 問題なのは、設置プランの公表が4年前という点に在る。
 朝早くから夜中まで働く魚屋の主人でも有るまいし、毎朝9時半には議会に着て新聞を逆様に見ていたと、そんな昔の皆勤、豪傑市議話まである熊本市議会。現在の熊本市議会議員48名が、ここまで何んら関知しなかったというのは、議員の務めとして明らかに責められる。
 また4年前に熊本市ホームページでも公表というが、その周知方法にも問題が在ったのではないか。
 サインプレートの設置が悪かったとか、また撤去すべきと言うのではなく、問題は無駄となった1千万円の所在責任。
 議員48名と市当局側に1千万円の公園開発寄付ぐらい科さなければ、こうした無駄は何度でも繰り返されると想定される。
 時代を戻して、藤崎宮秋季大祭の随兵行列の替わりと語れば非礼となるが、新型コロナで3尺間隔置きの市中引き廻しの刑に60名弱は値する程の問題。これを忘れた所在責任と、加藤清正公様から長い秋の夜に叩き起こされた…。