熊本レポート

文字の裏に事件あり

迎春 天草20代の皆様 ごみ施設ワルの核心をバラします

2025-01-03 | ブログ
●NHKまで報道した368億円のごみ処理委託契約の破棄という事実は、喋れない極少数の特定関係者以外、該当の天草では真実が余り理解されていないのではないか。
●そこで新春、選挙権を得た希望ある18才から29才までの明日の天草を担う7200名の若い世代に向けて、この問題の核心部分を公開する事にした。
●天草出身の長老らが「天草の正義、大義はどうした」と怒っても、また外では差別的な嘲笑まで沸き上がっても、一朝一夕には変わらない社会のための苦労、負担、犠牲を嫌う天草の風土、地域性。そんな中で外側から説明して、その理解を求めることなど「要らん世話」と自覚したが、それを一変させたのが1人の若い市議会議員。その彼の地域社会における改革の意思に灯りを見た時、諦めかけていた期待を若い世代、明日を担う若い世代に賭けることにした。
●天草市も他の自治体と同じく130万円以上の物品の購入、また発注工事については公正、公平な入札を要し、その結果での落札者と契約を交わすが、実質的な支出契約は、それが承認するに値する内容の提案書が議会に提出され、その承認議決後となる。








●これが公共事業の予定、計画から開始までのプロセス(順序)で、そこには競争入札法、自治法施行令、また専門的な法令が関与して来て、それらの法を専門的な自治体は遵守して、執行して公共事業は成り立つ。
●天草広域連合による368億5000万円(消費税込み川崎)のごみ焼却炉施設建設と同運転管理(焼却灰処理委託を含む)の入札から同契約解除(同破棄)までは、時系列的に次の通り実施された。
①2023年5月16日に入札が実施され、川崎技研・九州テクニカルメンテナンスJV(共同企業体)が落札(31・5点の技術評価が落札率99・7%で落札)。
②2023年8月17日に発注者である天草広域連合が福山市及び現地施設の確認で出張(一般的には提案された焼却灰処理施設の処理能力他の確認、また焼却灰の越境搬入に関する該当自治体との事前協議)。
③2023年8月21日に川崎技研・九州テクニカルメンテナンスJVと同工事、委託業務について仮契約。
④2023年8月24日に同契約を審議する上で順当な内容の契約提案書が執行部から提出され、天草広域連合組合議会(組合議員)でこれを賛成多数により同契約を承認議決。
●そこから7ヶ月後、この入札及び契約には疑問、疑惑が多過ぎるとして、
⑤2024年3月27日に小島章利氏他35名の天草有志の会が、天草広域連合に対して住民監査請求を提出。
⑥2024年5月23日、天草広域連合(監査委員)は⑤の住民監査請求に対して、「入札、契約に違法性はないが、入札において(業者側)虚偽提案のあった点は認められ、よって事業推進の継続は困難」と回答。
⑦2024年5月25日、天草広域連合は契約(該当事業)解消を決定、同決定を発表。
⑧2024年6月10日、天草広域連合は「契約解除に基づく損害賠償は相互で請求しないと合意しての契約解除」と発表。
●この⑦⑧を受けてNHK、民間テレビ、全国紙等が「契約解消の原因は業者側による入札における虚偽提案(提案した福山市でのツネイシガムテックス㈱による灰処理工場の不存在)」と全国に報道した訳だが、この報道で該当問題を知った市民の約半数、その8割の感想は「虚偽提案で天草広域連合を騙した業者(契約解除対象業者)」との見解にあったと想定。
●しかし、ここで7200名余りの天草市の若い世代へ周知して、その拡散を希望するのは、その認知された情報を否定する真実。何か兵庫県知事選、同百条委員会の中身にオーバーラップさせるような感じだが、そんな気負いなど全くなく、また若い世代の1人ひとりが自ら考え、判断して行動することとし、これを強要する考えは全くなく、極めて重大な問題ながら淡々と判りやすく解説する。



●途中ながら真実の糸口を少し述べると、2021年10月から該当事業を注視して来て、入札選考委員の選定に異様な指名があった点など、この事業には同広域連合側の恣意(意図的な思惑)が動いたとする疑惑が何点かあった。表現は悪いが『グル』という見解で、ハッキリ言うと「官製談合」の疑いである。それを後半の契約時点からに絞っても、次のような疑問点が上げられる。
(イ)同広域連合は契約において入札前、特異とも思われる焼却炉建設(川崎技研)と、灰処理を含めた運転管理(九州テクニカルメンテナンス)とを別けた契約を同広域連合と入札業者間で取り決めたが、その二つの契約に別けた理由が不透明(因みに九州テクニカルメンテナンスは、天草市新和町浄化センターの運転、管理も請け負って居て、八代市、益城町でも明らかにされた通り地震、水害の多額な見舞金で営業を増加して来たとの業界話があって、同社は2年間で社長が3名も替わるなど異色な企業)。
(ロ)契約から7ヶ月後の住民監査請求で「虚偽提案」が浮上し、その結果で契約解除となったが、住民の監査請求がなければ事業推進は継続されていた可能性が極めて高い。
(ハ)契約解除で同事業は新たな入札が予定され、それによって同稼働まで約17億円の損失が発生すると想定されるが、契約解除の理由が業者側の「虚偽提案」と明らかにされながら、その賠償を請求しなかった(裏を返せば住民の17億円負担)理由が極めて不透明。
(ニ)入札における虚偽提案は、入札法の基本に関わる問題で、該当業者を営業停止、指名停止処分との処分は入札法からして順当で、それを熊本県、国交省に速やかに通報するのを処分から不要とした理由とは何かと疑問が残る。
●上に述べた(ハ)、(ニ)を例えで語ると、夜間の市役所で10台のパソコンを窃盗して運び出す泥棒に遭遇した職員。それを見て見ぬふりをした職員は、他の事務所での再発も予想しながら警察にも届けず、盗まれたパソコン10台については「必要備品だから明日購入」と勝手に決めた。こんな例え話と全く同じ(ハ)、(ニ)だが、普通は窃盗犯と同職員との間柄を疑うし、新規購入するパソコン代は誰が支払うかである。同広域連合組合議員の「なぜ賠償請求をしないで合意したのか」という質問に対して、「お互いに訴訟合戦になる恐れがある」と同広域連合長は答えているが、非があるからこそ恐れがあるのは確かで、公正及び公平性を自治に求める住民側からすれば、余りにも曖昧過ぎる自治。
●先の(イ)〜(ニ)を参考にして頂くと、同事業へ同広域連合側から恣意が働いた、「グル」という表現が悪ければ「官製談合」という疑惑に同意されると思うが、その最後は既に予想され始めたと考える核心部分について、それを次にバラす事にする。
●住民監査請求に同広域連合は、「入札、契約に違法はなかった」と回答しているが、同広域連合側に遵法の精神があったら業者の虚偽提案とする違法は発生しなかったというより、同広域連合側に違法性が存在したから「業者側の虚偽提案が存在」したと見るのが妥当。
(A)2023年8月17日、天草広域連合は福山市を訪問し、契約対象企業が提案していた灰処理工場の存在しないことを確認しながら同年同月21日に仮契約を結び、同年同月24日の承認組合議会(同広域連合)に不存在を隠ぺいして提案し、同組合議会の多数承認を得て議決。この同広域連合側の行為は刑法第156条『虚偽公文書作成』の容疑に抵触(出張旅費、復命書、承認議会提案書を証拠添付)。
(B)福山市は他の自治体と同様、廃棄物処理及び清掃に関する法律に基づき、県外からの産業廃棄物(焼却灰)の搬入には事前協議を要するとしているが2023年8月17日、同広域連合は同協議の必要性を承知しながら同事前協議を除外して同年同月24日、その事実を隠ぺいして議会に提案書を提出し、承認議会の議決を得たが、同行為は刑法156条容疑に抵触(物証は2024年6月10日前後のテレビ報道録画及び日刊新聞記事)。
●この該当問題について「第三セクターの問題」と責任転嫁する天草市議会議員も居るが、天草広域連合の事業運営は上天草、天草市、苓北町の共同事業にあって、天草市も極めて重い責任を要する。
●正直に言って市議の半数は真相を知らない状態で、それを考えるとオールドメディアが報道していながら市民の薄い関心度は当然。裏を返せば市議会議員の公共認識は市民と同レベルとなるが、市議会議員の必要性が問われるのは明らか。特に自治執行のチェック役を自称する2人の共産党市議については、その情弱(情報源へのアクセスも判らず、情報の活用にも疎い)も判るが、議員報酬32万円余りとは別に政務調査費が月3万円と支給されている訳で、該当問題での住民負担17億円負担を考えると、その政務調査費の中身を覗きたい思いまでしてくる。余談ながら仮に議席を半減化すると、天草で頑張っている若者1人に100万円づつ、毎年それを100人に支援出来る天草市。だが議席数の改正は彼らの手の内にある条例という壁にあって、理想通りとならぬのが現実。しかし早い時期に議席の大幅削減、また選挙ごとに落選候補運動は明らかに出て来る。
●さて市民に周知されていない真実となると告訴、告発での共同記者会見がベストなのだが、リーダー候補には天草出身のマスコミ人が適任と推薦、また同じく2年前から天草郷友会での選考、公募を提案しても「愚痴」は出ても邪魔するのが天草の風土、地域性。結局、告発、共同記者会見は、36名の天草有志の会の行使しか期待は出来ないと確信。
●そこで早急にとなると天草の明日を担う7200名の若い世代に賭けるしかない訳で、こうした経由で真実の拡散を希望する次第。1人で10人の拡散相手目標となると、市内の赤ん坊から最高齢者まで周知させる事になるが、中身は天草の明日を占う問題であっても、あくまで意思、自覚に対する賭けである。
●直前の面白くも味もない選挙など語るつもりもないが、有権は放棄、棄権するものではない。しかしニワカ候補の出現では鼻くそ目くそで、そこで価値あるのが白票。白票も価値ある選挙権の行使であって、天草市なら1万5000票も白票が現れたら選挙は無効。その音頭の取れるのが若い世代で、先ずは1000票でも意思を示すことにある。
●何れにしても天草有志の会による着地点までの期待となるが、天草の風土、地域性だと外から揶揄される見解に対して下を向いて歩くか、それを恥として立ち上がり(A)(B)の周知、拡散で動くか、それは天草の明日が賭けられる貴方がた若い世代次第…。