公明・高木氏、給付金受け取りに態度示さない首相を批判(読売新聞) - goo ニュース
国民の多数が疑問を感じ、評価も低い定額給付金。それにも拘わらず、与党が、強引にこの政策を進めている背景には、公明党の圧力があると言われています。今回の事件で見えてくる二大政党制の欠点とは、小党が”漁夫の利”を得て、民主主義を歪めてしまう、ということです。
二大政党制において、政党が二つしかない場合にはこうした問題は起きませんが、二大政党の他に小党が存在していますと、この小党が、政界のキャスティング・ボートを握ってしまう現象が発生します。特に、二大政党の勢力が拮抗している状況下では、国民のわずか数%しか支持率が集めることができない政党であっても、より自党の立場を高く評価した政党と連立を組むことができるのです。つまり、国民の支持率以上に、小党の発言力が強まってしまうこの現象は、小党の”漁夫の利”戦術と表現できるかもしれません。定額給付金は、5%以下の支持率の政党が、100%、政策を決定してしまった事例と言えましょう。
小党の”漁夫の利”戦術の結果、最も被害を被るのは国民です。何故ならば、小党が連立政権に参加し、そこで、小党の政策が採用されるとしますと、数%の支持率しかない政党の政策を押し付けられてしまうからです。これでは、多数決を原則とする民主主義から、遠く離れてしまうことになります。政府は、政権内部の政治力学ではなく、国民の声を聞いて政策を決定すべきと思うのです。
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国民の多数が疑問を感じ、評価も低い定額給付金。それにも拘わらず、与党が、強引にこの政策を進めている背景には、公明党の圧力があると言われています。今回の事件で見えてくる二大政党制の欠点とは、小党が”漁夫の利”を得て、民主主義を歪めてしまう、ということです。
二大政党制において、政党が二つしかない場合にはこうした問題は起きませんが、二大政党の他に小党が存在していますと、この小党が、政界のキャスティング・ボートを握ってしまう現象が発生します。特に、二大政党の勢力が拮抗している状況下では、国民のわずか数%しか支持率が集めることができない政党であっても、より自党の立場を高く評価した政党と連立を組むことができるのです。つまり、国民の支持率以上に、小党の発言力が強まってしまうこの現象は、小党の”漁夫の利”戦術と表現できるかもしれません。定額給付金は、5%以下の支持率の政党が、100%、政策を決定してしまった事例と言えましょう。
小党の”漁夫の利”戦術の結果、最も被害を被るのは国民です。何故ならば、小党が連立政権に参加し、そこで、小党の政策が採用されるとしますと、数%の支持率しかない政党の政策を押し付けられてしまうからです。これでは、多数決を原則とする民主主義から、遠く離れてしまうことになります。政府は、政権内部の政治力学ではなく、国民の声を聞いて政策を決定すべきと思うのです。
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