万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

中国の誤算-日本と創価学会は違う

2013年03月22日 15時54分09秒 | アジア
 中国と創価学会との間には、習近平主席が先に公明党の山口代表との会見で名誉会長の名を挙げたように、特別な人脈があるそうです。しかしながら、この創価人脈は、中国が、日本という国を見誤る原因となったのではないでしょうか。

 創価学会、並びに、公明党が、親中政策を基本方針に据えてきたことはよく知られており、中国の共産党幹部にも、創価大学への留学経験を持つ人物もいるそうです。中国は、自国内では法輪講を厳しく弾圧する一方で、日本国内では、親中を掲げる宗教団体と密接な関係を維持してきたのです。中国政府が、日本国内の政治に介入するルートとして…。創価学会との付き合いから、中国は、日本という国は、御しやすいと見たかもしれません。中国を”親”として崇める上に、トップの一声で、中国ために集団で組織的に活動してくれるのですから。ところが、創価学会とは、名誉会長の出身国が朝鮮半島であるとする噂がネット上で流れているように、日本の宗教団体とは言い難いところがあります(マスゲームを好むところは、北朝鮮風味でもある…)。加えて、相当数の在日韓国・朝鮮の人々が入信し、今では、幹部の大半が、朝鮮半島出身者で占められているとも指摘されています。真偽の程は判りませんが、中国が、創価学会を日本国と思い込んでいるとしますと、それは、大きな誤算となります。

 近年、中国が、尖閣諸島をはじめ、日本国に対して強気の態度で圧力をかけてきたのも、創価学会のように、日本国が、容易に要求を飲むものと信じてのことかもしれません。創価学会とは違い、日本国には、自国を守り抜く気概があります。公明党が連立与党に参加しているとはいえ、中国は、日本国と創価学会は異質であることに気付くべきと思うのです。

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コメント (4)
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