万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

朝鮮総連本部落札-”金日成観世音菩薩”の不気味

2013年03月26日 15時44分19秒 | 日本政治
朝鮮総連本部45億円で落札…鹿児島の宗教法人(読売新聞) - goo ニュース
 競売に付されていた朝鮮総連の本部が、鹿児島の宗教法人に落札された件は、日本国に巣食う闇の深さを物語っています。この宗教法人、最福寺には、”金日成観世音菩薩”なる怪しげな仏像が、祀られているというのですから。

 最福寺の法主とされる池口恵観(俗名鮫島正純)氏は、仏教の縁で何度も北朝鮮を訪問し、北朝鮮の高官等とも知己の間柄なそうです。北朝鮮では、仏教は信仰されておらず、独裁容認の主体思想に染め上げられておりますので、純粋に宗教を介した交流とは思えません。それどころか、”金日成観世音菩薩”の名称からも憶測されるように、最福寺こそ、主体思想の日本における”末寺”であり、池口法主は、袈裟を纏った主体思想の”伝道者”であるかもしれないのです。池口氏は、小泉元首相と従兄弟とも報じられており、小泉元首相自身のルーツは、北朝鮮に辿りつくとも噂されています。真偽は不明ですが、出身国が北朝鮮であるとするならば、北朝鮮への異常な肩入れは理解できます。そしてそれは、核やミサイル、そして、拉致問題で日本国を脅している北朝鮮の勢力が、あろうことか、日本国内、しかも、政治や宗教といった分野で着々と勢力を伸ばしてきたことを意味しているのです。

 これまで、日本国の政治や宗教、そして、マスコミにおける韓国や北朝鮮の異常とも言える影響力は、日本国民にとりましては、不可解なことでした。しかしながら、今回の報道に接し、隠されてきた闇の一端が姿を現した感があります。今後、池口氏の背景が明らかになれば、点は線となり、線は面となって、闇の実態は、立体的な像を結ぶことでしょう。懸念すべきは、日本国民の精神的な動揺ですが、来るべき時が来たのですから、覚悟を決めて乗り越えるしかないと思うのです。

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コメント (2)
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