万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

河野談話を自ら否定した韓国-慰安婦証言集の公表

2013年03月01日 15時54分49秒 | 国際政治
 先日就任したばかりの韓国の朴大統領は、独立運動記念の政府式典演説で、”日本国は歴史を直視し、責任をとる姿勢を見せなければならない”と語ったそうです。この発言に対して、日本国内では反発が広がっておりますが、最近の韓国政府の行動は支離滅裂です。

 ネット情報によりますと、最近、韓国政府は、元慰安婦12人の被害証言を収録した口述集を出版したそうです。河野談話の根拠となった被害証言は未公開となっておりますが、おそらく、隠されている証言の内容も、今回出版された口述集と同様なのではないかと推測されます。韓国政府は、敢えて公表に踏み切ることで、これらの証言を根拠として、日本国側に”慰安婦”の個人賠償を求めるつもりなのでしょう。しかしながら、この”慰安婦”達の証言、その殆どが、”騙されて慰安婦にされた”というものであり、どこにも、旧日本軍によって強制連行された、という記述はないそうなのです。これまで、韓国政府は、20万人もの朝鮮人女性達が、強制的に戦場に連れ去られて慰安婦にされたと主張しており、海外では、日本国による”21世紀最大の人権侵害”とさえ宣伝してきました。ところが、政府が収集した公式の証言にさえ、”20万人朝鮮女性強制連行”を裏付ける内容がないとなりますと、韓国政府は、この説が捏造であったことを、自ら認めたことになります。

 ようやく日本国は、韓国政府のオウンゴールによって、名誉が回復される見通しがついてきました(軍規違反はあっても、少なくとも、”20万人朝鮮女性強制連行説”は捏造…)。”真実は時の娘”の格言の通り、河野談話は、かくして歴史の真実の前に消えてゆくことになるのですから。

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コメント (2)
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