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<めぐみの家>の恵みのない事件。。。

めぐみの家は、全国に数か所ある。

ここでいうめぐみの家は、千葉県木更津にある<めぐみの家>。

先週24日(土)、81歳の女性が、17:00過ぎ、車中で亡くなっているのが発見された。

おそらく8時間以上、炎天下の車の中に閉じ込められたままだった。

めぐみの家は、株式会社めぐみが運営する通所介護施設(デイサービス施設)であり、サービス利用者の定員は、12名。

今回被害者となってしまったのは、宇田川さん。

送迎委託している運転手(70歳)は、朝8:45に宇田川さんを迎えに行き、ほかに4名の利用者を送迎車に。

宇田川さんはシート3列目。足がお悪いので自力では動くことができない。

あり得ない話であるが、宇田川さんだけ車内に放置された。

これもさらにあり得ない話だが、デイサービス事業所では、利用者さんが到着後、全員バイタルチェックをする。

午前・昼食・午後のプログラムに参加できる体調かどうか、体温、血圧、気分、吐き気、顔色、表情をチェックする。

仮に70歳の運転手(ボランティアとも言われているが)が、宇田川さんを誘導し忘れたとしても、9:30~10:00のバイタルチェックで宇田川さんの不在にスタッフが気付くはずである。

次は、昼食だ。この段階でも最悪デイサービス職員が気づくはずだ。

降車、バイタル、昼食と3段階もあるのに、不幸にも宇田川さんは気づかれないままだった。

さらに、さらにあり得ない話であるが、ここの社長が、別の利用者を16:00過ぎ自宅まで届けたが、シート後部の宇田川さんに気付かなかったそうな。

開いた口が塞がらない。

<利用者である一人ひとりの高齢者>に関心を持つ職員が、一人でもいれば、宇田川さんの命は守られたはずだ。

一人もいなかったのが、悲しくて、悲しくて。

 

 

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