＊ 次郎柿 ＊

　　　　 ＊　写真をクリックして下さい。（見かけは悪いけれど、美味しそうな大きな柿でしょう）
「桃栗三年　柿八年」 　
　お隣に大きな柿と甘夏柑の木が有る。2本ともたわわに実って、春と秋におすそ分けを戴くのですがとても美味しい。特に次郎柿は大きな実で甘くておいしい。昔、実家で食べた柿の懐かしい味がする。なぜか、買った柿は見かけが良くても、パリっとした食感が感じられない。

で、6年前隣と同じ「次郎柿」を植えた。買った時「桃栗三年柿八年、というけれど、この木は早く実を付けますよ。」との店のおじさんのあまーぃ言葉に、毎年花が咲くのを期待していた。でも狭い庭、日当たりの良いところには植えられなくて、柿も一向に我が家の期待にこたえることなく、ただただ木ばかりが大きくなるだけ。

三年前5～6個花を付けたが、途中で落っこちてしまった。昨年は10個ほど実を付けたがこれも途中で無くなってしまった。ネットで検索すると、柿は消毒をこまめにしなければいけないそうですが、お隣は一向に消毒している気配はない。今年もたくさん花を付けましたが、また同じ事だろうと期待もしていなかった。ところが、途中で落ちる実もたくさんあったが、20数個ばかりが大きくなった。

俄然、主人も張り切って2回ほど消毒をした。でも途中で黄色く色づいて落ちるのが続出。原因はさっぱり分からない。でも、どうにか20個ばかり大きくなって色づいて来た。もう少しもう少しと、赤くなるまで待っていると、木でジュクジュクの柔らかい実になっている。柔らかいのが嫌だから、早目に採るとちょっと渋みが残っていて、なかなかこちらの思うようにはならない。

そのうち、我が家の少ない柿めがけて、たくさんのヒヨドリが集まってくるようになった。鳥が来るのは「食べごろだろう」と、鳥にやられないうちに、ジュクジュクを残して取ってしまった。なんか黒ずんだ斑点だらけの柿だけど、我が家の味は格別でした。娘にやると「ええっ　家って柿の木あったっけ！！」ですって。
あんな大きな木が目に入らないなんて、いかに庭に関心がないか。。。。。