リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

予想はしていたけどやっぱりショック

2017年02月21日 | 日々の風の吹くまま
2月20日(月曜日)。晴れのち曇り。仕事が全部終わったので、今日はまったくのフリー!
ばんざいなんだけど、「遊びモード」へのスイッチの切り替えがなかなかうまく行かないから
困る。逆に「仕事モード」に切り替えるときはけっこうすんなり行くのに、どうしてなんだろう。
何となくだらだら、何となくうろうろ。それでもランチの時間が来て、久しぶりに野菜ラーメン
を作って食べたら、ちょっとしゃっきり。書きかけの芝居の2本目を開いてちょこちょこ。

カレシはロンドンの国際学会に行っていたチオンのリクエストで予定外のレッスン(というか、
現地報告)。研究発表はうまく行ったらしいし、英語でのやりとりも心配したほど難しくなかっ
たとか。初めての海外だったけど、いろんな人たちと英語で交流してすっかり自信をつけた
らしい。国際会議や学会での発表は場数を踏んで経験を積んでなんぼだからね。ワタシみ
たいにポイントだけのスライドを持って行って、1時間アドリブでしゃべり通した強心臓もいる
けど、普通は1に経験、2に経験・・・。

来シーズンのラインアップ発表パーティは5時半。カレシの怪我の後であることを考えて車
で行くことにして、ラッシュだから余裕を持たせて出発したら、ずっとすいすいで30分ちょっ
とで着いてしまった。カナダの他の州が軒並み祝日で休みなのと関係あるのかな。これが
いつものことならうれしいけど、そうは行かないだろうな。BMOセンターの劇場にはかなり
の数のメンバーが来ていて、芸術総監督のビルが9月から始まる来シーズンの出し物を順
を追って簡単に説明。今シーズンよりもいいものがあるなあと喜んでいたら、「来シーズンが
私の最後の年になります」と引退を爆弾宣言。えええっ・・・?

ビル・ミラードは演劇人がたむろするクラブの「芝居小屋」のようなところから出発したArts
Clubをカナダでも最大級の劇団に育て上げた人。ステージマネジャーから始めて45年も
Arts Clubの顔だった人だけど、今年73歳だもんなあ。劇団の未来の枠組みを作る取り組
みが始まった頃からそろそろ引退かなとは思っていたけど、実際にそう言われるとやっぱり
ショックだなあ。Leave a big shoe to fill(大きな空の靴を残して行く)と言うけど、後任探し、
大変だ。演劇界の裏表を知っていて、劇団経営の裏表も知っていて、非営利団体の運営の
裏表も知っていて、しかも芸術眼があって演出もできる人って、そんなにいるわけがない。
ああ、ショック・・・。