リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

400文字の文章は言葉の迷路だ

2017年02月20日 | 日々の風の吹くまま
2月19日(日曜日)。雨。仕事、最後の追い込み。まずは木曜日の夜(日本の金曜日)に駆
け込みで入って来た小さなファイルをやっつけて納品してから、先週中ずっと苦闘していた
5つセットの最後で最大のファイルに戻ったけど、17ページもあってまだ半分くらいのところ。
こんなに残っていて、明日の午後の納期に間に合うのかなあ。ま、とにかくひたすらキーを
バンバンバン。だけど、お役所文学的だらだらと長ったらしい文章を解読して、それを別の
言葉に「書き直す」のはめっちゃくちゃ疲れるぅ・・・。

契約書のような弁護士が書く文書は英語でもやたらと長ったらしいけど、日本のお役所文
学の長ったらしさは右に出るものがないんじゃないかと思うくらいで、民間ビジネスだって企
業や研究機関の内部規則や規程は大きなところほど長ったらしくて、しかも回りくどいという
印象。何しろ第何とか条の後にああたらこうたらと300字、400文字続いるなんてのはざら
で、いったい何がどこにどうかかってどうなる場合はどうするのかと、まるで「暗号解読」もど
きの読解プロセスを経てやっとこさ句点にたどり着いた頃には思考がこんがらがってしまっ
て、ワタシの脳みそは息切れ。だって、ひとつのセンテンスが400字って、原稿用紙にして
丸々1枚の長さ・・・あああ。

それでも、1日中オフィスの窓を叩く雨を横目にひたすら、ひたすらキーを叩き続けた甲斐
があって、夕食の支度の前に最後のページの最後の行にたどり着いた。ああ、肩は凝るし、
おなかは空くしで、何だか日本百名山の100番目の山の頂上に到達したような気分かな。
自分の背中をポンッと叩いておめでとぉっと言ってあげたいくらい。おりしもデスクの上には
LLビーンの春のカタログ。う~ん、ご褒美にすてきなドレスでも買おうかなあ。何たって今
はカナダドル安に触れているから、アメリカドルでもらう報酬はカナダドルにすると即3割り
増しだし・・・。

まあ、後は見直しをして、スペルチェックしてさっさと納品したら、芝居の脚本書きに戻ろう。
ゆうべふとわいた新しい構想もちょっといじってみなくちゃ。(頭の配線が混乱したからヘン
なアイデアがわいたのかもしれないけど。)明日の夕方はArts Clubの秋に始まる来シー
ズンのラインアップを正式発表するパーティだから、ちょうどいいタイミングでぱぁ~っと遊ん
で頭の中の蜘蛛の巣を一気に払ってしまおうっと。もう春が来るんだもん・・・。