9月22日(水曜日)。☁🌥🌤。秋、初日。夜のうちに雨が降ったようで、きのうとは打って変わってかなり涼しめだけど、午後から晴れ間が出るという予報に期待しとこ。朝ご飯を食べながらメールをチェックしたら、もうジェフから変更した航空券が来ていた。Silverseaの北米拠点が時差が3時間先のマイアミにあるので、ジェフの1日はいつも早朝から始まる。帰りの便はエールフランスで確定ってことで、印刷する書類がどんどん増えるなあ。
中国の大手開発業者が破綻しそうということで、世界的に株価がすっとぉ~んと落ちて、ワタシの虎の子も0.5%やせちゃったけど、その後いいニュースでもあったのか、今日は減った分の3分の1が戻っていた。去年の春にコロナの始まりで下がったときはほんとにあっという間に10%も萎んだのに比べると、こんなもんなのって感じ。今の生活に必要な資金じゃないから傍観していられるけど、そうでなかったら真っ青になったかも。まあ、12月に今年の個人年金(RIFF)の一括払出しの額を超える利益が出ていれば文句なしなので、トニーに丸投げでお任せ。この先どうなるかはわからないけど、今のところはお釣りが来そう。
最近メディアのあちこちで見かけるFIREという新語。「経済的自立・早期リタイヤ」の頭文字なんだそうな。頭文字語が好きなミレニアル世代の間で持てはやされている新しいライフスタイルらしいけど、早くから経済的に自立するのはいいことだと思う。そのための資金源は、花形産業で超が付く高給をもらっているんでなければ、収入の一部を投資して増やして行くことになるようで、金融ビジネスが張り切ってFIRE、FIREと投資の売り込み。副業をやる人も増えているそうで、ネットの時代は副業の機会も多いだろうけど、もしも25歳の人が40歳でリタイアしようとすると、経済的自立を達成するまでに15年しかない勘定。で、目標通り40歳でリタイアしたら、カナダの公的年金(CPP)はそこで積み立てがストップするから、受給年齢になってもらえる金額はたぶん雀の涙。それを埋め合わせるだけの自己資金ができていればいいけど、そうでなかったらどうするのかな。そのときには労働環境が様変わりしているかもしれないよね。
もしも投資が思惑通りに「成功」して、40歳までに悠々自適で暮らせるだけの資金ができたとしても、リタイアした後は何をして暮らすんだろう。現在の平均寿命なら少なくとも45年くらいのリタイア生活が待っているわけで、日常の単位で見ると約16500日。自分の好きなこと、やりたいことだけやって楽しむと言っても、どんなに好きなことでも、毎日来る日も来る日もやっているわけにも行かないような気がするけどな。好きなことを楽しみながら小遣い稼ぎという手もあるけど、それも長く続くかどうかわからない甘い話。ビジネスで大儲けするのが趣味だというなら、FIREの理想はどこへやらで、もうリタイアじゃないよね。ミレニアルの考えることって、何かいまいちよくわからないな。突き詰めてみれば、早くお金をがっぽり手に入れて、働かずに好きなことだけをやっていたいということのように見えるけど、ま、がんばって。