リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

悪いことはいつも海の向こうから来るってこと?

2022年09月23日 | 日々の風の吹くまま
9月22日(木曜日)。☀🌤。何度もひどく咳き込んだり、ぐずぐずの鼻をかんだりで、目が覚めてばかりだったのでたあまり熟睡感がないけど、起きてシャンと立ってみたら、きのうよりエネルギーがある感じがしないでもない。念のため、コロナの抗原検査キットを出して来て、綿棒を鼻の奥に突っ込んでぐりぐりやってチェックしたら、カレシの時と同じくはっきりと1本だけ。喉が痛くなってから1週間経って、咳と鼻水がピークというところで陰性と出たんだから、コロナじゃなくてほんとに風邪と判断してもよさそう。もう2年以上もコロナにかからないように気を付けて来たんだから、出口が見えて来た今になってかかったら冗談にもならないもんね。



ま、間違いなくただの風邪ということでほっと胸をなでおろして、きのうから再開したウォーキング。きのうは19分近かったけど、今日はまあまあ普通に近い17分25秒で、復活基調というところ。年のわりには元気がいいようで、風邪もこれ以上ひどくならずに済むんじゃないかな。カナダ政府が入国する旅行者に義務付けていたワクチン接種とArriveCanというアプリの手続きが廃止されるという観測が先週あたりから流れていたけど、ずっとしぶり続けていたトルドー君がやっとその気になったようで、9月30日を以って廃止されることになるらしい。ワクチン接種もアプリの使用も任意になるってことだけど、未接種で到着した場合は空港で無作為抽出で検査をして、陽性だったら隔離するらしい。オミクロン株はワクチンをしていても簡単に感染するようなので、意味があるのかなあと言う気もするけど、まあ、国内の旅行者と出国者はとっくにワクチン接種義務がなくなっているから、これで空港での混雑が少しは緩和されるのかな。ただし、列車や飛行機内でのマスク着用義務を廃止するかどうかはまだ検討中なんだそうで、義務が廃止になるのは少し先になるらしい。もっとも、着用義務が解除になった街中ではまだマスクをして歩いているがけっこういるから、推奨ってことにして、したい人はする、したくない人はしないでいいんじゃないかと思うね。

脱コロナの光明が見えて来てやれやれと思っていたら、日本も「水際対策」の制限を早期に解除するというニュースがあって、読んでみたら、おお、来月11日からはカナダ人もコロナ前のようにビザなしで個人旅行に行けるようになるらしい。元日本人の場合は、日本にいる家族か親戚からの「招聘状」があればビザを発給してもらえるようになっていたそうだけど、何だかめんどうくさい手続きという印象だったな。だいたいからして「外国からの脅威を阻止する」という鎖国の理屈そのもののように見えたけど、それでも最近は日本国内で毎日10万人、20万人という日本人の感染者が出ていたということは、外国人を閉め出しても意味はなかったということじゃないのかな。聞くところによると、何十年ぶりかの超円安の日本に外国から観光客を呼び込んで経済を盛り立ててもらおうというのが狙いらしいから、いわゆる水際対策は怖がり屋の国民に「やってる感」を見せるためだったのかもしれないけどね。

まあ、私たちが日本に行くとしたら早くて再来年だろうし、その頃にはコロナの記憶は薄れているんじゃないかと思うから、今のところはただの海外ニュース。そういえば、一時すわっと騒がれたサル痘はもう関心を持たれなくなってしまったけど、ゼロコロナ政策で悪戦苦闘している中国では患者第1号が発見されて「すわっ」。そこで出た感染防止の勧告と言うのが「外国人や最近海外から帰国した人との直接の肌の触れ合いを避ける」ということだったそうで、欧米のメディアでは「外国人に触るなと指示」という見出しになっていて、長いこと中国に住んでいる「外国人」も大勢いるのに、中国での外国人排斥、ひいては海外での中国人排斥につながるのではないかと言うコメントがソーシャルメディアに乗ったそうだけど、都合の悪いことは外国/外国人/異質なもののせいなんだから、そういう悪者を排除してしまえば安心という、砂場のいじめっ子の心理が見え隠れしていて、思わず笑ってしまった。何だか日本政府のいわゆる「水際対策」の発想とも深いところでつながっているような気もしたけど、ま、どっちにしても、それが人類の本質なんだろうな。