リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

劇団の新しいシーズンがスタート

2022年09月15日 | 日々の風の吹くまま
9月14日(水曜日)。⛅☁。地平線が何だかもやっているけど、AQIは「2」に下がって「低リスク」の中間。メトロバンクーバーは今アメリカ側1ヵ所、BC州側2ヵ所の山林火災の煙に囲まれているんだそうで、バルコニーに出ると、空気が何となくきな臭いように感じるけど、有害なPM2.5の濃度は減ったと言うことかな。(午後には「3」に戻ったけど、まだ普通のレベル。)

今日はArts Clubの新シーズン第1作『Peter Pan Goes Wrong』のオープニングナイト。イギリスの架空の演劇集団が、ピーターパンを主人公にした有名なバリーの作品を上演することにしたのはいいけど・・・という、しっちゃかめっちゃかなコメディということで、コロナのおかげで巣ごもりをさせられた2年の間に溜まった「蜘蛛の巣」を一気に払い除けるのにぴったりと言う感じ。観客が今一番楽しみにしているのも、憂さを忘れておなかを抱えて笑えるコメディやミュージカルなのよね。芝居好きだって2年もオンラインの独り芝居くらいで我慢して来たけど、やっぱり劇場の観客席に収まって観る生の舞台とは比べようがないわけで、やっと芝居を観に行けるっと言う解放感を味わえる日を心待ちにしていたんだから、そんなときにのっけから根暗なドラマでは、その解放感も萎んでしまいかねないと思う。だから、ことあるごとに「関係者」に言って来たの、とにかく「笑い」を取り戻すことが先決なのよって。

上演はスタンリー劇場だけど、ADCのレセプションはグランヴィルアイランド劇場のラウンジと言うことで、当初は参加者が各自で2つの劇場の間を移動してほしいというお達しだったのが、土壇場で観光バス会社が新たにスポンサーになって、送迎バスを出してくれることになったらしい。コロナ前は別の観光バス会社がサンフランシスコのケーブルカーを模したバスで劇場とレセプション会場の間を送迎してくれていたんだけど、コロナで観光客が来なくなって会社は廃業。スタンリー劇場には狭いロビーしかないし、劇団の後援者の中核であるADCは高齢者が多いから、レセプション会場はできるだけ劇場の近くがいいだんけど、ふさわしいビジネスはバンクーバーの地価高騰による固定資産税の上昇でうなぎ上りのリース料に悲鳴を上げて次々に廃業や移転。でも、新しいスポンサーが見つかって良かった、良かった。新年度に企業スポンサー担当マネジャーに昇格したアマンダのお手柄だな、きっと。

最初の送迎バスが出るのが5時45分なので、簡単な晩ご飯を作って、ささっと食べて、5時前にばたばたと出発。新シーズンは3劇場で合計13本のフルのラインアップ。シーズン通しでチケットを買ってあるから、毎月のようにオープニングとレセプションがあるし、その間にはシーズン中に4回ほどのファンドレイジング・ディナーがあるし、劇場ねずみは忙しくなりそう。はあ、やっとコロナ前の「ふつう」の日常が戻って来たと言う実感がして来たなあ。ワタシも新しいエネルギーが沸いて来た気がするから、本気になってギアアップしなくちゃ。