リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

徒然なるままでも、徒然じゃなくてもクロスワードはやめられない

2022年09月24日 | 日々の風の吹くまま
9月23日(金曜日)。☁🌧☁。雨の予報で、朝からどよぉ~ん。いやぁ、ゆうべはベッドに入ってからまた咳がひどくなって、全身に全力で力を入れて咳き込むもので、うっかりすると脚が攣って痛い、痛い。咳が止まったと思っても、息をするたびにヒューヒュー、ゼイゼイ。こんなひどい風邪を引いたのは(カレシによると)イギリスでの翻訳会議の後でアイルランドに足を延ばしたとき以来。ということは2007年、つまり15年前か。うん、あのときはカレシも酷かったけど、ワタシも酷い目に遭った。アイルランドから乗り換えのトロントまでの間に鼓膜が破れそうなくらいに耳が詰まって、トロントに着いたときはキーンというだけでほとんど聞こえなくなっていたくらい。トロントからバンクーバーまではずっと耳に指を突っ込んで何とか耐えたけど、あれはほんとにきつかった。

起きてしまうと、ちょっぴり肌がざわっとした感じがあるけど、熱を測ったら37.3度でほぼ平熱だし、血中飽和酸素は98%だし、溜まる鼻水もかみやすいし、咳も深い大音量ではあるけど比較的に楽に出て来て、腹筋が起き上がり運動を100回やったくらいコチコチな以外は、あの夜通しの苦悶は何だったんだぁ?という気分。カレシは横になっている時が一番楽だったそうだけど、ワタシは全くその逆で起きて動き回っている方が楽だから、生理機能の個人差っておもしろいね。こんなんだったら、ごく軽症のコロナにかかった方がよかったんじゃないかとFBに投稿したら、さっそくケイトお姉ちゃんから「ウィスキーに蜂蜜を混ぜて飲むと効くわよぉ」とコメント。あはは、さすがはワタシが大きくなったらこんな人になりたいのと見上げているケイトお姉ちゃんだ。やってみようかな。ウィスキーの代わりにコニャックでやったら効き目はどうなんだろう、なぁ~んて。

それでも、普通の風邪は1週間から10日で治るそうなので、今日あたりでピークは過ぎたかなというところ。外は雨模様で寒そうだし、もうひと押しの休養をと言うことで、今日はウォーキングも買い物も休みということにして、ひたすらのんびり。そうなると真っ先に向かうのがニューヨークタイムズのクロスワードパズルで、アーカイブのパズルに挑戦。デジタル化されているのは1993年11月のパズルからで、何しろ年中無休で掲載されるから、そんなに遠い過去まで遡ったら、頭がくらくらするような数。それをこの3年くらいにコツコツとやって来て、今は2006年の4月。毎日その日の分を欠かさずにやるようになった2019年4月に追い付くまでに、あとまだ13年分、パズルの数にして4800個近く。まあ、アーカイブの最初から数えると1万個くらいあったパズルの半分を消化したわけで、よくがんばったじゃないの、ワタシ。でも、これは毎日のメインのパズルだけで、他に枡が5×5のミニパズル(けっこう難しかったりする)、毎月のテーマを設定したボーナスパズル、アクロスティック、そして不定期に掲載されるバラエティというのがあって、そっちにはまだ手を伸ばしていない状態。

洋の東西を問わず、どこの新聞にもその国の言語んクロスワードパズルがあるんだけど、どうしてニューヨークタイムズに固執するのか。それは何たってパズルのあちこちで微妙に効いている英語のひねりだと思う。歴代3人しかいないパズル編集長の椅子に座っているのはウィル・ショーツ。彼が若くして老練な2代目のユージン・マレスカ編集長の後を継いでからというもの、それまでの堅苦しさが取れて、ときには散々苦労した挙句に、思いがけないひねりに振り回されていたことに気づいて、ええっ。すると、中学1年になって初めて英語の教科書を見て、「世界にはこんなにも違う表現方法があったんだ」と感動したあの鼓動が蘇って来るんだよね。まあ、英語圏の人になって、母語ではない英語を国語として暮らして来たワタシにとっては、クロスワードパズルから英語を学んでいると言う感覚は皆無で、毎日使っている言語の表現力の広がりやヒントに隠された思いがけないアングルの発見が刺激的で、病みつきになったんだろうと思う。だって、地球上のどこにいたって世界は広いし、宇宙はもっと広いんだし、そもそも人生にはそれに従っていれば安泰と言うマニュアルは存在しないからね。まあ、死ぬまでに全部解けるのかと聞かれたら、はたと返答に詰まるけど、好きな時に好きなようにちょこちょこと一歩ずつ進んで、ワタシとしての最後のパズルを解いてから死ねたら本望ってところかな。趣味ってのはそんなもんじゃないかと思うけど。