リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

相も変わらずやらなきゃならないことだらけ

2025年02月07日 | 日々の風の吹くまま
2月5日(水曜日)。⛅☁。寒い、寒い、寒いっ。天気サイトの気温はマイナス8度、バルコニーの気温はマイナス4.5度。でも、夜の間にほとんど雪が降らなかったようで、道路事情はまあまあというところ。歩道は乾いているけど、ブラックアイスがあるので、気を付けていないと滑って転ぶから危険。手をつないでいたら2人一緒にこけてしまいかねないけど、つないだ手は空気が冷たいからカレシのポケットに入れて、もう一方はジャケットの袖の中に引っ込めて防寒。こういうとき腕がちょっとばかり短いのは一種の利点かもね。(ワタシって、生まれつきなぜかいろんなところが規格外れらしい・・・。)

今日のビッグ(でもないけど)ニュースは、メトロバンクーバーの人口が300万人に達したこと。昔はグレーター・バンクーバー地方行政区(GVRD)と呼んでいたのが、2017年からメトロバンクーバー地方行政区(MVRD)に改称して、略してメトロバンクーバー。BC州にある28の地方行政区のひとつで、約2900平方キロに市町村が21、自治体として未組織の「選挙区」がひとつ、先住民所有地がひとつ。主に地域の上下水道を管轄していて、最大の都市はもちろんバンクーバーで約74万人、一番小さいのはベルカラ村で729人。でも、川向こうのサレー市は過去10年の人口増加率が33%で、今68万人のBC州第2の都市だから、市の面積がバンクーバーの3倍近くなのを考えると、バンクーバー市を追い抜いてメトロバンクーバー最大の都市になるのは時間の問題だけど、そうなったら「メトロサレー」に変えろと言い出すのかな。
翻訳脚本の上演の話が原作者のエージェントとの交渉に入って、11月から同時進行でしっちゃかめっちゃかだった3つの嵐の最後がとりあえずワタシの手を離れたので、ここは一歩下がって模様眺め。カレンダーを見たら、春のクルーズまで残すところ3週間半、夏のクルーズの残額の支払い期限まで2週間になっていて、こりゃのんびりしていられない。春の船旅はシンガポールからベトナム、香港、韓国を経て終点の東京まで16日間で、英語先生のカレシはホーチミンシティに住む生徒から市内観光の情報集めに余念がない。元々は上海に寄港する予定で、上海と南京に住む生徒たちとも会うことになっていたのが、中国側の事情で上海2泊3日から韓国の済州島と仁川(ソウル)1泊2日に振り替えになったので、1日寄港するだけの香港で会うのは微妙なところ(南京の生徒とは6年前に香港で会っているし)。それでも、寄港するホーチミンシティ、香港、済州島、仁川/ソウル、鹿児島での観光スケジュールを見直さなくちゃ・・・

見渡す限りの雪景色を愛でながら(というわけでもないけど)、原作者がト書きの部分を書き直した脚本の翻訳原稿をアップデート。いい作品なんだもん、ゴーサインが出るといいねえ。(この年になってまた翻訳を生業とする野心はもうないから、どうせまた2つの言語の間に挟まって髪をかきむしるような思いをするんだったら、自分で観て、自分の胸に響いて感動した作品でなければ、どんなにすごい大ヒット作でも手は出さないだろうな。)これはほんとに小粒ながらキラリとするいい作品なの。原作者のやさしい人柄がにじみ出ていて、舞台から聞こえる言葉は原作と違っていても、愛や悲しみ、悔恨といった普遍的な人間らしい心情は観る人の胸にすんなりと響くと思う・・・って、やっぱり野心的かなあ。


スーパーで~大好きな太くて甘いニンジンが「カナダ産」で良かったぁ


冬の日は雪とスープと・・・

2025年02月07日 | 日々の風の吹くまま
2月4日(火曜日)。☀🌤。夜の間にまた少し雪が降ったようだけど、朝から晴天。なぜか2人ともぐっすり眠って、目を覚ましたらもう9時。鼻はまだちょっとぐずついているような感じだけど、ワタシの風邪はどうやら治ったらしい。咳が出るのは鼻の後ろから喉に流れた鼻汁のせいかもしれない。でもまあ、けさは体重がちょっと減っていたから、寝ている間に風邪のウィルスと最後の大格闘をして追い出しに成功したのかもしれないな。だったら文句なし。

起きるのが遅かったので、朝ご飯が終わったらもう10時近く。カレシにウォーキングはどうするの?と聞いたら、「行くよ」。オッケー。この時間なら歩道はもう除雪してあるだろうから、足元は大丈夫そう。でも、カレシがトイレに入っている間、ふとルーフデッキに出て写真を撮ろうという気になって、持ち出して来たハンターのレインブーツをパティオドアのそばで履いて、携帯を持って外へ。気温がまだマイナスだから、冷たい風が頬っぺたに当たるとさすがにちょっと痛い。雪だるまを作ろうかなとも思ったけど、雪が乾いていてぜんぜん固まってくれなくて、中学時代に住んだ名寄での雪合戦を思い出した。マイナス2ケタでは雪が固まらないから、手袋を脱いで、素手のぬくもりで雪を溶かしながら雪玉を作ったもんだった。刺すように冷たかったけど、みんなそうやって作った「爆弾」を投げ合ってきゃあきゃあ言ってたんだよねえ(と遠い目)。

モールの中は冬装備で歩いていると汗ばむくらい暖房が効いているので、せいぜい徒歩2分だからと、Tシャツ2枚にいつものカーディガンジャケットだけ。周りを歩いている人たちはもこもこに綿が入ってもふもふの縁取りのフードが付いているアノラック姿で、すれ違うたびに「なんなの、この人」と言わんばかりの目線。でも、この寒さの中でもショーツで闊歩しているおじさんがいたから、上には上があるってね。モールはいつもより静かで、2階の移民支援サービスのオフィスのドアには「大雪のため臨時休業」の貼り紙。いや、こんなのは大雪とは言わないけど、いつも見かける人たちは生まれてこのかた雪などというものは見たことがなさそうだし、まだマイナスの気温には慣れていないだろうから、来ないんじゃないかと考えて休みにしたのかもしれないな。

帰って来るともうすぐランチの時間。寒い日に最適なのがほっかほかのスープということで、今日はチキンスープ。冷凍してあった鶏がらブロスを鍋に入れて、野菜はにんじん、セロリ、玉ねぎに冷蔵庫に中途半端に残っている野菜(今日はバターナットかぼちゃ)。スープが煮立ったら、スープ用に小分けして冷凍してある鶏ももを解凍して、ザクザクと切って入れて、生のタイムをひとつかみ真ん中に突っ込んで、後は塩コショウで味付けするだけ。昔から風邪を引いたらユダヤ人ママのチキンスープと言われるくらいだから、栄養たっぷりで身体が芯から温まって言うことなし。カレシが「ベートーベンも認めてくれるよ」と言うので、それじゃあ、ピアノソナタを書いて捧げてくれるかなあと言って大笑い。(ベートーベンは「おいしいスープを作れるのは心がピュアな女だけだ」とのたまわったそう。)『Für Hühnersuppe』(「チキンスープのために」)なんて、心がほっこりしそうだけどね。