リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

寄付して節税はポイ活の一種なりや?

2024年05月18日 | 日々の風の吹くまま
5月16日(木曜日)。☁🌤。よく眠った。夜のうちに予報通りに雨が降ったのか、降らなかったのか。ルーフデッキは濡れているような、いないような。気温は今ごろの普通の温度だけど、風があるせいでちょっと寒い感じ。あと1ヵ月もしたら公式に「夏」が始まるのに、内陸部では標高1000メートル以上の地域で雪が降りそうという予報で、三連休の週末を前に山岳地帯のハイウェイに降雪注意報発令中。

きのう書いていた集団訴訟の賠償金の話にちょっと首を突っ込んだら、いやぁ、ソーシャルメディアに「だまされた」とか「嘘つき」とか「バカにしている」という投稿がぞろぞろ。でも、どれも怒りの矛先を51億円の賠償に応じた被告に向けているのでちょっとびっくり。集団訴訟の仕組みを理解していないのか、あるいは「金をもらえる」ということで思考停止してしまったか。(あんがいこういう人が投資詐欺に引っかかりやすかったりして。)最初に支払額は5千円から1万5千円と言ったのは原告側の弁護士で、860万人だかの「被害者」のうちでどれくらいが請求するかを推定してして弾き出した数字だったのが、蓋を開けてみたら90万人を超えたもので最終的に激減したってことなんだけどな。つまり、賠償金をもらいたい人が自分の他に90万人もいたから、必然的に自分の分け前が減っちゃったわけで、被告側が払う金額にも原告弁護士の取り分にも変わりはないの。ほんっとに人間とお金の関係って複雑怪奇で摩訶不思議・・・。

ワタシは無欲じゃないし、かと言って使い切れないほど欲しいとも思わないので、まあ「少しあるよりはもうちょっと多くあった方がいい」派かな。あり過ぎればそれだけ「クレクレ政府」に税金をがっぽり取られるので、それを何とか少なくするのがひと仕事。収入が減れば税金も減るはずだけど、我が家は2人の年金が世帯収入のほとんどだから減らしようがない。そこで白馬の騎士のごとく参上するのが「税額控除」という仕組み。基礎控除や年齢控除、扶養控除といった基本的なものから、こんなものが?というものまですごい数の控除科目があって、リストの一番下に出て来るのが特定の医療費(処方薬、旅行保険など)と寄付・贈与。つまり、特定非営利慈善団体に寄付すると所得税を減らせるので、演劇や音楽などの芸術団体はほとんどが登録していて、年中あれやこれやとファンドレイジングをしているわけ。

まあ、「お金」という魔物も「使ってなんぼ」というわけだけど、税額控除って何だか流行りの「ポイ活」とかいうやつに似ているような気がするな。買い物をしてもらったポイントを貯めて買い物に利用するという図式を税金に当てはめると、寄付(買い物)をしてその金額のレシート(ポイント)をもらって、その年に貯まったレシートの合計額(ポイントの合計)を所得税(レジでの合計額)から差し引きしてもらうということで、税金も一種のポイントゲームだったというわけか。なるほど、せっせとArts Clubに寄付して「ポイント」を貯めて税金を減らしていたってことね。楽しんで節税しようというわけで、ほんとに「お金は使ってなんぼ」のもの。そうなるとやっぱり「少しあるよりは(ほどほどに)もうちょっと多くある」方が楽しみも増えていいってことで、うん。あれ、空から見られているような・・・







何となく北斎風と言うのか・・・


コメントを投稿