リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

スコッチウィスキーはすごく奥が深い

2024年11月18日 | 日々の風の吹くまま
11月16日(土曜日)。🌧。また大雨強風注意報が出ている。やぁ~ね、もう。去年のこの日にFBに載せた写真は雪景色だったから、下界はまだ暖かいということかな。ウィスラーでは雪の予報でスキー場開きを1日早めたという話で、ラニーニャの冬はちょっと寒いかもしれないな。ま、今日は膝(と股関節)がまだ痛いけど、肩の調子は上向き。きのう修復屋のマルコからプラグを抜いてもいいとメールが来ていたので、園芸ルームで断続的に運転していた除湿機をオフにして、被害が大きかったレクルームはドアを閉めているので週明けまでそのまま運転。いやぁ、急に静かになったもので、何だか気味が悪いくらい。ずっと回っていた乾燥機と除湿機からの熱で1週間ほどんと暖房が入らかなったけど、けさはサーモスタットに炎マークが5本。もう冬なんだ・・・。

きのうのウィスキー試飲会はすごく楽しかった。これまでの倍くらいの参加者があって、ジョニーウォーカーのアンバサダーだという司会者が、まずは「ウィスキーとは何か?」という定義と、スコッチはwhisky、アメリカのウィスキーはwhiskeyと綴る理由を説明して、醸造の工程と重要なポイントについて説明。そしてスコットランドのロウランド、ハイランド、スペイサイド、アイランド(スカイ島)、キャンベルタウン、アイラ島の各産地で作られるスコッチの特徴を説明を聞きながら、そのうちのハイランド、アイランド、スペイサイド、アイラのシングルモルトを鼻と舌で賞味。ワタシは海風とピートの煙の混じったアイラ島のスコッチの香りが大好きで、特にラガヴーリン(16年)がお気に入りなんだけど、試飲したカリラの煙たさもまた格別で、スカイ島のタリスカーの魚臭さも大いに気に入ってしまった。タリスカーは生ガキとの相性が抜群なんだそうで、一口飲んで殻を開けたばかりのカキを食べ、さらに殻に残った汁に数滴たらして一気飲みするのが最高と言われて、思わず喉がゴクリ。やってみたいなあ、それ。(生ガキ大好き!)




最後にブレンドウィスキーを2種類味わって、司会者が「一番最後に味わったのがジョニーウォーカー黒ラベルで、先に味わったシングルモルトがブレンドされているのです」。なぁ~るほど、ひと口にブレンドと言っても奥が深いんだなあ。ジョニーウォーカーの創業者ジョン・ウォーカーは雑貨屋で酒屋も兼ねていて、客の求めに応じてウィスキーを好みに合わせた特製ブレンドにして売るようになったのが始まりで、やがてカスタムブレンドから自分の名をブランドにしたウィスキーを製造して成功。女性のマスターブレンダーもいたそうだからすごい。でも、ジョン・ウォーカー本人はお酒は飲まなかったんだそうな。後を継いだ息子のアレクサンダーとその息子のアクレサンダー2世が商才に長けていて、画期的な(梱包しやすくて壊れにくい)四角い瓶を考案し、品名を大きく見やすくできるようにラベルを斜めに貼ることを考え出し、今日のジョニーウォーカーに育て上げたそう。今でもラベルや広告に使われている「闊歩する紳士」は漫画家が描いたものだそうで、世界で初めてのブランドマスコット。紳士は右に向かって歩いているけど、最初は左向きだったそうで、そのラベルの付いた瓶を持っていたらひと財産になるらしい。うん、いろいろとおもしろく勉強したな。でも、ワタシはやっぱり煙たいシングルモルトの方がいい・・・。

午後になって突然今日は土曜日だったのを思い出して、慌ててきのこ屋のマットに先週は洪水事故の騒ぎでお願いできなかったけど今日はいいものある?とテキストメール。松茸はもう終わったのかと聞いたら、返って来たメールに「ナンバー2ならあるよ」。ああ、大振りなやつね。マットの仕分けは小ぶりで傘が開いていない極上品が「ボタン」、傘が開いたら「ナンバー1」で、旬を過ぎて大きくなったら傘が開いていなくても「ナンバー2」。それ以外は売れ残りと一緒に乾燥松茸にしたり、松茸パウダーにしている。業務用の客への納品を済ませて到着したのが5時過ぎ。まだまだ香り高い大きな松茸にうれしくなって袋にぎっしり。ゴールデンシャンテレルも袋にいっぱい。初めて見たYellowfoot(軸の色から「黄色い足」。シャンテレルの親戚で「ウィンターシャンテレル」と呼ばれる)も両手にいっぱいを袋詰め。松茸はもう終わり?と聞いたら、「いや、オレゴン州に行けばまだ採れるよ」。ああ、まだしばらくはグルメきのこを堪能できるんだ。うれしいねえ。


今日の収穫

松茸(ナンバー2)

ゴールデンシャンテレル

Yellowfoot(ウィンターシャンテレル)



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