リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

牡牛座とねずみ年とA型をかけ合わせると

2017年06月15日 | 日々の風の吹くまま
6月14日(水曜日)。曇り時々雨。ゆうべは半毛布を足元にかけて寝たくらい寒かった。今
頃はとっくにしまってあるはずの毛布だけど、まだ必要そうな予感がして、たたんでたんす
の上に置いてあった。勘が当たってしまったわけだけど、それでも、デッキのプランターに蒔
いたパティパンかぼちゃが大きな芽を出し始めて、月曜の朝には4個だったのが、きのうの
夕方には10個になっていたからすごい。トマトは寒そうでちょっとかわいそうだけど・・・。

きのうはお預けになった「遊びモード」に早く戻ろうと、1日中一心不乱に(とまでは行かない
けど)キーをバンバン。仕事に限っては、納期に余裕があってもなくても、闘牛の牛みたい
にどどっと突進して、さっさと納品してしまうのが効率的。ワタシは牡牛座なもので、何かに
つけて猛進する癖があるだけど、何かに向かって猛進していないときは(頭の中が)何かと
ちょこまか落ち着きがないのはねずみ年だからかな。(ついでだけど、血液型はA、性格診
断はINTP型。)似たようなことばかり書いてあるので効率よく進んでくれて、さっと送ってせ
いせいしたと思ったら、別の仕事・・・。

というわけで、けさもまた仕事モードだったけど、小さいから昼飯前で片付けて「せいせい」。
雨がちなので、今日の窓拭きは中止になったもよう。管理会社から作業期間を10日延長し
たと言うお知らせが来た。あした、あさってはかなりの雨の予報だから、窓掃除の残りは来
週になりそうだな。ということは来週までは鉢を持ってデッキをうろうろしないでいいってこと。
いろんな清掃やら点検やらが定期的にあるのが分譲マンションで、ほぼ1日在宅の我が家
は臨機応変に対応できるから特に苦にならないけど、小さい部屋だとアウトドア家具を取り
込んでも置き場所に困るかもしれないな。自分の部屋の外に来る正確な日時の通知がな
いというのが一番多い苦情らしいけど、こればっかりは天気しだい・・・。

午後、Arts ClubのDevelopment部門のレイチェルが「いつ会いましょうか」。レイチェルは
個人寄付者の勧誘や世話をする、言うなればハンドラーでパルミーダの後任。新しい劇場
の「シートセール」で7席寄付するのに、肘掛につける銘板の文言を一緒に考えてもらうこと
になっていて、来週の火曜日に会うことに。今年はちょっと稼ぎ過ぎたので、税額控除のた
めに寄付を増やそうと言う魂胆もあるけど、演劇芸術の支援はワタシの趣味なので・・・。

絵文字語で寒いという日が来る?

2017年06月13日 | 日々の風の吹くまま
6月12日(月曜日)。曇りのち晴れ。相変わらず気温は低め。きのうも暖かいだろうと思って
素肌にぺらぺらの薄いチュニック1枚で出かけたら、ウォーターフロントはかなり涼しかった。
ワタシには鳥肌が立つほどの寒さではなかったけど、ショーツにTシャツで横を駆け抜けて
行くジョガーたちを横目に、アジアからの観光客たちは厚いアノラックやジャケットを着込ん
で寒そう。アジア人はかなりの寒がり屋だという印象だけど、どうも基礎体温が低めの人が
多いせいもあるらしい。

基礎体温がほぼ37度と、なぜか高めのワタシはけっこう暑がりで、真冬でも素肌の上に七
分そでのTシャツ1枚で(ストッキングやソックスが嫌いだから)素足といういでたちだけど、
風邪を引くことはめったにないな。今のところ最高気温は20度に届かない日が多いけど、
もう半そでの薄い夏のTシャツ1枚で、25度近くまで上がったらスリーブレスでかなりミニの
サマードレスになってしまう。日本でそんな服装をしていたら、いい年こいて目も当てられな
いからやめてくれぇと悲鳴が上がるかもしれないな。もしもサマードレスで東京を闊歩したら、
「外国人てほんとにセンスが悪い」と言われるかもしれない。うふふっ。

日曜日は少し遊んだので、今日はまじめに仕事に集中。納期はあしたの夜11時。幸いと言
うと語弊があるかもしれないけど、何だかいかにもボキャ貧の人たちが書いたと思ってしま
うような原稿なので、あまり深く考えなくてもいい。スマホだのSMSだのが普及したせいか
どうか知らないけど、人類は世界的にボキャ貧化しつつあると言う感じで、日本ではメール
でのコミュニケーションがあたりまえになりすぎて、電話で話すのが苦手と言う新卒社員が
増えているとか。日本発の絵文字もソーシャルメディアなどで普及しつつあるようで、未来
の人類は絵文字という視覚言語で「会話」するようになるかもしれないなんて思ってしまう。

もしかしたら、言葉を綴らずに絵文字を選んでクリックするだけの「作文」をしているうちに
「エモジ語」(Emojianとか?)が生まれて、やがて人類の共通言語に発達して、黙ってスマ
ホの画面で「筆談」ってことになるのかもしれない。喜怒哀楽は根本的に人類共通の感情だ
から絶対にありえなくはないだろうけど、そうしたら翻訳も通訳も必要がなくなってしまうだろ
うな。機械化を生き延びた翻訳業がついに滅びる日が迫っている・・・なんてね。

おしゃれになったウォーターフロント界隈

2017年06月12日 | 日々の風の吹くまま
6月11日(日曜日)。晴れときどき曇り。トーストとコーヒーだけの朝ごはんで、9時半過ぎに
2人それぞれにカメラを持って出発。ニューウェストミンスター駅の下にある駐車場に車を置
いて、電車でバラード駅まで。グーグルマップでチェックしたら、レストランLiftまでは駅から
コールハーバーのウォーターフロントを目指してジグザグに徒歩15分。新婚時代のアパー
ト暮らしに始まって2人とも勤めをやめるまで、バンクーバーのダウンタウンは長年私たち
の拠点だったはずなんだけど、迷子になりそうなくらいの様変わり。

会場のレストランは高床式に水際に立てたコンクリートの柱の上に載っている変わったデザ
インで、ブランチは小ぢんまりした集まり。まずは芸術総監督のビルに挨拶してから、たまた
まキャッチした運輸省の水域監視機とドイツのコンドル航空の写真を飛行機マニアの専務
理事ピーターにプレゼント。招待客30人くらいはほとんどがすっかりなじみになった顔ぶれ
なので、今シーズンはあの作品が良かった、この作品はちょっと期待外れだったと、和気
藹々のうちにさすがにみんな大の芝居好きだけある論評が弾んで楽しかった。

お開きになった後はマリーナなどの風景写真を撮りながら終点のクルーズ船ターミナルま
で遊歩道をそぞろ歩き。観光客がたくさん。勤めていた頃のコールハーバー地区は行き止
まりの道路の端に聳えていた(今はもっと高いタワーの後ろに隠れている)オフィスビルの
下のウォーターフロントに沿って貨物列車の線路が何本もあったり、古いマリーナに水上生
活のハウスボートが何隻も係留されていたりして、かなりうらぶれた感じだったけど、大規
模な再開発の結果、見渡す限りタワーマンションが林立しておしゃれな雰囲気。コールハー
バーが東京の湾岸エリアだとしたら、同じようにタワーマンションが林立するブレントウッド
は埼玉あたりかな。(埼玉の人、ごめんね。)

おしゃれなのはいいけど、ン億円もするんじゃ、よっぽどの金持じゃなければ買いたいとい
う気にさえならない。カレシ曰く、「何億円あったってその気になれないな。ま、その何億円を
払ってくれるってんだったら住んでもいいけどさ」。まあ、この「風光明媚」な景観を満喫でき
るくらいの高層階だったらひと桁上がって十何億円。毎年の固定資産税の金額もさぞかし
すごいだろうなあと心配してしまうのは、やっぱり庶民だってことか・・・。
   
   タワーマンションがにょきにょき
   
   ハウスボートに住んでみる?
   
   どんな人が住んでいるのかな
   
   水上飛行機ならビクトリアまでひとっ飛び

     
     バンクーバー市自慢の自転車シェアリングステーション

外は天候不順でも中は花ざかり

2017年06月11日 | 日々の風の吹くまま
6月10日(土曜日)。曇り。予報では雨が降っているはずなんだけど、朝方に降った気配が
ない。気温は低め。夏野菜には低すぎるのか、パティパンかぼちゃはさっぱり芽が出ないし、
トマトは花をつけてもさっぱり実がなる気配がないから困ったもんだ。ときたま思い出したよ
うに最近pop-up showerと呼ばれている(にわか)雨がじゃぁっと降る。こういうのを天候不
順と言うんだろうな。やれやれ、人間世界は大いに不順で、天気も不順。Y2Kのときに「世
界の終わり」が来ると大騒ぎしたけど、鳴り物入りで迎えた21世紀はもうほぼ5分の1が過
ぎちゃってるんだから遅すぎるって。

土曜日だから、いつものように2人でまじめに掃除。屋内では鉢物がどれもこれもやたらに
元気が良くて、ピンクのゼラニウムはじゃんじゃん花を咲かせては花びらをはらはらと落と
すので、箒で掃くと集めたごみがピンク色。向かいの「百均ショップ」で買った黄色のベゴニ
アは終わった花をぽとぽと落としてはこれでもかと新しい花を咲かせて来るし、ガーベラも
ストレプトカーパスも花が終わったと思うとすぐにまたつぼみを伸ばしてくるもので、「花咲か
爺さん」になったカレシはうれしい悲鳴。旧居ではどんなに手をかけてもこんなに花が咲い
たことはなかったのに、やっぱり金魚鉢だとほぼ1日中日が差して明るいからかな。

ランチが済んだら後は仕事。量は多くても似ような文章ばっかりなので、比較的楽なことは
楽だけど、中身はおもしろくないから、ついついやる気がだらぁ~ん。何しろ「遊びたい」モー
ドなんだもの。それでもまあ、IT業界のオペレーションの一角で働く人たちの人物像のよう
なものが浮かび上がって来たりするとちょっぴり興味をそそられるもので、この人はやや年
配のおじさんかな、こっちの人はゆとり世代かなと想像しながら何とか仕事に集中して、どう
やら納期の間際になって慌てずに済みそうなところまで来た。あぁぁ・・・。

さて、あしたはArts Clubのブランチパーティで、去年のBCワインフェアでのペアリングに
参加していたLiftというレストランが会場。試食したサンプルがおいしかったこともあるけど、
バラード入江に面して何年か前に大々的なタワーマンション開発があったコールハーバー
地区にあるので一度行ってみたいと思っていたところ。ブランチだとほぼランチの時間まで
は食べられないから、軽く腹ごしらえをして行こうか。晴れの予報だから、カメラを持って・・・。

デジタル思考には中間というものがない

2017年06月10日 | 日々の風の吹くまま
6月9日(金曜日)。晴れときどき曇り。朝方まで雨もようだったようで、気温は低めだけど、
空気はすっきり、さっぱり。朝のうちはまだ黒っぽい雲が多かったけど、午後には白い綿雲
がぷかぷか。視界いっぱいの空に浮かぶ雲の中にいろんな動物の形や人間の顔が見える
のは想像力があり過ぎるからなのか、単なる空想癖の成せる業なのか、それとも視覚的な
認識がどこかおかしいのか。そのあたりはどうでもいいとして、刻々と形を変えながらゆっく
りと流れて行く雲を眺めていると心が安らぐし、何よりもストレスの解消になっていい。思い
立ったが吉日でがむしゃらに引っ越し大作戦を推し進めてほんっとに良かった。

イギリスの総選挙で保守党が予想外の過半数割れ。あら、先月のBC州議会の総選挙と
同じじゃないの。去年のアメリカの大統領選挙も似たような結果だったな。視覚的に見ると、
どこでもかしこでも人間の思想が「右」と「左」にすぱっと二分されて、互いに歩み寄りを図る
なんてのは無理、ムリ、ぜぇ~ったいにダメ、死んでも嫌っ!という感じで、両極端の調節弁
になれる「中道」は潰れてしまっている。民主主義の歴史の中で、こんな解決不能に近い状
態がどこかの一国だけじゃなくて世界のあちこちに広がった時代があっただろうか。

Missing middleという言葉があって、人間世界のあちこちで「中間」がなくなりつつあるとい
う印象だけど、中庸がないと言うのは人類の将来にとっては由々しきことだと思う。21世紀
になって中流階級そのものが衰退したからかなとも思うけど、ちょっと考えているうちにいか
にもデジタルな思考だなあという気もして来る。デジタルは「1」か「0」でその中間がないか
ら、「もしかしたら」的な思考ができないのかもしれないな。たとえば、クリントン支持だった
からトランプは「not my President」。自分には関係ねぇよってことで、賑やかに抗議パレー
ドをするも良し、攻撃するも良し。どうも人間世界で多様性の認容度が強まれば強まるほど、
「自分(だけ)は(特)別」になりたい人たちが増えているようで、特に認容を要求して来た側
に多いという感じがする。

未だに書きかけの芝居脚本で「老人」がスマホで見る世の中の現状に苛立つ「若者」に言う
ように、「迫害されていた者が迫害者になり、差別されていた者が差別者になる。人間の歴
史は振り子のようなものさ」。うん、退屈な仕事をさっさと終わらせて、「永遠の劇作家志望」
のワタシに戻ろうっと。

金魚鉢からの眺め

2017年06月09日 | 日々の風の吹くまま
6月8日(木曜日)。雨。それでも、外壁の清掃は継続するようで、9時過ぎに火災警報器の
スピーカーがキィ~ンと鳴り出して、「Good morning」と管理人のシェリーの声。「今日の作
業は6番ストリートに面した東側で行います。プライバシー保護のためにブラインドを下ろし
てくださぁい」。「東側」は我が家のルーフデッキがある「北東側」なんだけど、北東から南西
に斜めに流れるフレーザー川を基準に碁盤目の道路を作ったニューウェストでは昔から北
東が東、南東が南、南西が西、北西が北ということになっていて、頭の中で地図を45度調
整しなければならないからややこしい。

ブラインドを下ろせと言われても、我が家は起きて朝ごはんを済ませている時間だし、裸で
歩き回るような習癖もないから、外で作業があっても「金魚鉢」の状態。手すり沿いに置いて
あるプランターや鉢を人の幅くらい動かして、スパイダーマンがデッキに降り立ったら、窓越
しに手を振ったり、ドアを開けておっはよぉ~。邪魔なものがないかどうか聞いて、後は日常
の立ち居振る舞いで、スパイダーマンも時間の無駄はできないから仕事に専念する。今日
はひげの仙人が雨の中で盛大に上げる水しぶきを眺めながら、結局は引き受けた仕事の
算段をして、手すりを乗り越えて下へ降りて行くときに窓越しに手を振ってバイバ~イ。

最初の引き合いの量で期限延長は不可ではきつ過ぎるから、半分なら引き受けると返事を
したら、さっそく「半分」を指定しての発注。元々4万文字はあるエクセルの表だから、半分
にしてもまだすごい大きさのファイルで、何百あるんだかわからないセルにごちゃごちゃと文
章を詰め込んであるから、上下にスクロールしてもセル全体が見えなかったりする。直に上
書きするなんてイライラするだけでとぉ~ってもムリだから、ワードの表のファイルを作って、
エクセルのセルの内容をコピーして、それを訳して、元のセルにコピー。いやぁ、引き受ける
のを半分だけにしてほんっとに良かったぁ・・・。

今日はマーケットデイだけど、雨が止まないのですっぽかし。仕事に熱中したので夕食に手
をかけるのもめんどうになって、ローストチキンの残り物と急いで調達して来たブロッコリと
缶詰のスープとチーズで簡単なキャセロール。2人揃って通勤していた昔はこんな超手抜き
料理が多かったなあ。夕暮れ迫る午後9時、南(南東)の夕焼け空にご来光の兆し(なわけ
ないけど)・・・。
   

サソリはゴキブリよりも怖い

2017年06月08日 | 日々の風の吹くまま
6月7日(水曜日)。晴れのち曇り。ちょっとばかり早起き(と言っても7時過ぎ)。8時半過ぎ
にリビングエリアの窓の外にロープがするする。我が家の窓の外にあるのは22階のバルコ
ニーの屋根で、3階までずっとバルコニーが重なっている。冬の間に雨風に吹きつけられた
泥や砂でひどく汚れていたけど、ルーフデッキの手すりの外なので「飛び降り自殺じゃない
かと思われて警察が来るから勝手に出たらダメ」。まあ、気になっていた汚れがすっかり洗
い流されて、すっきりした気分。

今日は1階のアメニティルームで毎月恒例の「コーヒークラブ」。旅行などに出かける人が多
くなる夏は休止するので、9月に再開するまで今日が最後。いつものじじばばの顔ぶれで、
先月3回も鳴った火災警報器の話(25階の警報器の誤作動が原因)、外壁の清掃の話(排
気口の掃除が終わった、バルコニーの洗浄が終わった、うちはまだと情報交換)、ガーデン
の池から姿を消したアヒルの子の話(カラスに襲われて死んだ)、バルコニーガーデニング
の話(88歳になったドリスが「バラが16個もつぼみをつけたわよ」)と、相変わらず賑やか。

理事長のゴードンと奥さんのエレンはアメリカのアリゾナ州に別荘マンションを持っていて、
そこで日常的にサソリが出没すると言う話。砂漠地帯のアリゾナにはたくさんサソリがいて、
ベッドの下や家具の後ろを点検して殺虫剤スプレーで駆除してもすぐにどこからか侵入して
来るんだそうな。子供や高齢者には命に関わるような猛毒を持った種類もいるので、ベビー
ベッドの足に浅いガラス瓶を履かせて這い上がれないようにしているとか。サソリって大き
いとばかり思っていたら、ゴードンがスマホを取り出して見せてくれた写真では5センチくら
いで薄い赤茶色。夏の間は留守なので「10月に行ったらどうなっているか」。北の方は熊や
コヨーテが怖いけど、南の方はサソリかあ・・・。

午後はきのう入って来た仕事とおまけにと飛び込んで来た仕事をやっつけて納品。やれや
れと思っていたら、別の部署からでっかい仕事の引き合いが舞い込んで来て、作業日程は
5日で延長不可。う~ん、3ヵ月以上も締めっ放しだったねじり鉢巻をやっと外したところで、
今は「遊びたいモード」なんだけど、どぉしよぉ~。ここは3回連続で空き時間がなくて断った
ところなので、迷いに迷って半分なら何とか・・・と返事。でも、ほんとは遊びたいのよぉ~。

バルコニーがきれいになった!

2017年06月07日 | 日々の風の吹くまま
6月6日(火曜日)。晴れ。でも、空がちょっとかすんで来たような。何かヘンな夢を見ていて
目が覚めて、もにゃっとした気分で起きて朝ごはん。今日はバルコニーの外にロープがする
する。今度はバルコニーの圧力洗浄。モノを置いてあると掃除をすっ飛ばされるという話だ
けど、うちは自分たちで掃除するつもりだから、しぶきから守るために鉢物を内側に移動し、
重いプランターもぐいっとずらして、ついでにバルコニーの縁に沿って鉢やプランターの下に
敷いてあったビニールシートをがばっと剥がしたら、泥が溜まっていたり、緑色になっている
ところがあったりして、わっ、きったなぁい。

シートは水遣りの水がバルコニーの縁から下の階に落ちないようにするためのもので、新し
いのに取り替えることにしていたので、即行でゴミ袋行き。バルコニーはデッキと違って縁取
りがないので、水をやり過ぎたり、如雨露の狙いが外れたりすると、そのまま下へ滴ってし
まう。下の方の小さなバルコニーだと手すり際にテーブルや椅子があったりするから、苦情
が出たら罰金もの。なので去年は3m×7.6mの業務用のシートを畳んだものを縁に沿っ
て端から端まで敷いていたんだけど、雨風でシートの上に溜まった水が下に回り込んだりし
ているうちに泥や水垢で汚れてしまったらしい。

カレシが教室に出かけて程なくして、上の方から水しぶきが襲って来たので、プランターをさ
らに奥の方へ避難。そのうち上から降りて来たお兄ちゃんが降りて来て、手すりを越えて我
が家のバルコニーに着陸して、特にひどく汚れていた外側半分をスプレーでバシバシ掃除
してくれた。水の勢いは苗の鉢でぎっしりの大きなトレーがふわっと浮き上がるくらいで、バ
ルコニーはあっという間に元のきれいなベージュ色。スキップされると思っていたので、感激
のあまりドアを開けてThank you very much。もじゃもじゃの顎ひげが胸まである仙人みた
いなお兄ちゃんは「汚れてるところを掃除しただけさ。はねた泥は乾いたらブラシで掃除す
るといいよ」。ガラスをはめてある手すりの枠を掃除して、「じゃあな」と手すりを越えてする
すると下へ降りていった。
   

帰って来たカレシはすっかりきれいになったバルコニーを見て「おおっ」。これで次の仕事は
新しいシートを敷くことに決まり。去年は適当に敷いただけだったけど、1インチ角の材木を
たくさん持って来ているから、それで見栄えがいいように敷き方を工夫しなくちゃ。

家の中にも縄張り

2017年06月07日 | 日々の風の吹くまま
6月5日(月曜日)。晴れ。爽やかな天気。朝ごはんを食べていたら、外のルーフデッキにど
さっとロープ。続いてロープに繋いだ脚立が下りて来て、2本の足が見えたと思ったらおなじ
みのお兄ちゃんが着陸。(先週から乾燥機の排気口、外壁やバルコニー、窓の清掃をまと
めてやっている。)カレシと邪魔になりそうな鉢を退かしに出たら、「排気口だけだからデッキ
の清掃まで大丈夫」。デッキはコンクリートタイルなので圧力洗浄はしないそうだから自分た
ちで掃除すると言ったら、コケやカビのしみを取るおススメのクリーナーを教えてくれた。

ワタシの今日の仕事は戸棚の横にコーナー棚を吊ること。旧居でキッチンを改装したときに
不要になった吊り戸棚の一部をユティリティルームで使っていたのを3つだけ持って来て、
貯蔵フリーザーの隣に積み上げて食品庫にしている。幅が違うので一番下の戸棚の上に
スペースが出来ていたので、昔自分で作った食器棚の一部だった四角い棚板2枚を使って
収納スペースを3段にすることにして、狭いところで肘や頭をぶつけながらの作業。1時間
ほどで朝ごはんの「鳥の餌」を並べておく場所が出来た。
   

必要がないのに冷蔵庫に入れてあったシリアルやナッツ類をおそろいのガラス瓶に入れて、
朝ごはん担当のカレシがトレイのままテーブルに運べるようにしたら、朝の食卓がちょっぴ
りおしゃれになった感じ。いつも計り売りで買って来るので、瓶に入り切らない分はバスケッ
トに入れて、最近はまっているミューズリのパッケージと一緒に下の段に。カレシは冷蔵庫
の(カレシの専用域になっている)最上段の棚にスペースが空いたので、さっそくピクルスや
オリーブの瓶やら何やらを全部一番下の棚から移して、「もうこれで屈んで探さなくてもいい
から助かるよ」とにっこり。うん、ワタシも自分の縄張り(中段の棚)を侵略されなくなって助
かるかな・・・。

カレシはどこでも空いているところにポイポイと物を置いてしまう人なので、カレシの専用ス
ペースを決めておかないとワタシの物を置く場所まで占領されてしまうし、「あれがないっ」
(=どこに置いたか覚えてない)となって、家中の大捜索に付き合わされる。まあ、探し物は
なぜか目ざといワタシが先に見つけることが多いし、「縄張り」を指定しておいてもあんまり
効果はない感じだけどな。それにしても、一生でいったいどれだけの時間を探し物に費やし
て来たことやら。

人生は説明できないことが多過ぎ

2017年06月06日 | 日々の風の吹くまま
6月4日(日曜日)。晴れ。朝、ベッドの中で今日は何をしようかと考えるようになった。仕事
に根を詰め過ぎると箍が締まり過ぎて外れなくなるのは昔からだけど、胸突き八丁の連続
だった仕事漬けから解放されてほぼ1ヵ月。その間に家族が入れ替わりで泊まって行ったり
して、2人だけの日常が戻ってから10日弱。カリカリからバタバタを経てやっとダラダラに到
達したと言うところ。今年はもう去年の8ヵ月分を稼いでしまったし、6月と7月はいつも暇な
時期だから、目標の「ご隠居さん85%」を実現できるかな。(目論見どおりなら今頃は90%
になっているはずなのに80%がやっと。)

数え年で古希だというのに何をやってんだかと我ながら呆れるけど、仕事をするのが好きな
のかもしれない。(専業主婦になれる資質がないし・・・。)もっとも翻訳(通訳)という仕事が
好きでたまらないというわけじゃなくて、周りから押されて、引っ張られてこの道に入ったら
けっこうモノになったし、何よりもひとり商売が性に合っていたというのが本当のところだと思
う。高卒(今どき流に言えば「無学歴」)のワタシがろくな営業もせずにどうしてあんなバカ稼
ぎができたのかは自分でも説明できないけど、自分の意思で日本を離れたからには1人に
なっても生きて行けるようでなければならないと(ある意味で強迫観念のようなものだったか
もしれないけど)肝に銘じていたのが駆動力になったんだと思う。

なんてことをつらつらと考えているうちに1日が過ぎるのも悪くはないな。人生ってほんとに
おもしろいもんだと思う。言葉と文化の違いで苦労したと言う実感がないし・・・と言うよりも、
何となくけっこう羽を伸ばして楽しく生きて来たような気がする。もちろん「つらい」ときだって
あったんだけど、いつも助けてくれる人たち、支えてくれる人たちがいたから、みんな「ああ、
あのときは・・・」と思い出す程度の記憶でしかなくなっているから不思議。ワタシってやっぱ
り昔からあちこちで言われて来たように変わった人間なのかな。それとも単に幸運に恵まれ
ていただけなのか。

どっちにしても、ワタシの人生、自分で「どうやって(How)」を説明できないことが多過ぎる
感じ。自分ではひとつひとつのことにまじめに対処して来たつもりだし、がんばったなあとは
思うんだけど、ほんとのところはどうなのか。こればっかりは誰かに聞いてみないとわから
ないかも・・・。

とある土曜日の・・・

2017年06月04日 | 日々の風の吹くまま
6月3日(土曜日)。曇りのち晴れ。8時過ぎに起きて、朝ごはんを食べて、2人で掃除。カレ
シがずぶ濡れのスポンジを持って2つのバスルームを行き来するから、あちこちに水がぽ
たぽた。モップで拭くんだからいいやと思ってるんだろうけど、箒で掃くときには濡れた床は
メーワクっ。片手に箒、片手に雑巾で、箒で掃きながら、水ぽたを見つけるたびに雑巾で拭
き取ってから箒で掃いて、モップでごしごし。もう、くたびれたよっ。

ごみやリサイクル品を処分して、予定通りにMarket Crossingへひとっ走り。カレシが園芸
用の土を買うので、Canadian Tireの近くに車を止めて、まずはショッピングセンターの反
対側の酒屋へ行って、ジンやレミの仕入れ。いつものタンカレーの大瓶の他に、物は試しで
スコットランド産のヘンドリックスのジンも買って、車のトランクに保管。Canadian Tireでは
カレシはガーデニングのセクション、ワタシは短いねじが必要なので金物のセクションへ。ワ
タシが欲しいのは太さ8番で長さ1/2インチ(約13ミリ)か5/8インチ(約16ミリ)で、たく
さんぶら下がっているパッケージの数字を見て探したら、短いねじは背伸びの爪先立ちで
やっと手が届くところに並んでいるじゃないの。おチビの客だっているってのにっ。

それでも何とか100本入りパッケージをいくつもバスケットに入れて、石膏ボード用のプラ
グも入れてレジに向かおうとしたら、トレイいっぱいの針葉樹の苗の鉢を持ってにこにこして
いるカレシと鉢合わせ。高さ20センチそこそこのヒバや杜松が全部で8本。「安いし、形もい
いし、元気がいいんだよ」。どうしてなんだろうね。雑貨屋の店先やDIYセンターで売ってい
る苗の方が園芸センターのよりも生き生きしていて、しかも安いから、おもしろいもんだな。

帰って来てランチをしたら午後はのんびり。ふと窓の外を見たら、NYKのコンテナ船が2隻
のタグボートに傅かれて、しずしずと川を上って来るところ。双眼鏡で見ると船の名前は
「NYK Daedalus」。日本の船会社の船でも外国船籍のものが多いだろうから、もう船名に
「丸」をつけないんだろうな。ダイダロスはクレタ島に迷宮を作ったギリシャ神話の発明家で、
空を飛んで太陽に近すぎて墜落死したイカロスの父。船はゆっくりと対岸のフレーザー埠頭
の狭い水路へ。岸壁に並んだガントリークレーンたちが「ようこそ、いらっしゃいませぇっ」。
ああ、ワタシ、7つの海を行く大きな船の船長さんになりたかった・・・。
   
   
   
   

バブルがマンション市場にシフト?

2017年06月03日 | 日々の風の吹くまま
6月2日(金曜日)。曇りときどき雨のち晴れ。何とも落ち着きのない天気。起き出したカレシ
が「足がいてぇ」。きのうは23階まで歩いて上がって来たんだもんね。ほんとは降りる方が
きついんだけど、ま、カレシはこのところずぅ~っと運動不足だからなあ。まあ、こういうこと
があると35階とか40階とかに買わなくて良かったぁと思うよね。

最近のタワーマンションは狭い土地に40階建て、50階建てのもやしが生えているという感
じ。去年の夏からは永住権のない外国人がバンクーバーで住宅を買うと15%の特別税が
かかることになって、一時はいよいよバブルが弾けるかと騒がれたけど、目立った値下がり
がしないうちに市場はまた熱くなって来ているという話。海外から買いに来る人たちは投資
目的で豪邸を買うんだから、がっぽり税金をかけても売れなくなるのはン億円の豪邸で、こ
こで生活している庶民には何のご利益もないことぐらい見当がつきそうなもんだけど。

でも、今よく売れているのはマンションやタウンハウスなだそうで、マイホームを求める若い
世代と戸建てからダウンサイズするシニア世代の克ち合いで値上がりしているらしい。そう
なると、ミレニアル世代は築20年くらいの割と広くて手の届きそうな値段のものがあっても
戸建てを売ったお金で現金買いするダウンサイズ組に競り負けして、またマイホームが遠く
なってしまうな。子育て世代に好まれるタウンハウスは売りに出るのが稀だし、建設中のも
のは事前販売で売り切れていて、しかも15%の税金がかからないので外国人が買い漁っ
ては完成前に売買契約を転売して(売主が払う)不動産譲渡税を逃れているという話で、若
い世代は踏んだり蹴ったり。

金余りのアジア人が爆買いすれば目立つのは確かだけど、私たちが初めて家を買った80
年代初めの住宅バブルの要因がどっと家庭を持ち始めたベビーブーム世代の需要だった
ように、住宅の高騰が止まらない大きな要因は人口増加だろうな。移民の増加に加えて地
方や他の州からも人が集まって来て住宅需要を膨らませているのに、土地不足や用途規
制の壁に阻まれて供給が追いつかないんだと思う。開発業者は高くて小さくなった用地に
政府の要求に応えながら利益を上げられるだけの戸数を建てようとするから、マンションは
価格が高くなる一方で狭小になるばかり。まあ、腰を落ち着けて住んでいる限りは値上がり
はさして意味がないけれど。

6月は停電騒ぎで始まり

2017年06月02日 | 日々の風の吹くまま
6月1日(木曜日)。雨のち曇り。州の内陸部で急激な気温の上昇で山の雪解けが加速し、
その上大雨が続いたもので、フレーザー川の上流から河口まで「増水注意報」が出ている。
Mighty Fraserと呼ばれるフレーザー川はロッキー山脈のフレーザー峠付近から湧き出た
流れに始まって、バンクーバーでジョージア海峡に注ぐまで、全長1375キロのカナダで10
番目に長い川で、1948年の今頃に郊外のチリワックでピーク時に200平方キロが冠水す
る記録的な大氾濫を起こしている。何だかその頃といろんな条件が似ていなくもないけど、
大丈夫かな。

カレシが教室に行っている間、火曜日にサボった分も含めて念入りに床掃除。雨で濡れた
デッキに出たり入ったりしてフローリングのあちこちに残ってしまった足跡をモップでごしごし。
ついでに乾燥機に溜まっていた洗濯物を下の洗濯機に移して、洗剤ポッドを放り込んでオ
ン。それからあっちを整理したり、こっちを整理したり。正午が近づいて、今日のランチにとフ
リーザーからホットドッグ用のバンを出して、冷蔵庫から太いスモーキーと玉ねぎを出して、
時間を見計らって・・・と算段していたら、正午ごろ、突然ラジオが消えてし~ん。

一瞬ぽかんとしたけど、オフィスでバックアップ電源のブザーが鳴り出したので、あっ、停電。
慌ててシステムを落としたけど、家電のクロック表示は全部消えて、ガスレンジも点火装置
がオフで、洗濯機もだんまり。配電盤は異常なしで、廊下は非常灯だけだったので、建物全
体が停電であることは確かだけど、外を見ると6番ストリートは信号は動いているのにいつ
にない大渋滞。広い範囲で停電しているってことか。だったらいつ復旧するかわからないの
でタブレットでゲームでもしようと思ったら、ルータもオフ。はあ・・・

できることがないもので静まり返った部屋の中をうろうろするばかり。しまいには手持ち無沙
汰を通り越して不気味な感じで落ち着かない気分。カレシが帰って来たのでエレベーターは
動いているのかと聞いたら、「階段を上がって来た。西の方4ブロックくらい全部停電だって
さ」。火が使えないので冷蔵庫にあったハムやサラミ、クラッカーでピクニック式ランチをして
いたら、突然洗濯機がうなり出し、ラジオが歌い出し、冷蔵庫がハミング。家中の家電のク
ロックや時計をリセットしながら、これほどに日常を電気に依存しているんだと実感。何とも
危なっかしいなあ・・・。

今日はステルス式トンカチ仕事

2017年06月01日 | 日々の風の吹くまま
5月31日(水曜日)。曇りのち晴れ間。今日で5月もおしまい。あっと言う間だったなあ。最
初の1週間は「魔の3月」の仕事の追い込みで、頭から煙が立ち上るくらい没頭して、やっと
終わってほっとしたらもうカレシママの100歳の誕生祝いに来るトロントとモントリオールか
ら家族を迎える準備。その合間に何年ぶりかで歯医者に行ったり、何だかんだやっているう
ちに民宿「極楽とんぼ」開業。弟夫婦とその娘夫婦が交互に泊まって行って、入れ替わるた
びに「客室」のシーツ類の洗濯。でも誕生日パーティは賑やかに済んで、目が回るくらい忙
しかったけど、楽しかった。

今日は洗濯室の棚つり。我が家の洗濯室は重ねた洗濯機と乾燥機の横が収納スペースに
なっているので、床には旧居から持って来た自作と(安物の)低い本棚を置いて靴や道具箱
を収納し、棚の下のバーにはコートやフックに吊ったトートバッグなどを収納し、棚の上には
洗剤や掃除用品。効率的に収納している方だと思うけど、棚が高めな上に奥行きが30セン
チで、スプレーボトルなどが奥に入ると手が届かなくなってしまう。そこで反対側の壁に旧居
から持って来た奥行き15センチの棚を取り付けることにして、ちゃっちゃと作業。ワタシの
棚つりは水準器と錐とねじ回しだけのあまり音を立てない「ステルス」式テクニック・・・。
   

渾身の力でねじ回しを回したので両手がしくしく。ワタシは左利きだけど、包丁以外の道具
は左手でも右手でもほぼ同じに使えるので、狭いところでは位置によって工具を持ち替えら
れて便利この上ない。もっとも、ずっと昔だけど、左の隅っこに釘を打つのに右手で金づち
を使ったら、左手の人差し指を力まかせに叩いて一瞬で爪が真っ黒になったことがあって、
あまりの痛さに夜に救急センターに行ったら、ドクターに「Nail(釘)と間違ってnail(指の爪)
を叩いちゃったって?」と駄洒落のネタにされてしまった。あの夜は満月で、交通事故やら
心臓発作やらと重症患者が次々と来て、ずっきんずっきんと痛む指をアイスパックをもらっ
て冷やしながら4時間も待ったっけ。ま、気をつけてはいるけど、トンカチ仕事にはちょっとし
た怪我はつきもの・・・。

カレシがデッキからほうれん草の葉を摘んで来たので、オレンジを買って来て、ひまわりの
種と赤たまねぎを加えた最高に新鮮なほうれん草サラダ。ああ、この摘みたての若葉の何
とも言えない歯ざわり。ごちそうさまぁ。