らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

社会人

2009年07月22日 23時54分18秒 | クァルテット
 昨年に引き続き、山形銀行鈴川支店のビアガ~デンイベントにお呼ばれして演奏してきました。新山形Qのメンバ~で、本日のブルックナ~のリハ~サルが終了して急ぎ足で鈴川支店へ。

 ブルックナ~の交響曲第3番って他の曲以上にヴィオラパ~トはオクタ~ヴの感覚が必要とされるので良い練習になります。しかし、今日のようなヴァイオリンに持ち替えて演奏しなくてはいけない場合は、そのオクタ~ブ感覚(左手のフォ~ムの形)があだになりかねません。なぜなら私が普段使用しているヴィオラとヴァイオリンでは、全然違う感覚が必要とされるからです。

 具体的に言うとヴィオラの1オクタ~ブの感覚でヴァイオリンに持ち替えると10度くらいの音程感覚になってしまいます。時間もあまりありませんでしたので支店に到着次第ヴァイオリンの練習!!

 本番は何とか演奏できました。汗。

 その後は、パ~ティ~に混ぜていただきまた色んな方と交流が出来ました。

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 悪く言えばオ~ケストラの人々は、学生から社会人に切り替わる時が曖昧で、学生気分のままプロになってしまう人が多くいます。そういう自分も学生時代が長かったのですが、学生時代からプロオケなどにエキストラに行ったりしていて、卒業後も長くフリ~をやり、社会人に気づいたらなっていたような感覚で、その境がよく分かりません。学生の延長で(やっている事は同じなので)、ある時急に給料をもらえる立場になるという感じです。

 しかし山形銀行の行員さん達に接していると感じる事は、高卒なり、大卒でちゃんと就職活動をして銀行に就職して仕事を覚えて、社会人としての自覚が年と共に備わっていくという事です。社員教育もあるのでしょうが、この4月に入った新人行員さん達も社会人としての受け答えや自ら自分のやるべき仕事を見つけ、てきぱき動きます。

 この支店の行員さんは美男美女が多いのですが、このてきぱき仕事をこなす姿がさらにその魅力をアップさせます。一生懸命働いている社会人はやはり魅力的なのです。

 私も普通大学に入学していましたから、もし普通に卒業して社会人になっていたらどういう人生だったのだろうな?なんて思う事もあります。けっして後悔ではありませんが。

 音楽家はその業界内での交流だけで生活できてしまうので、よく言えば「芸術家」悪く言えば「楽隊屋」の狭い悪しき習慣の中で大人として成長できない可能性もあります。ので今日のような交流で立派な社会人の皆さんと交流する事が、とても勉強になり興味深い事でもあります。

 本当に良い出会いが出来た事を感謝しなくてはいけませんね。人との出会いはとてもウキウキすることだと今の年齢になってやっと認識できるようになりました。どうしても人との交流より自分の技術や音楽性を高めることだけに長く集中してきましたから所謂「人みしら~」なんです私。最近はやっと少しずつ脱皮しています。笑。

 
コメント (4)
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