らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

明日は山形弦楽四重奏団第37回定期演奏会。

2010年10月10日 23時59分03秒 | 山形弦楽四重奏団
 とうとう明日は山形Q第37回定期演奏会です。

 L.v.BeethovenのCavatina. Adagio molto espressivoを聴きながらこの記事を書いています。精神が落ち着いてくるようで良いです。

 夕方、最終練習を終えて帰宅しました。もう疲れて夕ご飯を食べたらバタンキュ~~。何度も書いていますが、この多忙を極めるスケジュールの中で演奏会に向けて自分を調整するのが本当に難しい事なんだと再実感しています。

 練習の録音などを聴いていると、各々の音楽の感じ方と難しい事を言うよりも基本的なテクニックの部分~例えば弓の初速の速さだったり、弓の圧力のかけ方(音の処理の仕方)や調性の第3音の取り方などほんのちょっとの違いで、事故が起きたように記録されてしまっています。リズムや音程が合っていたとしても・・・・。弦楽四重奏だけをやっている4人ではないので、そこあたりのすり寄せ方を間違えると何だかちぐはぐな演奏に録音されてしまいます。

 ものすごい神経戦を繰り広げて、本番前は一つの音楽を作ってゆくのですが、たった一人の精神状態が安定しなかったり、あきらめだったりがあると完成しようにも今一歩の出来になることがあります。

 今回のシューマンに限って言えば、前回のバルトークより何倍もアンサンブルが難しいし、まだまだやるべき事が沢山あるように思えてきます。

 私に関して言えば今回は、

 はまり病!

 にかかっています。「はまる」というのは、何かの原因で何回演奏しても演奏出来ない箇所が出来てしまう事を指す音楽業界用語?ですかね。理解出来ないうちに自分では考えていない方向に演奏が行ってしまうんですよ。この病は怖いです。

 と言ってても明日が本番なのですから、逃げも隠れも出来ません。幸い録音を聴いても大きな事故には繋がっていないので、何とかなるでしょう!他のメンバーが上手くフォロ~してくれるはずです。結成10周年の力はだてではありませんので。

 最後にもう一度確認の宣伝をしておきます。


第37回定期演奏会 10年10月11日(月・祝) 18時30分開演
プレコンサート:ENSEMBLE PEACE NOTE 文翔館議場ホール
・R.シューマン 弦楽四重奏曲第3番 イ長調 Op.41-3~R.シューマン生誕200年記念~
・W.A.モーツァルト 弦楽五重奏曲第5番 ニ長調 K.593 
・F.J.ハイドン 弦楽四重奏曲 イ長調 Op.20-6~太陽四重奏曲~


 それでは会場で会いませう。
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