らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

新世界より

2013年12月12日 23時58分05秒 | 好きな作曲家(作品)
 ただいま12/14(土)村山市民会館・12/15(日)鶴岡市文化会館の山形響定期演奏会に向けて、リハーサルをしています。

 メインは、A.ドヴォルジャークの交響曲第9番 ホ短調 Op.95「新世界より」。

 アメリカ滞在の経験を元にA.ドヴォルジャークが親しみやすい曲想で書いている交響曲です。名曲中の名曲と言っても良いです。初演は、1893年12月16日ニューヨークのカーネギーで。日本初演は1920年12月29日帝国劇場にて。なので、12月に「新世界より」を演奏するのはそれなりに意味があるものかと・・・・・。

 ただプロオーケストラに所属していると、何度も演奏する機会に恵まれて、いささか食傷気味の感のある曲でもあります。「またこの曲かぁ~こんなのちょちょいのちょい!」なんて思う人もいるかもしれません。

 毎回思うことですが、やり慣れた曲ほど名曲の確率が高くて、お客様もよくご存じでらっしゃるのです。よほどの名演でない限り喜びも半減。

 なので、こういう曲をやる時は、初心に返って譜面をもう一度読み返す(実は今回新しい譜面に切り替わっています)のを常として、新しい曲をやる以上に練習なんかしたり、他の演奏を聴いたりしちゃっています。そうすると目の前に広大な景色が拡がるんです。心も体も元気じゃないとなかなかやれないですけどね。

 良い演奏会になりますように!!お誘いあわせの上、ご来場下さい。
コメント
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