らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

ヴィオラ・ダモーレ

2013年12月14日 23時59分05秒 | ヴィオラ
 最近、自分の音楽鑑賞趣味の中のジャンルにヴィオラ・ダモーレの音楽が入ってきています。(写真は参考)

 ヴィオラ・ダモーレは、色々な種類があるのですが、基本的には7弦で、共鳴弦も別に7本あるバロック時代の楽器です。P.ヒンデミットなど一部の近代作曲家も作品を書いています。私の師匠のU.コッホ氏もよく演奏会等で演奏していましたので、ヴィオラの仲間くらいの知識しかありませんでした。生で見る機会も聴く機会もほとんど無いのですが、(一部の説によると日本ではこの楽器を演奏できる人は10人くらいとか・・・・)その音は、愛のヴィオラと言われるくらい柔らかく、音量は少ないものの音色は大変魅力的です。

 私には一種の癒し効果の音です。

 A.ヴィヴァルディなど著名な作曲家の作品も多く、興味を持っていました。プロの演奏家をやっているとたまに楽器販売のお得な情報が入ることがあります。先日、このヴィオラ・ダモーレを手放したいという外国の方からの情報が入りました。この楽器はほとんど博物館行きで、現役生はほとんどすべてと言っていいほどに昔の楽器のレプリカです。しかしその情報の楽器はイタリアで作られた昔の楽器という情報でした。

 興味は多々あるものの・・・・・・先立つものが無ければ、仕事で普段使用する事のないこの楽器を手に入れる余裕はありませんので、お断りしました。ウン十万程度でしたら手に入れたかもしれませんが・・・・しつこいようですけど仕事で演奏する機会がない楽器で、新しい技術を習得しなければならず、結局諦めました。

 宝くじでも当たっていればなぁ・・・と思わずにはいられませんでした。 おわり。
コメント (2)
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