発売されたばかりの新譜。
M.レーガーのOp.54-2やP.ヒンデミットOp.10が、F.J.ハイドンの「五度」と共に収録されているのが嬉しい。
M.レーガーやP.ヒンデミットの曲は、もう前世紀の前半に書かれていた曲で、作曲家としての名前だけは知っている人も多いと思う。しかし、その作品を実際に聞いたことがあって、作品が例えば「五度」「死と乙女」「アメリカ」のように多くの人に認知されているとは言い難い。
特にM.レーガーは、演奏者からは良い作品とされるが、地味なために聴衆からは、敬遠されがちな作曲家でもある。
Aris Qのようなこれからの若手クァルテットは、先人の手垢が余りついていない作品(作曲家)を真摯に取り組み、自分達のキャリアを上げるのに使っている。若手クァルテットが世界に売り出す時にはその戦略は大いに重要だと思う。パヴェル・ハースQのパヴェル・ハースやカルミナQのシマノフスキー、ジュリアードQでさえバルトークの作品で世界に衝撃を与えた過去の事例から見ても、昔からある売り出し方なのだと思う。
ベテランが、もうメジャーな曲の録音は終わったから違う曲でもと録音した企画より、若手が自分達の力を世に知らしめるために必死に、そのマイナーな(失礼)作曲家の作品に取り組んで出した成果に、毎度、諸手を挙げて感心させられている。
色んな四重奏団や作品を知る良い機会だし、若手クァルテットへの支援だと思って、こういうCDは購入してしまうのだ。
M.レーガーのOp.54-2やP.ヒンデミットOp.10が、F.J.ハイドンの「五度」と共に収録されているのが嬉しい。
M.レーガーやP.ヒンデミットの曲は、もう前世紀の前半に書かれていた曲で、作曲家としての名前だけは知っている人も多いと思う。しかし、その作品を実際に聞いたことがあって、作品が例えば「五度」「死と乙女」「アメリカ」のように多くの人に認知されているとは言い難い。
特にM.レーガーは、演奏者からは良い作品とされるが、地味なために聴衆からは、敬遠されがちな作曲家でもある。
Aris Qのようなこれからの若手クァルテットは、先人の手垢が余りついていない作品(作曲家)を真摯に取り組み、自分達のキャリアを上げるのに使っている。若手クァルテットが世界に売り出す時にはその戦略は大いに重要だと思う。パヴェル・ハースQのパヴェル・ハースやカルミナQのシマノフスキー、ジュリアードQでさえバルトークの作品で世界に衝撃を与えた過去の事例から見ても、昔からある売り出し方なのだと思う。
ベテランが、もうメジャーな曲の録音は終わったから違う曲でもと録音した企画より、若手が自分達の力を世に知らしめるために必死に、そのマイナーな(失礼)作曲家の作品に取り組んで出した成果に、毎度、諸手を挙げて感心させられている。
色んな四重奏団や作品を知る良い機会だし、若手クァルテットへの支援だと思って、こういうCDは購入してしまうのだ。