高校や大学のクラブ活動やオケサ~クルでヴィオラを始める方々は、ヴァイオリンを始める方々同様に楽器奏法を学ぶ以外に苦労することがある。子供の頃にピアノをやっていた方なら上記のト音記号やへ音記号の楽譜を読むことは可能であろう。音楽の全くの初心者であっても小中学校の音楽の授業でト音記号は学んでいたはずだ。
しかし、ヴィオラは高い音域をのぞいてはハ音記号というものが用いられる。
五線に置かれた音が何の音なのか最初はさっぱり分からないはずだ。楽譜を読むための理論を知らなければ全くヴィオラを演奏する事が出来ないのだ。ここでヴィオラを諦めてヴァイオリンやチェロに希望を変える人もいる。
(ノ ̄□ ̄)ノ ~┻━┻ ヤァ~メタ!!
子供の頃にヴァイオリンのレッスンに通って奏法は多少分かっていても(ヴァイオリンとヴィオラの奏法は似ている)この楽譜問題にまずぶつかる。音大に行くレベル(音大卒業後にヴィオラに転向する人もいる)でもこのハ音記号は一般的になじみがないために最初から読める人は少ない。
ヴァイオリンは、通常下記のように調弦される。
左手の指を全く押さえない開放弦で演奏すれば上記の音が出るのだ。
ではヴィオラはどのように調弦されるのかというと
なのだが、皆さんはこのハ音記号の楽譜が読めるだろうか??
簡単に説明するとヴァイオリンの開放弦の下3つの音(A・D・G)は、ヴィオラの上の3つの音と全く同じ音が出る。なので、ヴァイオリンは上から(E・A・D・G)でヴィオラは(A・D・G・C)である。
ドイツ音名で書いてしまったが、分からない方のために固定ド(ハ長調)で説明すると
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド は、
C・D・E・F・G・A・H・C である。
と言う事でヴィオラはまずこのハ音記号が読めないと話にならないので、楽器を始めた頃はみんな苦労させられる。私の場合はこのハ音記号の楽譜を見ながら演奏できるようになるまで、実は30分位で出来るようになった。しかし、それは私が天才と言う事ではなく、私の感覚が移動ドであったという事に大きく起因している。その後丸1年は楽譜を読めるけど、それは単に楽譜を音に出来るだけであって実際何の音を出しているか慣れるまで、私には全然分からなかった。
もう少し説明すると楽譜に書いてある音符に反応して、左手の指が動いていただけである。この位置の音に何の指を動かせば良いのか判断していただけで、実際どんな音程の音が出るのかさっぱり分からないで演奏していたのである。
セブシ~クやクロイツェル等のエチュ~ドをやり出してやっと楽譜と実際出る音が繋がったのだった。
しかし、ヴィオラは高い音域をのぞいてはハ音記号というものが用いられる。
五線に置かれた音が何の音なのか最初はさっぱり分からないはずだ。楽譜を読むための理論を知らなければ全くヴィオラを演奏する事が出来ないのだ。ここでヴィオラを諦めてヴァイオリンやチェロに希望を変える人もいる。
(ノ ̄□ ̄)ノ ~┻━┻ ヤァ~メタ!!
子供の頃にヴァイオリンのレッスンに通って奏法は多少分かっていても(ヴァイオリンとヴィオラの奏法は似ている)この楽譜問題にまずぶつかる。音大に行くレベル(音大卒業後にヴィオラに転向する人もいる)でもこのハ音記号は一般的になじみがないために最初から読める人は少ない。
ヴァイオリンは、通常下記のように調弦される。
左手の指を全く押さえない開放弦で演奏すれば上記の音が出るのだ。
ではヴィオラはどのように調弦されるのかというと
なのだが、皆さんはこのハ音記号の楽譜が読めるだろうか??
簡単に説明するとヴァイオリンの開放弦の下3つの音(A・D・G)は、ヴィオラの上の3つの音と全く同じ音が出る。なので、ヴァイオリンは上から(E・A・D・G)でヴィオラは(A・D・G・C)である。
ドイツ音名で書いてしまったが、分からない方のために固定ド(ハ長調)で説明すると
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド は、
C・D・E・F・G・A・H・C である。
と言う事でヴィオラはまずこのハ音記号が読めないと話にならないので、楽器を始めた頃はみんな苦労させられる。私の場合はこのハ音記号の楽譜を見ながら演奏できるようになるまで、実は30分位で出来るようになった。しかし、それは私が天才と言う事ではなく、私の感覚が移動ドであったという事に大きく起因している。その後丸1年は楽譜を読めるけど、それは単に楽譜を音に出来るだけであって実際何の音を出しているか慣れるまで、私には全然分からなかった。
もう少し説明すると楽譜に書いてある音符に反応して、左手の指が動いていただけである。この位置の音に何の指を動かせば良いのか判断していただけで、実際どんな音程の音が出るのかさっぱり分からないで演奏していたのである。
セブシ~クやクロイツェル等のエチュ~ドをやり出してやっと楽譜と実際出る音が繋がったのだった。
その点らびおさん(ヴィオラを諦めさせない)のいらっしゃる山形は恵まれていますね。
それにしても未だにト音記号が読めなくて困ります。特にシューマンのヴィオラ編曲版。なんとかなりませんかねぇ?
団体への指導以外~個人レッスンで全くの初心者からヴィオラを教えた事が実は無いのです。大学のサ~クル活動でも一番最初に先輩から構え方・弓の持ち方・楽譜の読み方などは教わってから私に習いに来るようになる方や子供オケ所属でそこの先生に最初の部分は教わってからとか、今教えている高校でも初心の間は山形Qのメンバ~のだちゅ嬢が教えていますので、オケのパ~ト練習などで教えるときは既に少しは演奏できる状態から教えています。勿論私が望んだことではないのですが。
たまに一番最初から教え直してあげないと体に負担がかかってしまうと思った方以外はあまりフォ~ムも直してあげません。本人が望まなければ(基礎を知りたいとかの希望)、既に弾いてきた形を直すとまた一からになってしまい、演奏会で曲を披露するという目標に間に合わないことが多いからです。そこはいつも先生として悩むところです。
そういえば、昔はヴィオラの教則本やインタ~ネットも無かったので、結局自己流で色々解決しなくてはならなかったですね。信頼できる先生に出会えれば一番だと思いますが。Recordも少なくてヴィオラ曲の課題はいつも模範演奏になるものを聴けなくて、譜面と格闘していました。今はテレマンでもホフマイスタ~でもシュタ~ミツでもヴァンハルでも大抵のモノがCDで出ているので今の学生は羨ましいです。
ト音記号を読む事は確かに悩んだ時期もありました。私の場合~実はここ数年まで初見がきかなかったのです。ハ音記号は読めるだろうと予想してお答えします。
ト音記号を読むコツは、まず慣れること。ヴィオラ奏者の場合ヴァイオリンより低音に誇りを持っているので、高い音域の練習をあまりしない方がいます(門生さんがそうだか?はわかりません)。特にA線・D線の高いポジションでの練習をした後は・・・。
ヴィオラ奏者の中にはヴァイオリン奏者とは違う低音の魅力と共にハ音記号に誇りを持っているので、ト音記号を深層心理の中で嫌ったり苦手(高い音だから??)という意識を持って演奏してしまいがちです。私もかつてそうでした。笑。
まず、ト音記号を好きになること。ヴィオラ奏者でも必要な事ですからト音記号が譜面上出てきたら燃えることですかね?みんなより良い音出してやる!!位の気合いは必要です。
とにかく嫌わないで、慣れるというのが一番の近道のような気がしています。
シュ~マンのVnソナタですか?難しいですね。私もそろそろチャレンジしようかなと考えてました。頑張りましょうね!!
子供の頃からピアノはやっていたので、ト音記号とへ音記号は当たり前に読めますから、単なる「慣れ」なんだなとは思います。
でも、五線譜からはみ出してト音記号楽譜の下の方か、ヘ音記号楽譜の上の方に書けばいいんじゃないか?と考えてしまいます。
最近になって「ハ音記号」にも4、5種類あることを知りましたが、要するに印刷技術が未発達な時代に加線を使わないで楽譜を省スペースで作成するために必要だった記号という訳で、現代ならビオラの譜面にはハ音記号を使わなくても「へ音記号」で代用してもいいんじゃないかと考えてしまいます。
「ハ音記号」が今後も廃れずに残る必然性がありますでしょうか?(あるのでしょうね)
balaineさん、書くほうの立場からしますとね、
ハ音記号(Soprano,Tenor,Bass含む)は重宝なんです。
この記号を使って、五線の中にだいたいおさまるように書けば、だいたいはそれぞれのパートの音域に合っていて、しかもきれいに鳴る(ことが多い)んです。それでわざわざ煩雑な記号を使って書いている、っていうこともありますよ。
それと、その記号を使うことによって、奏法を意識して頂くということもあります。
例えばFagottにテノール記号が出て来ると、高いな、と思ってキアイ(という言い方なのかな?)を入れます。Fluteでも、加線が多いと、反射的に&無意識にでもなんでも、くちびるや息のスピードを調節しますよね?だから加線が面倒でも、「8va…」なんていう記号は使うな、と師匠にしつけられました。
Violaだったら、そうですねぇ、五線から下にはみ出るかはみ出ないかくらいの音(つまりは低い音)をきちんと書きたいといつも思っています。らびおさんがおっしゃるように、このあたりがViolaのかたのプライドだと思うので。
楽譜を読むのは、そうです、慣れです。
漢字をたっくさん覚えなくてはならない日本語よりはるかに簡単です(笑)。頻繁に読むか読まないかの差だけなので、外国語や漢字を覚えるよりラクだなぁ、くらいの意識で、少しずつ量を増やして行けばおっけーだと思いますよ♪
自分の解釈では野球の守備ポジションや打撃順にたとえています。バイオリンとヴィオラを持ち替える奏者は打撃順2,3,4番どれでもこなせるまたはサード、ショート、外野守備どれでもこなせる野球選手にたとえています。ですからヘ音、ハ音、ト音記号毎に相手投手が繰り出す球種が打撃順により異なる、またはゴロ中心であったりフライ中心であったりする、これは全ての領域をカバーするピアノと全く異なる弦楽器特有の世界なんです~(管楽器もそのようですね?)ですから、ハ音記号だけの世界にとどまる事は安心感が(必ずヒットを打てる、しっかり守備ができる)あるのですが、突然ト音記号やヘ音記号(バロック曲では練習に遅れて来るチェロパートもヘ音記号楽譜を初見でそれなりに弾きました)にコンバートするときはらびお師の「燃える」ことが大事なんですねぇ~
キザミ専門のヴィオラ擦りの私としては悩ましい問題です。らびお師とはコッホ先生の兄弟弟子であるタベア・ツィンマーマンのシューマンVlaソナタ(Vlnソナタ)を聴くたびに感じます。
さすが作曲家の先生だな~。(^^)
しかもファゴット吹きの視点も交えて頂き、理解しやすかったです。
移調楽器奏者が、「読み替えて吹いています」なんて発言されると、「すっっげ~!」と感心している、ハ長調楽器奏者ですから。
Finale2006購入したまま、どこかにあります。
楽譜作り、作曲(?恐れ多い)にも取り組みたい気持ちだけはもっているのですが、、、「ハ音記号」め、、、
balaineさんのように考える方も多いでしょうね。
でも加線が多くて問題が無いならト音記号やヘ音記号ではなく、全ての楽器の中音域のハ音記号に統一して加線で全音域をカバ~すれば?と思いますよ。笑。
しかし、私は最近ある冗談のような?見解に到達しました。
加線が多いと老眼で何の音だか分かりません!!五線の中ならば周りでなっている和音進行から見当はつきます。どの音部記号も必要なモノなんですよね。大笑。
作曲家さんの説明はわかりやすいです。ありがとうございます。
確かにヴィオラのC線の音で特に開放弦のCの音は他の楽器では出ない音です。チェロで同じ音域の音は出せますが、左手で押さえないと出ない音です。なのでこの音だけはヴィオラ特有の音色をもった音だと言えます。傾向としてヴィオラ奏者はD・G・Cの線の音域の方が(奏者の好みもありますが)ヴィオラ特有の音色を出そうと頑張りますね。笑。その音域が楽器が一番なって顎に音の振動がきますから演奏していて気持ち良いのです。勿論高い音域も鼻のつまった独特の音色があり、好きだと云う方もいますが、ヴァイオリンの様な華やかな音色はあまり望めません。
音域だけではなく各弦楽器の音色まで頭に入れて作曲している人は少ないかもしれませんね。特にPiano系の作曲家は音域で書いている気がします。鍵盤も弦楽器も演奏できる作曲家の方が良いみたいです。その点うにさんはヴァイオリンを習得中なので新作を楽しみにしています。鍵盤系だけの作曲家で弦楽器を熟知しているなぁ~と思える作曲家の一番争いはブラ~ムスとバルト~クでしょうか・・・。
そうなんです。T.ツィンマーマンさんとは同門なんです。W.クリストさんとか・・・・・。しかもT.ツィンマーマンさんとは同じ年齢。私は音大に行く前に寄り道をたくさんしましたので、音大でレッスンを受け始めた時に年齢をU.コッホ先生に言った所、「タベアと同じ年なんだからもっと演奏できて良いはずだ!」とむちゃくちゃな事を云われて怒られていました。笑。世界で大活躍しているソリストと今からこの道を目指す人とは全然違うのだからと反論しましたが、先生にとっては自分で限界をつくることを許したくなかったようです。今となっては感謝ですけど。彼女のCDは先生の教えていたことが見え隠れしていて面白いです。
先生のレッスン中には共演した大作曲家の話や自分で教えた弟子達の話がよく出てきて興味深い話が多かったです。