らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

山形弦楽四重奏団 第68回定期演奏会終了。

2018年07月21日 23時59分59秒 | 山形弦楽四重奏団
 連日の猛暑で、みなさん参ってないかしら・・・・。

 くれぐれも熱中症にはお気をつけ下さい。自分だけはとなめていると大変なことになります。(熱中症経験者談)

 7/16(月)の演奏会から数日経ちました。次の日から猛暑の中、庄内に二日連続で通い、午前午後に子供達のために演奏してきました。オケのみなさんも、もう良いんじゃね〜?と思うほど真剣に演奏していました。タフな人達です。気分悪くなる人など出なくて本当に幸いでした。

 さて、山形Qの定期演奏会も68回を数え、当初目標にしたF.J.ハイドンの弦楽四重奏曲全68曲を完奏出来ました。

 音大の時の友達に、毎日図書館に通いハイドンを聴きまくっている人がいました。毎日のように「Op.〜知っているかい?良い曲なんだよ」と言ってくるのが、正直面倒くさくて、知らないとか良い曲だよねとか生返事して付き合っていました。しかし、当時からそんな何十曲も書いていて、どれも似たり寄ったりの作曲家のどこが良いのだろうと思う気持ちと、全部理解できたら別次元の世界に行けるのかしらと思う気持ちが交差していたように思えます。友人をそこまで虜にする魅力って何なのかしら・・・・(当時の疑問)。

 自分が腰を据えてクァルテットに向き合おうと決めた時に、まっさきに思い浮かべたのがハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンでした。目標は実現できるか分からない位の高さにおいた方が良いと思い、一番曲数の多いハイドンにしたのでした(回想中)。

 こうやって全ての曲を本番にかけてやってみると、ハイドンの素晴らしさや個性に少しは近づけたように思えます。どうしても演奏会のプログラミングという立場から見ると、オープニングのウォーミングアップのような扱いになってしまいがちでしたが、彼の作品から私達は多くのことを学ぶことが出来ました。

 全曲完奏記念で、初めてオールハイドンのプログラムを組んで、真剣に作品に向き合えたのは、良い経験でした。

 全曲演奏達成したので、しばらくハイドン先生さよなら。

 というのではなく、一生付き合う作品群になるのでしょう。

 暑い中、ご来場下さったみなさま、心より感謝申し上げます。

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