らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

ヴィオラ Vol.48

2017年05月05日 23時59分59秒 | ヴィオラ
 「テヌート練習のすすめ」

 楽譜を練習するにあたって、楽譜に書いてある音符により自動的にアクセントを付けたり、スタッカートなどを駆使して練習していませんか??

 例えば、バッハの無伴奏曲を練習する時に(ここでは仮にパルティータの第1番のFugaにしましょう)、重音の箇所で弓をぶつけたり、自動的にスピッカートにしたり、変な場所に(技術的から来る未熟さ)アクセントを付けて、練習しちゃっていませんか??以前どこかで聞いた誰の演奏の影響なんでしょう??一応楽譜上は、そんな記号はありませんよね。

 自分で、このFugaをちゃんと練習しなくてはいけないのなら、すべての音を弦に弓を付けて、まずはテヌートで響きを確かめながら音が並ぶまで練習する方が、後々の仕上がりが違います。きっと。

 ダイナミクスも全て、mf 位でいいかもしれません。

 音が並ぶ前に味付けをして練習してしまって、自分の気持ちが入ったかどうかで、今日の練習は大満足で終わる人たちが世の中、多すぎる気がするのです。

 百歩譲ってアマチュアの人たちは、演奏自体が楽しくなければ趣味として意味が無い気もするので、それでいいのです。誰かの真似が一番楽器の上達を早くする気もするので。

 プロフェッショナルならそれじゃ駄目だと思いますよ。自分の気持ちなんて二の次です。

 このテヌート練習をしていると、ある時、音符たちがどんどん踊り出すんです。

 そこまで行ったら、いろいろな奏法やニュアンスを付けてゆくのです。

 難しい話題ですので、続く。

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