年々、無駄に歳食ってきたせいで、若い頃から使用している電気シェーバー(髭剃り)の使用時間が伸びている気がします。
顔の小ジワ、シワ、肌荒れのせいで、若い頃のように早く髭を剃りきれないのです。
今までやってきたやり方では、剃り残しが目立つように・・・・・。
結局、シワを伸ばしたり、表情を変えたり、シェーバーの角度を変えたり。
ある程度剃れたら、別のところが気になり出し、そこが剃れたら今度は別のところが気になり出し・・・・・・。ちゃんと剃るには、時間がとにかくかかります。
毎日の事のなのですが、年取った方々が温泉で、T字剃刀でシェービングしているのが分かってきました。
ある時に思いました。
この髭剃りとアンサンブルを仕上げてゆく過程がとても似ているなと。
ここが整えば、次の箇所。整えたせいで別の箇所にも問題を感じるように・・・・果てしなく続く修正。
髭剃りとアンサンブルが違うのは、髭剃りはやりきれば顔はツルツル。
一方アンサンブルは、やりきっても本番の緊張、息遣い、会場に響き、お客さまの反応、色々な事が関係して修正したものとは別のものが、結果として出る事も多いのです。
何十回、何百回、本番を経ても理想に辿り着けないのは、アンサンブルの面白さかも。
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