自粛生活の時から始まったエチュードの旅〜5冊目が本日終了しました。
エチュードの旅も何冊かやってくると、若い頃に急いで練習してしまった、難しくて(面倒くさくて)放置した、中途半端に終わらせたetc色んな理由でやり残した物も存在します。J.Palaschko(ヨハネス,パラシュコ、1877〜1932)のエチュードがまさにそれで、折角だからと練習し直すことにしました。
パラシュコは、ヨアヒムにヴァイオリンを師事したベルリンのヴァイオリニスト兼ヴィオリスト兼作曲家です。彼は、480に及ぶヴァイオリン練習曲と、217のヴィオラ練習曲を発表しました。もちろんその他、本格的な作品も数多く残しています。
音大に入る前に練習した記憶がかすかに残るエチュードで、ヴィオラで言えば217全て出版されているわけではないですが、何冊か現在でも出版されています。
私は、一応5冊(種類)の作品を手に入れることが出来ました。
全体を見た感じでは、中級者向き(一部初心者でも演奏できるかも)から上級者向きの幅広いレヴェルの曲達が並んでいます。
まずは、作風に慣れるために一番手頃そうな12 Studien. Viola. Op.55(ヴィオラのための12のスタディ 1912)に手をつけることに。最後の第11番・第12番以外はスムーズに弾けるくらい素朴なメロディが並んでいます。最近は難しい曲にチャレンジしてきたので、もう一度基礎的な音色について考えながら練習を進めました。
ドイツ作曲家が書いたエチュードの旅まだまだ続きます。
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