自粛生活始まった頃は、忙しい毎日が急に分断されたようで、正直何も手に付かない状態でした。
ショックと言うよりは、トンネルの向こう側が見えない状態で、楽器の練習さえあまり出来ない状態でした。(できないと言うよりは、しなかったの方が近いかもしれません)。
昔から努力をするほど根性は無くて、いざViolaを持ち出して、練習するにしても部屋の汚れが気になったり、何かしら他の事に目が行ってしまう習性があるようなんです。
しかし1週間くらいしてから(1週間Violaから離れていたとも言う)、折角の時間をViolaに向かわせたいと考えてみたら、自分の習性として(癖ともいう)、一回ルーティンを確立してしまえば、ルーティンを行わないと気持ちが悪くなる性格だと気づいたのです。
自粛生活期間の庭の草取りでも、毎日これくらいやると決めてからもう2ヶ月以上も毎日やっていますしね・・・・。家の中での軽い運動も時間が来れば、やってしまうような性格なのです。
Violaの事を考えれば、楽器ケースから出すのが億劫で(ここは大事)、家にいる間はケースの鍵を閉めるのを止めました。いつでもすぐに取り出せる状態に。そして、何時から何時までがViolaの練習時間で、このエチュードの中からやってクリアが早ければ、他の曲や音階をし、最後は絶対にJ.S.Bachの曲で締めるようなルーティンをつくったのです。
オケや山形Qのリハーサルや本番があろうともその時間になれば、楽器を出して練習するようになりました。疲れているからの理由で練習しなければ、その方が気持ちが悪く感じるようになりました。
プロだからねぇ〜努力を惜しまないねぇ〜と言われても頭をかくしか無いですが、私にはただの習慣となりました。
努力より習慣・・・・。